ゼルダ史 単語

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トライフォース

この記事は任天堂アクションアドベンチャーゲームゼルダの伝説』における時系列について記述した記事である。

本記事では、時系列に関しては公式サイトゼルダの伝説ポータルexit』のHISTORYを参考するとし、各物語の詳細については、2011年12月21日に発売された『任天堂公式ガイブック ハイラル・ヒストリア ゼルダの伝説大全』(以下HH)を参考とする。

読む際のご注意

ゼルダの伝説』の時系列はHHが発売されるまで、インタビューや説明書などで断片的にしか説明されておらず、さらに矛盾点が多かったため、ファンによって様々な説が提唱、あるいは研究されている状態であった。そのgdgd具合はAVGNが(ネタとして)ブチギレ動画(後述)を作ったほどである。

HHによって大まかな年表が発表されたものの、本書中では「この設定もいつか変更される可性がある」と明言されており、続編の進展具合では変更の可性もあり得ることを付記する。

なお2011年現在、『時オカ3D』の『社長が訊く』において宮本茂氏は「ユーザー時系列を気にしないと言ってくれれば制作が楽なのに。」「シリーズを重ねた以上、無視する訳にはいかない」という趣旨の発言を行った。この辺りの細かい物語についての設定への感想は、N64の『時のオカリナ』時代からの宮本氏のスタンスでもある。

宮本氏の手掛けるゲームは、どの続編がある作品もその作品の前作を知らない人が遊んでも問題なく遊べるようにいつも配慮されている。時系列や設定・ストーリーを関連付けしすぎると、全く前作を知らないプレイヤーが遊びにくくなるため。

ということもあり、『ゼルダの伝説』はどの作品から遊んでも楽しいゲームに作られているので、これから『ゼルダの伝説』を遊ぼうとしている新規プレイヤーの方には、この記事を参考に遊ぶべきと示しているわけではないことを注記しておく。

ちなみにHHが出るまでに書かれていた本記事の推測時系列は、公式ものとはかなり異なっていた。一応、本稿でも「正しい訳ではない」と注意書きがされていたのでお見逃し頂きたい。言い分としては本記事の過去記事も上述のように断片的な情報から解釈、検討、推測した、「これが正解だろう」と考えていた時系列であり、多くのファンサイトで似た時系列が書かれていた(後述のAVGN動画も似た解釈である)。

つまり公式に設定されたゼルダ史は多くのファンの予想をえたものであった事が解る。

神話

ゲーム開始以前に、まず三女によってハイラルを始めとした世界創造された神話が残されている。

トライフォース誕生
三女によってハイラルを始めとした世界創造された神話が残されている。トライフォース創造の経緯もられる。
女神ハイリア魔族の戦い
トライフォースをめぐり女神ハイリア魔族が戦う。

始原の物語

スカイウォードソード
人々がに浮かぶスカイロフトに住んでいた時代。リンクが地上に降り立ち、後にマスターソードへと進化する剣、女神と共にゼルダ世界を救う物語
ふしぎのぼうし
幼馴染であるリンクゼルダはピッコル祭りと呼ばれる祭りイベントの一つ、武術大会へを届けに行くが、大会に優勝した謎の男グフーの手によってゼルダ姫が石にされてしまう。リンクゼルダを元に戻すため、喋る帽子のエゼロと冒険を繰り広げる。
4つの剣
フォーソードの殿の異変に気付いたゼルダ姫主人公リンクと共にフォーソードの殿に向かう。だが突如、封印されていたはずのグフー突然現れ、ゼルダ姫がさらわれてしまう。リンクゼルダ姫の救出とグフー封印のために、「抜いた者の体が4つに分かれる」というフォーソードと共に冒険を繰り広げる。

ターニングポイント

時のオカリナ
ゲルト族出身の盗賊であるガノンドロフトライフォースを強奪、ハイラルを支配したが、マスターソードで時を越え、7年後に時の勇者として覚醒したリンクゼルダ姫、六賢者の手により封印される。なお、この後に登場するガノン4つの剣+を除き全て同一人物である。
ここで3つの時間分岐点が生じ、パラレルワールドが発生する。
まずリンクガノンラストバトルを繰り広げるのだが、ここでリンク敗北するか勝利するかで時間分岐点が生じる。敗北した時間軸は、『神々のトライフォース』に繋がることになる。リンク勝利した場合は7年前の世界に戻るのだが、ここでさらに「時の勇者が去った7年後の時系列風のタクト」、「時の勇者が戻った7年前の時系列トワイライトプリンセス」の2つに分かれることになる。

敗北した場合(神トラ)の時系列

神々のトライフォース
ハイラルの王と7人の賢者達は騎士団(ガーディアン)の多くの犠牲を生むも、辛うじてガノンを封印した。その後、闇のアグニムガノン復活させようとゼルダを含む賢者の子孫のを次々と生贄にげ、復活させる。だが、リンクの活躍によりガノンは再び封印される。
夢をみる島
リンク修行のためにに出ている最中に起きた、不思議な体験。
ふしぎの木の実
トライフォースに導かれ、2つの大地ホロドラム」と「ラブレンヌ」を冒険する。
神々のトライフォース2
トライフォース3銃士
ゼルダの伝説(初代)
ハイラル地方にあった小さな王魔王ガノンとその軍勢が進行、トライフォースゼルダ姫を奪い取った。その際ゼルダ姫は知恵のトライフォースを8つに分け、各地に隠した。リンクは冒険を繰り広げ、見事知恵のトライフォースを全て集めてガノンを打ち破る。
リンクの冒険
ガノンを倒して3年後、残ったガノンの邪気により、ハイラルは荒れ果てていた。リンクは初代ゼルダ姫復活させるため勇気トライフォースを探しめる。リンクの血によってガノン復活させようと魔物達が躍起になる中、リンクは見事勇気トライフォースを手に入れ、初代ゼルダ姫復活させた。

勝利した場合(風タク)の時系列

風のタクト
魔王ガノンドロフが再び復活。人々は勇者再来を祈ったが願いは届かず、々の手によってハイラルは封印され深くに沈められる(ガノンは「々に見捨てられた」とっている)。山頂など、沈まなかった陸地はになる。そこで人々は平和に暮らしていたが、そこに再びガノンドロフの魔の手がび寄る。リンクゼルダガノンドロフと戦い、最終的にトライフォースによりハイラルマスターソード共にガノンドロフは消滅した。全てが終わった後、リンク達は新生ハイラルを建するため新地へ向かった。
夢幻の砂時計
リンクテリーサルバトーレ含む)が新地をしている最中に起きた冒険譚。『風のタクト』にはで定住していなかったゴロン族がいる。
大地の汽笛
リンク達は見事新地を見つけ、新生ハイラルを建(その際、『夢幻の砂時計』に登場した種族もついてきた模様)。それから100年後、魔王マラドーを復活させようとする者たちが現れ、リンクゼルダ姫は冒険を繰り広げる。

戻った後(トワプリ)の時系列

ムジュラの仮面
7年前に戻ったリンクは別れたナビィを探しにに出ていた。その最中、リンク時のオカリナエポナスタルキッドに盗まれる。デクナッツに姿を変えられながらも、スタルキッドを追いかけたリンクは「タルミナ」と呼ばれる、ハイラルパラレルワールドに到着した。の落下により3日で滅ぶタルミナを救うため、リンクは奔走する。
トワイライトプリンセス
時のオカリナ』から数年後、闇の世界に追放されていたガノンドロフ復活(こちらは『時オカ』ED後の子供時代にガノンドロフの野望が明らかにされた事で未然に手が打たれていた)。闇の世界の住人を操ってハイラルを支配しようとするが、リンクゼルダ姫、そしてミドナ阻止される。
4つの剣+
4つの剣』の冒険が伝説になるほど長い時が流れた後、グフーが再び復活する。リンクゼルダ姫を救出しグフーを倒すと共に、その背後にいたガノンをも倒す。

ちなみに、この3つの時系列における最後のリンクはいずれもマスターソードを使っていない。論、次回作の登場によってマスターソードが登場する可性はあるが(しかし、『風タク』の時系列マスターソードの底に沈んでおり、その時系列における復活の可性は限りなく低い)。

不明な時系列

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
公式ではゼルダ史を構成する一つの物語とされているが、作中に他シリーズを思わせる記述が存在するものの、直接的に他の時系列との関係性がられてないため、一時的に当項にて記載する。作中にて、「ガノン」という名の厄災に何度も見舞われた歴史であることがられている。
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
2023年5月時点での、ゼルダの伝説シリーズ最新作。前作『ブレス オブ ザ ワイルド』の直接の続編であり、描かれていない空白期間はあれどその後を描く時系列と明言されている。

その他

ゲスト出演など、ゼルダの伝説が関わった作品。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
フィギュアが動いているという設定のため、本編との時系列とは関係がない。この点は他のゲームも同様である。
リンクのボウガントレーニング
ストーリー自体が存在しない。数多くのデータトワプリから流用しているため、理矢理解釈すると「『トワプリ』後でガノンを倒した後に残った魔物ボウガンいじめ退治しに行っている。」あたりが妥当か。
もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド / いろづきチンクルの恋のバルーントリップ
ゼルダの伝説の登場人物であるチンクル役の作品だが、本編との関係は明かされていない。というか、今後も多分ない。
BSゼルダの伝説
リンクの冒険』から数年後の物語
BSゼルダの伝説 古代の石盤
神々のトライフォース』から6年後の物語。上記2つの『BSゼルダ』の伝説時系列に含まれるのかは不明。というのも、この『BSゼルダ』は25周年のPVでも登場しないなど、黒歴史扱いされている節があるからである。
CD-iゼルダ
海外フィリップス社が任天堂よりキャラクターの使用許可を得て製作した、CD-i用のゲーム1993年に2作、1995年に1作の計3本が出た。時系列や設定などはあまりよく分からないのだが、このゲームにはゼルダ姫役で戦う(しかも『リンクの冒険』のようなアクションゲーム)というしいストーリーがある。しかし、任天堂ライセンス許可のみで開発に関わっていないため、キャラクターだけ正式に借りた別作品と見るのが妥当なのではないだろうか。日本でも発売されていないようだし。ちなみにゲームとしての出来はよろしくないようで、これにもAVGNはキレている。
ソウルキャリバーII
リンクゲスト出演している作品。ストーリーも存在するが、本編時系列との繋がりは明かされていない。ゼルダ時系列に組み込まれていそうな設定がないため、おそらく関係ないと思われる。
ゼルダ無双
無双シリーズとのコラボレーション作品で、スーパーバイザーとして青沼英二氏が参加。基本は「ゼルダ無双オリジナル世界だが、中盤より『時のオカリナ』『トワイライトプリンセス』『スカイウォードソード』の世界と、事件解決後に『風のタクト』の世界も巻き込まれ、それぞれの世界からキャラクターが登場する。お祭り作品なので理に時系列にねじ込む必要はないが、それでもあえてこじ付けるのであれば、トワプリ過去伝説になっているのでトワプリ系列かもしれない。風のタクト伝説られているが、転生で観測し、それが伝承に残っていると考えれば矛盾はない…か?ちなみに、この4作品以外にも様々な作品の要素が武器や技などに組み込まれていたりする。
ゼルダ無双 厄災の黙示録
無双シリーズとのコラボレーション作品第二弾。各作品から様々な要素が集まるお祭り作品だった前作とは打って変わり、本作は『ブレスオブザワイルド本編100年前の世界であると明言されている。ただしBotW本編過去がそのまま描かれるのかと言うとそうではなく、むしろ本編世界から来たと思しきあるキャラクターを中心に本編とは全く別の未来へと繋がっていく事となる。

関連動画

上で述べたAVGN動画。「ハイラル・ヒストリア」が出る以前の動画のため、いろんな意味でだいたいあってないAVGNはもう一本動画を作るべきである。

こちらはヒストリア出版後にBotWの位置付けを考察した動画

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