ホイールズ(Wheels)とは、ダンカンが販売するヨーヨーの名である。
その名の通り、自動車のホイールを模したサイドキャップを持つヨーヨー。
旧型は、かっこいい見た目とスリープ時間の長さから、数十年もの間販売が続けられたロングセラーだった。
2016年に完全リニューアルされ、初心者に向けた設計となった。
1970年代から、2016年の完全リニューアルまで販売された。
固定軸機種で、重量は63g。
現在では標準的な重量だが、当時のヨーヨーと比較するとぶっちぎりで重い。
事実、第1期ハイパーヨーヨーでは(カスタム機種を除くと)最も重量の大きなモデルだった。
また、トラピーズ有効幅が(当時としては)極めて広く取られており、当時としては珍しい、ストリングトリックに特化した機種であった。
そのため、固定軸といえど「ブレインツイスター」ぐらいまでなら楽々こなせるスリープ力があり、熟練すれば「スプリット・ジ・アトム」までできてしまうという、固定軸界のハイエンドモデルであった。
トランスアクセル機種が全盛になってからも、トッププレイヤーからは「ホイールズでどれだけ難しいトリックができるか」は一種のステータスとされ、ヨーヨーの性能に頼らないストリングプレイを示すため、しばしば引き合いに出された。
ストリングが切れやすく腕に負担がかかるので、こまめなメンテナンスと休憩が肝心である。
タイヤの形をした外見も子どもの興味を引く。これほど「ウォーク・ザ・ドッグ」が様になるヨーヨーもないだろう。
第1期ハイパーヨーヨーでも、ダンカンの中ではなかなかの人気を誇った。
さすがにヨメガ機にはかなわなかったが、ハイパーヨーヨー撤退後も、代理店をラングスジャパンに代えて細々と販売が続けられていた。
ハイパーヨーヨーの展開終了に前後して、ヨーヨーのMODS(改造)ブームが起こる。
すなわち、「ホイールズにボールベアリングがついていたら」という、長年の願望が叶う時が来たのである。
改造方法は以下の通り。
ベアリング機にはスペーサーを入れるスペースが必要である。「プレイマックス・バンブルビーGT」「ダンカン・アヴェンジャー」などのスペーサーを火であぶり、熱いうちに本体に押しつけると、プラスティックが溶けてスペースができる。
溶けたプラスティックがはみ出ているので、ヤスリやカッターで整える。
その後、サイズAベアリングを入れればできあがり。
この改造を元に、「ダンカン・フリーハンド(2001)」が設計されたのは有名。
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旧型「ホイールズ」は、子どもの興味を引く見た目でありながら、発売当時としても上級者向けの機種であった。
現在は固定軸ということもあり、お子様におすすめするには硬派な機種となってしまった。
そのため、完全に初心者に向けた機種としてリニューアルした。
プラスティックベアリング搭載、重量は49gと大昔の機種なみに軽い。
このプラスティックベアリングの出来があまりよろしくなく、スリープ時間は旧型よりも少ないぐらいである。
しかし、本機は無改造でサイズCボールベアリングに換装が可能。
余ったフラットベアリングに換装してしまえば、軽いボールベアリング機としてなかなか遊べる機種になる。
それもそのはず、このバージョンのボディは、「ダンカン・バタフライXT(2012)」をベースとしている。したがって、ボールベアリングにしたホイールズは、見た目以外はバタフライXTとほぼ同じである。
ただし、初期型は「バタフライXT」と微妙に大きさが異なることがあり、キャップを組み替えてもきつかったり緩かったりしてうまくはまらない場合がある。
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最終更新:2024/04/24(水) 05:00
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