チューブラーベルとは、打楽器、体鳴楽器に分類される金属製打楽器である。
英語では「tubular bells」と、必ず複数形で表記される、『NHKのど自慢』でおなじみの打楽器。
キリスト教の教会などで見られるような演奏に使われていた鐘を、コンサートの舞台でも使えるように、ひとつひとつの鐘を管状(チューブラー)の鐘(ベル)に変え、ピアノの鍵盤の順番と同様に並べて吊るしたもの。
発明は1867年だとされる。
チャイムやコンサートチャイム、 シンフォニックチャイム、カンパネラなどと呼ばれることも多く、正式名称を知らない人も少なくない。
日本では「のど自慢の鐘」と言った方が通りはいいかもしれない。むろん、のど自慢だけじゃなく、本格的なオーケストラなどでも演奏されるれっきとした楽器である。
余談だが、『NHKのど自慢』が始まった当初、歌の上手い下手は司会者が直接告げていたのだが、下手であることを示す「(もう)結構です」を、「(たいへん)結構です」と勘違いする参加者が頻出したため、今のようにチューブラーベルが鳴らされる数で知らせるようになったらしい。
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最終更新:2024/05/15(水) 13:00
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