チンタラ神ちゃん

『チンタラ神ちゃん』とは、藤子不二雄による漫画である。

概要

集英社刊の月刊誌「少年ブック」に1967年1月号から12月号まで連載されたナンセンスギャグ漫画。

神ちゃん、福の神、ビンボー神の三人(三柱?)の神様が人々に「チンタラ教」を信仰させようと奮闘したり、騒動を起こしたりする様子を滑稽に描く。

ちなみに藤子・F・不二雄大全集において『ドラえもん』の「クルパーでんぱ」というエピソードは「おかしなでんぱ」と改題されているのだが、本作の「クルパー教」はそのままのタイトルで収録されている。

祭神

• チンタラ神ちゃん
  袖の余った服を着て杖を持ち、頭上に天使の輪のようなものを浮かべた小柄な神様。チンタラ教の信者を増やすことに執心している。「チンタラ！」という呪文を唱えることによって、天候操作、瞬間移動など様々な術を使う。神ちゃんの杖があれば他の者でも術を使うことができる。
  好物はバナナの皮。誕生日は12月32日。信者は当日になったらチンタラスマスをお祝いしよう。
• 福の神
  恰幅のいい男性の姿をした神様。顔は『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造に似ている(登場はこちらの方が先)。手に持った打出の小槌を振ると壊れた物や汚れた物を元に戻したり、一月に一枚小判を出すことができる。他にも様々な物を出すことができるようだが、続けて二つ以上の物を出すと三十分以内に消えてしまう。
• ビンボー神
  みすぼらしい格好をした男性の姿の神様。予告カットではかなり不気味な顔をしていたが連載時にはだいぶ愛嬌のある顔になっている。手に持った団扇で扇がれた物はボロボロになってしまう。

信者名簿

• ジロー
  眼鏡をかけた少年。ダンプを追い返すのに協力してもらったのと引き換えに秘密基地の半分を神ちゃんたちの住居として貸した。チンタラ教の信者第一号。神様トリオとの関係は信者と信仰対象というより友人のようなもの。
• ダンプ
  二人の子分を従えたガキ大将。神ちゃんの力を傘に着るジローに対抗するために子分共々信者になったふりをする。
• ダンプの子分A/ダンプの子分B
  ダンプの子分。
• 番野長太
  帽緑(ぼうりょく)中学の番長。ジローを恐喝していたが神ちゃんに痛めつけられ信者になる。

供物

関連コミュニティ

関連項目

• 藤子不二雄
• 藤子不二雄A
• 藤子・F・不二雄
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