テリーとは、「ドラゴンクエストVI 幻の大地」「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」に登場するキャラクターである。
ひたすらに強さを求める孤高の剣士。青い閃光の異名をとる。
強さを求めるあまり悪しき道へ走ってしまうが、改心して主人公の仲間になる(後述)。
本作では微妙な扱いだが実際のところは主人公になる予定だったらしく、堀井雄二は「初期設定ではテリーが主人公だったが感情移入しにくいと思いやめた」とコメントしている。また、鳥山明が最初の描いた”幻のボツ主人公”のイラストがテリーと良く似ている。
発売前の堀井雄二は、「魔族が人気なのでⅥの主人公はそろそろ魔王にしようと思っている」とコメントしているので、DQ4・DQ5・DQ6の天空3部作のストーリーをまとめるとエスタークに該当すると主張する人たちもいる。
DQ10では魔法の迷宮で低確率でドランゴと共に現れる時もある。
加入した時点でのレベルは23とそれなりに高いが、仲間になる時期が遅く、その時には主人公一同のレベルも高くなっていて、お荷物状態に…ということが多い。巷では「ドランゴ引換券」などと呼ばれてしまっている。
ニンテンドーDS版ではステータスや初期レベル(23→28)が強化され、これでお荷物脱却か、と思われたが…。
詳しくは「ドランゴ引換券」の項を参照。
2015年に出たスマホ版で初期レベルの上昇(28→33)、戦士、武道家、魔法使い、僧侶を★8まで極めているなどかなりステータスが強化された。
昔は姉のミレーユと共に、ガンディーノに住むごく普通の少年であった。
しかしミレーユが当時のガンディーノ王の暴政の犠牲となり、城に奴隷として連れ去られた際、それを助けられなかったのがトラウマとなり、心に大きな傷を残した。
姉を助けられなかったのは自分が弱かったからであるとし、ガンディーノを出てからはひたすらに強さを求めるようになった。強さを求める一環として強い剣も常に探しており、アークボルト王家の家宝・雷鳴の剣を手にした後、伝説のラミアスの剣をも手にしようとするが、ラミアスの剣はぼろぼろに朽ちて使い物にならなくなっていたため、主人公に譲り、諦めて立ち去る。
上記の通り彼が強さを求めて旅をする大元の理由は姉のミレーユのためなのだが、主人公と共に旅をするミレーユと何度も道中ですれ違っているにも関わらず、ミレーユの存在に気づく事がなかった。
最終的にはデュランの元へ走り、守るべきはずだったミレーユ本人に向けて剣を向ける事になってしまう。テリーを倒しデュランを倒した後、自らを殺せと主人公たちに叫ぶが、ミレーユの説得を受け、姉と再会を果たす。ようやく真実が告げられ、憑き物が落ちたように仲間になる(無愛想な性格は直っていないが)。
月刊少年ガンガンに連載されていたDQ6漫画では「強い剣」を求める理由がより詳しくつけられており、姉のミレーユを連れ去ろうとするヤクザに対してナイフで切りかかったものの、ナイフが折れてしまいあえなく蹴り飛ばされてしまう。
そのため、姉を助けられなかったのは「武器が弱かったからだ」と強く思うようになっており、強い武器を手にする事に人一倍執着を持っている。
デュランに懐柔された時も、絶大な破壊力を持つ、しかし呪われており意識を支配される破壊の剣をエサにされたかのような形であった(ゲームでは破壊の剣は登場せず所持しない。ゲームでは雷鳴の剣を持って襲ってくる)。
このように本編では微妙な活躍だったテリーだが、1998年発売の『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド(テリワン)』ではまさかの主人公に抜擢された。
本作では幼少時のテリーを操作し、「モンスターマスター」として、ワルぼうにさらわれてしまった幼少ミレーユを救うため、タイジュの国と旅の扉の異世界を冒険することになる。「DQシリーズのモンスターを仲間にできる」という作品コンセプトのため、デュランやデスタムーアといった、6本編のテリーからすれば驚きのモンスターをも仲間として従えることが出来たりもする(もっとも、「DQM」においては魔王級のモンスターは同じ姿をしたニセモノである、という設定はあるが)。また、異世界では未来の自分に会うイベントもある。
続編である『イルの冒険・ルカの旅立ち』では、既に有名となったモンスターマスターとして登場する。
「テリワン」を原作にした吉崎観音による漫画「ドラゴンクエストモンスターズ+」にもテリーは登場する。この漫画は「テリワン」のパラレル後日談という形を取っており、テリーは「邪配合」に魅入られ悪の道に落ちたモンスターマスターとして、作中のラスボス扱いで登場していたが、本作は作者都合による打ち切りのため物語の途中で連載が終了している。そのため、「あの後テリーはどうなったのか」という疑問、「邪配合と進化の秘法の共通点」などから「テリー=エスターク説」の補強など、ファンによって様々な妄想推測がなされている。
2012年には「テリワン」のリメイク『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D(テリー3D)』が発売された。本作ではシナリオクリア後に新たなエピソードが追加され、原作テリワンや漫画ともまた違った展開を見せることになる。原作テリワンでは果たすことが無かったモンスターマスター・ミレーユとの共闘シーンもある。なお、「ジョーカー」のシステムを一部導入しているため、テリー本人もフィールド上でいくつかの呪文や特技が使えるようになったりもしている。
余談だが、このリメイク作品で敵として登場する未来の自分である「剣士テリー」は、テリー自身が男であるため、魔王達と同様に性別が♂固定……と思いきや、勝ち抜きバトルでは敵モンスターの性別がランダムであり、ごく稀に♀のテリーも出てくる。
声優は神谷浩史。DQ4、DQ5のキャラクターが多い中で、DQ6から唯一の参戦。ヘルムートと対峙する主人公と知り合う。
敵にダメージを与えることによって回復できる「ミラクルソード」、前方広範囲を攻撃できる「真空斬り」、雷属性を持つ遠距離攻撃の「稲妻雷光斬り」、上空にも届く前方広範囲攻撃「真空斬り」、分身のオプションを2つつけて本体の動きをトレースさせる「はやぶさ斬り」などの剣技を持つ。
本作はHP回復手段がかなり限られているため、本編ではDQ9でも3DS版7でも限りなく微妙な特技だったミラクルソードは存在そのものが非常に大きな強みとなる便利特技。
稲妻雷光斬りは剣士の苦手な遠距離をカバーする技というだけでなく、キラーマシンなどの硬いマシン系の敵に良く効く雷属性であるのも嬉しい。
そしてこれらの強みをはやぶさ斬りで3倍増しにしてごり押せるのがテリー最大の強み。
もちろん分身の与えるダメージは本体に比べてかなり小さいため、ダメージ量も3倍と言うわけには行かないが、ミラクルソードによる回復量は何故かその補正を受けないので、3倍の早さでテリーのHPはどんどん回復していく。
しかもテンションの溜まるスピードは単純に手数のみを見るため、はやぶさ斬りで手数3倍状態で攻めているとテンションの溜まり具合も3倍。ハイテンションモードに到達すると無敵になるという本作の仕様も相まって、テリーだけ無敵になっている時間が他キャラの3倍あると言えばどんなものか想像できるだろう。アクセサリー等でテンション溜めに特化した装備を組めばハイテンションモードになりっぱなしで戦う事も夢ではないほど。
必殺技のジゴスパークも全キャラトップクラスの範囲・威力・射程を誇る強力技である。
さらにさらに、追加コンテンツで手に入る武器に「ほしくずのつるぎ」というテリー専用武器が存在するが、これもかなりのトンデモ性能を誇る。
攻撃するたびに低確率で相手にルカニをかけるというものだが、前述の通りテリーははやぶさ斬りのおかげで手数がとても多いキャラなので、このルカニがすぐに発動して相手の守備力がスッカラカンになる。
これでいて特殊効果と引き換えに攻撃力が低いなんて事は全く無く、攻撃力最高のメタキン剣が134であるのに対し127もの攻撃力を持ち、十分最終武器になり得る強さ。
弱点と言えば仲間になった直後はMPが低く、相当上手くやりくりしないと上記のような特技連発戦法は厳しいこと、他キャラに比べて露骨に成長が遅い事。
彼の真価を発揮させるには手間がかかるが、使いこなせればもう全部あいつ一人でいいんじゃないかな状態になるほど、一人であらゆる状況をひっくり返してしまえる強さを持つ。
ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城 | アクト / メーア / ディルク / ジュリエッタ / ホミロン アリーナ / クリフト / マーニャ / ピサロ / ビアンカ / フローラ / テリー / ヤンガス / ゼシカ |
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ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり | ラゼル / テレシア / ツェザール / オルネーゼ / ホミロン アリーナ / クリフト / トルネコ / マーニャ / ミネア / ハッサン / テリー / マリベル / ガボ / ゼシカ / ククール ルイーダ / リッカ |
ドラゴンクエストVI 幻の大地 | |
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キャラクター | 主人公 / ハッサン / ミレーユ / バーバラ / チャモロ / テリー / アモス / ドランゴ ターニア / ファルシオン / ランド / ソルディ / グランマーズ / ホルス / ゼニス王 |
地名 | ライフコッド / シエーナ(マルシェ) / レイドック / トルッカ / アモール ゲントの村 / ダーマ神殿 / モンストル / アークボルト / カルカド / メダル王の城 ホルストック / クリアベール / フォーン城 / ペスカニ マウントスノー / ロンガデセオ / カルベローナ / ガンディーノ グレイス城 / ゼニスの城 / ザクソン / デスコッド |
ダンジョン | 地底魔城 / ムドーの城 / 運命の壁 / 魔術師の塔 / 氷の洞窟 / 不思議な洞窟 海底神殿 / 天馬の塔 / ムーアの城 お楽しみダンジョン |
世界 | はざまの世界 |
その他 | ルイーダの酒場 / スライム格闘場 / ジャンポルテの館 |
ネタ系 | デュランに教えてもらった遊び / ドランゴ引換券 / ラミレスの剣 |
モンスター | ブラディーポ / ホラービースト / ポイズンゾンビ / ミラルゴ / まおうのつかい ムドー / ジャミラス / グラコス / デュラン / アクバー / ダークドレアム |
ラスボス | デスタムーア |
掲示板
708 ななしのよっしん
2024/04/09(火) 21:54:55 ID: FXcLKDAm1F
PTが完成してるところに加入するキャラの要件満たしてないってのが全てだな。
すでに役割分担ができている、キャラに愛着が湧いている、そこに割って入るだけの旨みが無い。
堀井がこだわる「人の温かみ」が彼に無い。届いて無い。表現されてない。
709 ななしのよっしん
2024/04/09(火) 22:39:43 ID: jwyWVHIXk4
初期Lv40以上でバトルマスター、賢者、レンジャー、スーパースターのうち3つ、
且つすべての下級職をマスター済み。
これくらいやらなきゃ完成されたパーティに割り込むなんて無理無理の無理だろうなぁ。
710 ななしのよっしん
2024/04/09(火) 22:45:15 ID: 7KQ2AyPhYK
いや、もっと単純にドランゴと同等の能力にすればいいのでは…
つくづく性能の暴力だよなぁあいつ
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最終更新:2024/04/25(木) 15:00
最終更新:2024/04/25(木) 15:00
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