残念だったなぁ、トリックだよ
自分が生きていることについて、ベネット
簡単なトリックだ
お前らのやってることは、全部すべてまるっとスリっとゴリっとエブリシングお見通しだ!
トリックを見破った際に、山田奈緒子
トリックとは、人をだます目的で使われる仕掛けのこと、あるいは手品やミステリーを構成する仕掛けのことである。
いわゆる手品師の口上によく出てくる「種も仕掛けもございません」の「種」「仕掛け」のこと。
手品などではトリックを見破られることなく演技を遂行することが求められるが、推理小説などでは必ずネタばらしが要求されるという正反対の性質を持つ。
隠しポケットや小道具による単純な仕掛けのものから、舞台に大仕掛けを仕掛けておく大規模なもの、演者の技術による錯覚や、あるいは演者の話法やパフォーマンスによってお客の心理の裏をつくようなトリックも存在している。
小説などのトリックには大きく分けて2種類が存在している。
ひとつは、犯人などが探偵などに向けて出すトリック。つまり、登場人物が登場人物をだます為の作品内のみでのトリックである。こちらは探偵役が解決することでほぼ確実に解かれることになり、登場人物による解説がなされることが多い。
もうひとつは、作者が読者に向けて出すトリック。いわゆるトリックが明かされた際に物語の全貌が一気に反転してしまうような、作者が読者をだます為のトリックである。こちらは叙述トリックとも呼ばれている。このトリックについては推理小説だけに限らず、他のジャンルの作品においても使われる場合がある。
だが、どちらにも共通するものとして、作中のある時点においてすべてのトリックは必ず破られるという点が上げられる。推理小説において破られないトリックは推理小説としての破綻を意味しており、トリックが解決されないまま終わる創作作品はミステリーではなくなってしまう。それらの作品はむしろホラーやファンタジーとしての要素が強いといえるだろう。
また、トリックを構成する際のルールも多数提唱されている(ノックスの十戒など)。ただし、これらのルールを完全に守らない名作も存在しているため、絶対的なルールが存在しているわけではない。
より詳しいトリックの分類などについてはWikipedia参照。
掲示板
34 ななしのよっしん
2022/07/29(金) 21:39:08 ID: FkOYK+kBjp
>>30
あと、もう一つ思い出したけどミステリーというより冒険活劇よりだが、
『ファントマ』のジューヴ刑事の無茶苦茶な論理読めば「密室を解かないと犯人を捕まえられない」という理屈が分かる。
イギリス貴族を殺した(これ自体は被告が認めている)イギリス人の男が裁判にかけられているのだが、
ジューヴは「こいつは強盗や殺人犯の悪漢ファントマだ」と余罪を裁判所で言いだす。
(中略:ジューヴはいくつか証拠を上げるが、どれも以下のような調子)
裁判官「しかしですな、貴方が言う最後の殺人事件は被告が留置場にいた時に起きてますぞ。」
ジューヴ「ファントマに不可能などないのです!(キッパリ)」
裁判官「この刑事の妄想に付き合うのやめようぜ…」
35 ななしのよっしん
2023/04/13(木) 00:47:41 ID: 4CvkV+2hcz
一個の物を分割して増やす系のネタがTwitterで話題になると異人館村、占星術だと論争になるがそれ自体はだまし絵とか他ジャンルでは有名な手法(占星術も偽札事件から思いついている)
初めてミステリーで上手く応用したのが島田荘司の占星術殺人事件だったというだけで
36 ななしのよっしん
2023/09/13(水) 22:18:02 ID: cK+GZ+K2yk
ミステリがたいたい殺人事件に集中する理由で
何かを盗む、誰かを連れ去るより比較的トリックが容易になるから、って聞いたことがある。
必然的に盗むという行為にはその物を移動させなかればならないが、壊す、命を奪うだけだったらそうでもないから…とか。
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最終更新:2024/03/19(火) 16:00
最終更新:2024/03/19(火) 16:00
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