ニューカッスル・ユナイテッド 単語

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ニューカッスルユナイテッド

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ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United Football Club)とは、イングランドプレミアリーグに所属するマフィアサッカークラブである。

本拠地はニューカッスルアポン・タイン。ホームスタジアムはセント・ジェームズパーク称は「マグパイズ」。日本での称は「新城」。

概要

ヨーロッパサッカークラブ
ニューカッスル・ユナイテッドFC
基本情報
創設 1893年
所属リーグ プレミアリーグ
ホームタウン ニューカッスル
ホームスタジアム セント・ジェームズパーク
(41,507人)
チームカラー
代表者 ヤシル・アルルマイヤン
プロサッカークラブテンプレート

1881年創設。FAカップを6回、下部リーグを4回制した経験のあるクラブ1993年にはプレミアリーグ昇格を果たし、その後1995-1996、1996-1997シーズンと2シーズン続けてリーグ2位を獲得したが、その後成績は低迷し2008-2009シーズンにはイングランドチャンピオンシップ(実質2部)への降格も経験した。1996年から2006年の10年間に渡り、イングランドを代表するストライカーであり、プレミアリーグの最多ゴール記録を保持するアラン・シアラーが在籍していた。

サポーターは “Toon army”(toonはtownの意)と呼ばれ、伝統的に攻撃的なフットボール愛することで知られる。ライバルサンダーランドとミドルブラ。特に同じタイン・アンド・ウィアに本拠を置くサンダーランドとのダービーマッチは、「タイン・ウェア・ダービー」として知られ、英国「最」のダービーと呼ばれるほど熱狂的でしく、過去にはサポーター同士による暴力事件に発展したこともある。

ディフェンスに定評のあるクラブであり、その変自在のディフェンスは多くの場面でGK混乱させ、大量の得点を生み出している。特に有名なのが2002-2007にかけて所属したDFタイタス・ブランブルGKシェイ・ギヴン所属時には彼の奮闘もありなかなかゴール割れなかったため、憤慨したニューカッスル上層部が2009年にとうとう彼を追い出したのだとも噂された。ギヴンの12年間の奮闘は、尊敬と同情の念を込めてしばしば「労働基準法違反」と呼ばれる。

ジョーイバートンアンドリューキャロルらを筆頭に問題児が多く在籍していたことで知られている。練習中でも試合中でも所構わずチームメイト同士で殴りあうことなどはこのクラブにとってはじゃれあいでしかなく、特にジョーイバートンイタズラのつもりで足を蹴ってきた15歳少年フルボッコにしたり、試合後のTV中継中に相手サポーターブーイングに対し笑顔を出して応戦したり、クリスマスパーティの最中に自慢の高級スーツの袖に火をつけ後輩に対する報復としてタバコを押し付けたり、口論となった16歳少年20発近い殴打を浴びせ逮捕役したり、文学を読んでいただけニュースになったり、殺人であったりもうなんでもありの人間である。

以上のネタ要素と何だかんだプレミアリーグに居座り続ける実も相まって、日本では類稀なネタクラブエンターイナーズとしてされていたが、2021年サウジアラビアファンドクラブを買収。これによって巨額の資本を有するクラブへと変貌を遂げ、降格の危機に直面していたクラブは急チームを増すようになり、2022-23シーズンには21年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得する。

2006年開された映画GOAL!』において主人公のサンティアゴが入団したクラブである。日本人選手では2018年から2021年まで武藤嘉紀が所属していた。

歴史

ニューカッスルイーストエンドFCニューカッスルウェストエンドFCという2つのチームがあり、1881年にウェストエンドが財政難に陥るとイーストエンドが買収し、1893年にニューカッスル・ユナイテッドが誕生。

1898-99シーズンファーストディビジョン昇格。1903年ごろから有望な選手を集めるようになると、1904-05シーズンフットボールリーグで初優勝。1905-06シーズンには連覇を果たし、1907-08シーズンにも優勝。1909-10シーズンにはFAカップ優勝も果たし、20世紀初頭の時代にクラブ黄金期を築くことになる。

1920年代になると、ヒューイ・ギャラチャー、ニールハリス、スタン・シーモア、フランク・ハドスペスらを擁し、1923-24シーズンに2度FAカップ優勝を果たす。1926-27シーズンには4度フットボールリーグ優勝

しかし、1930年代からクラブは低迷期に差し掛かるようになる。1931-32シーズンFAカップでは疑惑の判定もあって3度優勝を果たしたものの、リーグでは下位に低迷するようになり、1933-34シーズンには32シーズンを過ごした1部リーグから2部に降格することになる。2部降格後も苦戦が続き、1937-38シーズンにはゴール数で何とか3部降格を免れるほどの苦戦を強いられる。

第二次世界大戦終了後も2部で過ごしていたニューカッスルだったが、この時代に名ストライカーであるジャッキーミルバーンが登場。1947-48シーズンに10年ぶりに1部リーグへ復帰。すると、1950-51シーズンと1951-52シーズンFAカップを連覇。1954-55シーズンにも優勝し、1950年代に3度FAカップを制覇することになる。しかし、ニューカッスルにとってこれが最後のタイトル獲得となってしまう。

1960-61シーズンに再び2部へ降格。1964-65シーズンディビジョン2で優勝し、トップリーグへ復帰したものの、中位と下位が定位置となっていた。それでも10年以上ディビジョン1の座を守り続けていたが、1977-78シーズンリーグ21位と低迷。6シーズンを2部で過ごした後に一度は1部へ復帰するが、1988年に再び降格。この結果、1992年プレミアリーグ創設メンバー入りを逃す。

1992-93シーズンディビジョン1(2部)で優勝を果たし、1年遅れでプレミアリーグに参戦。そして1995年ケビンキーガンが監督に就任。翌年にはイングランド代表のエースであるアラン・シアラーが加入。2シーズン連続でプレミアリーグ2位入りを果たすなど躍進を遂げる。

1999年に名将ボビー・ロブソンが監督に就任。2000年代に入ってからはシアラーが毎年のようにゴールを量産し、2002-03シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ初出場を果たす。初めてのCLではイタリアの強ユヴェントス相手にを奪い、2次グループ進出という一定の結果を残す。2003-04シーズンにも2年連続でCLに出場。しかし、2004年シーズン途中にクラブと決裂したロブソンが退任すると、その後は徐々にチームは緩やかに下降線を辿り始める。

2005-2006シーズンを最後にシアラーが現役を引退すると、いよいよクラブは本格的な低迷期を迎えるようになる。ジョイバートンアンディキャロルを筆頭に問題児が多く在籍するようになったのもこの頃からであり、ネタ要素満載のチームになってしまい、当然成績は低迷。シアラーの後釜として期待されたマイケル・オーウェンも度重なる怪に苦しみ、2008-09シーズンは18位に終わり、チャンピオンシップ降格が決定してしまう。

2009-10シーズンに1シーズンプレミアリーグに復帰。デンバ・バ&パビス・シセの2トップ、ヨアン・キャバイェらが加わった2011-12シーズンこそ5位と躍進したが、クラブ内部のゴダゴダや監督人事の失敗もあって再び下位に低迷するようになる。2015-16シーズンは開幕から低迷が続くと、シーズン途中にラファエル・ベニテス監督に招聘したものの、リーグ18位に終わり、またもやチャンピオンシップ降格の憂きにあってしまう。

2016-17シーズンチャンピオンシップを制覇し、再び1シーズンでのプレミア復帰に成功。しかし、プレミアリーグ復帰後のチームは不甲斐ないシーズンが続き、サポーターからフロントへの不満が膨れていた。

2021年10月クラブ歴史を揺るがすニュースが飛び込んでくる。サウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)がクラブを買収し、経営権を取得。これによってクラブ世界でも有数のクラブに生まれ変わる。新経営はまず時代遅れの戦術でサポーターからの不満を買っていたスティーヴブルースを解任し、エディ・ハウが監督に就任。また、クラブにありがちなスター選手を買い漁る手法を取らず、大を投じながらもハウのやりたいサッカーマッチした選手を手堅く補強する。この革はすぐに結果になって現れ、降格ゾーンにまで沈んでいたチーム全に息を吹き返し、2021-22シーズンは11位シーズンを終える。

2022-23シーズンには、安定した戦いぶりでずっと上位に名を連ね、最終的には4位という久々の好成績を残し、21年ぶりとなるCL出場権を獲得する。

タイトル

現在所属する選手 

背番号 Pos. 選手名 生年 加入年 前所属
- 監督 エディ・ハウ 1977.11.29 2021 ボーンマス
1 GK マルティン・ドゥブラフカ 1989.1.15 2018 フェネルバフチェ
2 DF キーラン・トリッピアー 1990.9.19 2022 アトレティコ・マドリード
3 DF ポール・ダメット 1991.9.26 2011 セント・レミン
4 MF スヴェン・ボトマ 2000.1.12 2023 リール
5 DF ファビアンシェア 1991.12.20 2018 ポルティーボ
6 DF ジャマール・ラセル(C) 1993.11.13 2014 ノッティガム・フォレス
7 MF ジョエリントン 1996.8.14 2019 ホッフェンハイ
8 MF サンドロ・トナーリ 2000.5.8 2023 ミラン
9 FW カラムウィルソン 1992.2.27 2020 ボーンマス
10 MF アンソニーゴードン 2001.2.24 2023 エヴァートン
11 DF マット・リッチー 1989.9.10 2016 ボーンマス
13 DF マットターゲット 1995.9.18 2022 アストン・ヴィラ
14 FW アレクサンデル・イサク 1999.9.21 2022 レアル・ソシエダ
15 FW ハーヴィーバーンズ 1997.12.9 2023 WBA
17 DF エミルクラフト 1994.8.2 2019 ミア
18 GK ロリス・カリウス 1993.6.22 2022 ウニオンベルリン
20 MF ルイスホール 2004.9.8 2024 チェルシー
21 DF ティノ・リヴラメント 2002.11.12 2023 サウサンプトン
22 GK ニック・ポープ 1992.4.10 2022 バーンリー
23 MF ジェイコブ・マーフィー 1995.2.24 2017 シェフィールド・W
24 MF ミゲルアルミロン 1994.2.10 2019 アトランタユナテッド
28 MF ジョー・ウィロック 1999.8.20 2021 アーセナル
29 GK マーク・ギレスピー 1992.3.27 2020 マザーウェル
32 MF エリオットアンダーソン 2002.11.6 2021 ブリストル
33 DF ダンバーン 1992.5.9 2022 ブライトン
36 FW ショーンロングスタッフ 1997.10.30 2017 ブラックプール
39 MF ブルーノ・ギマライス 1997.11.16 2022 リヨン
49 FW アマドゥ・ディアロ 2003.2.15 2023 ニューカッスルユー
54 DF アレックスマーフィー  2004.6.25 2022 ニューカッスルユー
67 MF ルイス・マイリー 2006.5.1 2022 ニューカッスルユー

※はU-21登録選手。

過去所属した主な選手

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