ニン・ゴジラとはニンテンサバオチザウルス、もしくは京都のあいつである。
131mを誇る京都タワーを超す体高、横幅147mである京都駅ビルと並ぶ体長を誇る。その目は空中を見据えるような位置についており、口内にはいくつかの牙も確認されている。
俗に言われる怪獣のような風体であるが、現在のところなんらかの破壊活動に及ぶ姿は確認されていない。
2017年1月23日にオープンとなった、任天堂の公式WEB通販サイト「マイニンテンドーストア」。サービス開始当日のトピックスとなったのは、ゲームハード「Nintendo Switch」や、ゲームソフト「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」といった任天堂製品の、マイニンテンドーストア限定版の存在であった。
それら限定版の予約を求めて、同サイトのオープンと共にユーザーたちが殺到。まもなくアクセス過多により503エラーが発生し、アクセス制限のためにエラーページが表示されてしまう結果となった。
そのエラーページに描かれていたイラストは、どことなく某怪獣を彷彿とさせるものが、ビル群やタワーのようなものと一緒に写っている、ほのぼのとしたゆるいタッチな内容であった(冒頭の画像を参照)。
アクセス待ちをしている日本中のユーザーたちが目の当たりにしたであろう、そのゆるいイラストは、たちまちTwitterなどのSNSで「かわいい」などと評判になり、この怪獣のイラストを描き上げる者やタオルへ刺繍した者[1]、この怪獣を用いたブラウザゲームを作成する者[2][3]などが表れ始めた。
名前は判明せず、「ニンテンサバオチザウルス」などと呼び始める中で、「ニン・ゴジラ」という呼称も登場。ニュースサイトなどでは、後者のニン・ゴジラとして紹介がなされている模様。
この怪獣について、「GoogleChromeのブラウジング中に回線落ちした時に現れる恐竜とどことなく似ている」「体の形はマグロ食ってるようなやつの方に近い」などの意見も寄せられている。
なお、任天堂が京都に位置していることから、画像に描かれた建築物は京都タワーであるかと考えられたが、ねとらぼの取材によれば「特に設定はない」との回答となっている[4]。
ニン・ゴジラ騒動?の翌日となった2017年1月24日には、マイニンテンドーストアへのアクセスも緩やかになってきており、この怪獣の姿を見る機会は少なくなっており、これを惜しむ声もあった。しかし、注意してほしい。
このニン・ゴジラが最後の一匹とは思えない。もし、新たな限定版が発売されるとしたら、このニン・ゴジラの同類が、またマイニンテンドーストアのどこかへ現れてくるかもしれない…。
…などと言われていたが?
ニン・ゴジラはその後もマイニンテンドーストアにて、定期的に来襲してくることが確認されたのである。
第二の襲撃は2017年2月23日。ファイアーエムブレム Echoesの予約が行なわれる直前のメンテナンス中のわずかな時間に襲撃が起こった。ただし本当に短時間だったため、被害はほとんど確認されていない。ちなみにFEエコーズはスイッチ発売日のニン・ゴジラ大規模襲撃の際の教訓を活かし、限定版は受注生産にするという対応が取られた模様。
第三の襲撃は3月27日。Nintendo Switchの在庫が一時的に復活したと同時に襲撃が発生し、その後短時間で居なくなったようだが同時にスイッチの在庫も1つ残らず消滅していたという。
その後もスイッチの在庫が復活するたびに4月4日、4月13日と立て続けに第四、第五襲撃が起こり、そのたびにスイッチが在庫切れを起こすという事態となった。
4月28日にはゴールデンウィーク入りに加え、スイッチの注目作であるマリオカート8デラックスの発売に合わせてスイッチ本体の入荷も確実視されていたせいか、久しぶりに数時間に及ぶ大規模な襲撃となった。その10日後となる5月8日にも小規模な襲撃が確認されている。
そして5月18日。前日に任天堂が行なったARMSダイレクトにて新規IPの注目作であるARMSと大人気ゲームの続編であるスプラトゥーン2の紹介が行なわれたこともあって、第二襲撃以降では最大規模の襲撃となった。特に、スプラトゥーン2は本体同梱版の販売が行なわれたこともあり、それによってニン・ゴジラの被害が拡大したものと推察されている。結果的にマイニンテンドーストアにニン・ゴジラは半日に渡って鎮座し続け、去った後にはスプラトゥーン2本体同梱版の在庫は1つも残らなかったという。
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最終更新:2024/03/29(金) 21:00
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