ノルバ・シノとは、アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の登場人物であり、おっぱいを追い求める男である。
CGS時代からオルガ・イツカたちについてきた鉄華団のメンバーで、陽気で飄々とした人懐っこい性格の少年。長身でガチムチ昭弘・アルトランドほどではないが筋肉質である。大飯食らいで、鉄華団立ち上げ後の食事で「うめええ‼︎」と5回ぐらい言ったりする。ユージン・セブンスタークとは良くつるみ、まるでボケとツッコミの関係を思わせる掛け合いを見せる。だが仲間の生き死を見てきたこともあり、その死に悲しんだり、慌てる年少組をなだめたりする場面もあり、非常に仲間思いである。
因みに仲間から「シノ」と名字で呼ばれるのはCGSの代表だった「マルバ・アーケイ」と名前が似ていて紛らわしいと三日月に言われたのが切っ掛け。
戦闘能力は高く、体格を生かした白兵戦を得意とする。CGS時代、薄いピンク色をパーソナルカラーとしたモビルワーカーを操縦していることから実力が高いことがうかがえる。(ちなみに三日月は白色、昭弘は水色のを所有していた)
鉄華団としての実際の戦闘では、主にモビルワーカーを使用して敵戦艦にカチコミ乗り込んでの白兵戦を担当。小隊長的な役割を果たしている。
そんな彼だが特筆すべきな点は、鉄華団…いや「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の下ネタ担当であることである。
そもそもこの作品の方向性を決めた名言「死ぬときはでっけぇおっぱいに埋もれて死にてぇって!」と言ったのは他でもない彼である。これについては母性や母親ですら知らないまま育った可能性もある少年兵が彼に生前に語った叶わぬ夢であったこともあって非常に感きわまる言葉だったためそんなに気にしなかった・・・が。
と、鉄華団含めたおっぱい関連の下ネタに事欠かない存在になる・・・・どうしてこうなった。まぁ鉄華団は男所帯であったり、護衛対象も迂闊に手を出せない人だし、そもそもいつ死ぬかわからない少年兵のリアリティが彼によって出ているのは見逃せない。
そんな彼だが、先の名言にして大迷言でも、彼なりに精一杯死を悔やんでの発言である。
戦闘で死者が出た時は彼らの死を悔やみ、嘆き。それでも今を生きている人間のために立ち直り、またいつも通りに陽気に生きていく。それがノルバ・シノの強さである。
二期では鉄華団実働一番隊の隊長と新兵教官を兼任する。組織としての鉄華団の実質ナンバースリー(団長のオルガ、副団長のユージンに次ぐ。三日月はあくまでワンマンアーミー的切り札でありカリスマ)
指揮官である隊長及び教官に就いた事から責任感が一段と強くなっており、新兵である少年たちを戦場で生かすため、敢えて「鬼」に徹する側面を見せている。その際まとめ役をユージンに押し付け依頼するなど適材適所をしっかり考えている。
ブルワーズでの戦闘で多くの仲間を失ってしまったことを契機に力を求めたシノは、昭弘が新たにグシオンリベイクに乗り換えたことにより空席となったグレイズ改に乗り込むことを決意。これによりグレイズ改は、百錬のパーツと阿頼耶識システムを取り入れた「グレイズ改弐」に改造された。
ドルトコロニー到着前にも起動試験を行っており、負荷に苦しんでいたが、同コロニーで始まった戦闘行為に介入する際にはある程度負荷に慣れており、モビルスーツパイロットとして初陣を飾り、鉄華団の危機を見事救うことになった。
なお、この際にグレイズ改弐を「流星号」と呼称し、しかもショッキングピンクというド派手な色に塗装してノーズアートまで入れたため、周囲を呆れさせた上に敵対したアイン・ダルトンを
「あんな厳格だったクランクさんの機体をこんな下品な色に…許せん!!」と憤慨させた。
第2期での愛機はテイワズから提供された獅電のカスタム機「獅電改」・・・なんだが、ノーマルよりピンクがかった小豆色で塗装され、本人も「流星号」呼称。更に一番隊も「流星隊」と改称しようとして隊員たちから顰蹙を買っている。
後に鉄華団のハーフメタル採掘現場から新たなガンダム・フレーム「ガンダム・フラウロス」が発掘され、シノの機体になることが決まったが、これもシノの「この色じゃないとテンションが上がらない」というオーダーによりピンクがかった赤で塗装され、ノーズアートが入れられた。モビルワーカー、グレイズ改弐、獅電改に続く四代目流星号(実際ギャラクシーキャノン発射後に『四代目流星号』と高らかに宣言してる)の誕生である。ちなみにこの顛末は、アニメでフラウロスが赤に塗装される回の直前に発売された「1/144 ガンダムヴィダール」のプラモデルの箱で「ガンダムフラウロス(流星号)」と表記されたことで事前にネタバレされていた。
ガンダム・フラウロスを手に入れたシノは、ハシュマル戦でプルーマとハシュマルを引き離す、名瀬・タービンの救出に極秘裏に駆けつけるための作戦を練るなど、指揮官としての実力を発揮するようになっていた。
そして訪れた、アリアンロッド艦隊との決戦。彼我戦力差2倍以上、MSとメンバーの損耗も激しいという絶望的な状況を覆すため、シノは「スーパーギャラクシーキャノン」こと、テイワズ謹製の巨大ダインスレイヴ弾頭をラスタル・エリオンの艦に撃ち込むため、負傷した腕をヤマギの手によって操縦桿に縛り付けてもらい、囮代わりに放棄するホタルビに隠れて単機突撃する。
この策は見事にラスタルの予想を上回り、絶好の狙撃チャンスを作り出したシノはトリガーを引く…が、無情にもジュリエッタが放ったレギンレイズ・ジュリアの蛇腹剣がダインスレイヴ発射の瞬間にフラウロスをかすめ、弾頭はあらぬ方向に飛んでいってしまう。
狙撃が失敗に終わってしまったシノは、怒りと絶望の余り絶叫しながら敵艦に突撃するが、艦隊からの集中砲火を浴びて撃墜され、戦死した。
このことは鉄華団全員に大きなショックを与え、特にシノに恋愛感情を抱いていたヤマギは「シノの居ない世界なんて意味がない」と、生きること自体に絶望感を抱くほどだった。
だが、シノは持ち前の陽気さで「もしかしてヤマギって俺のこと好きなんかな? ああ、やっぱりな」「俺みたいなのを好きになってくれるやつがいる、そんな鉄華団が好きだ。絶対守りてぇよな」と、ヤマギが男であることも構わず、想いを受け入れていた。シノの死後にユージンの口からそれを聞いたヤマギは立ち直り、シノの分まで戦い抜くことを決意するのだった。
上記の通り、指揮官としてもムードメーカーとしても優秀なシノであるが、肝心のMSパイロットとしては(三日月や昭弘とは搭乗時間に差があるとはいえ)どうにも危なっかしい。MSによる格闘戦に不慣れな点もあるだろうが、無茶な突っ込みやケアレスミスによるピンチが多いのだ。例を挙げると
とにかく突っ込みたがりな一面が目立ち、第2期で小隊長になってもその面は変わっておらず、隊長がむやみに突っ込むなと警告されている。とはいえ、対峙する相手がどれも鉄華団より規模が明らかに大きい故に、指揮官である自身も突撃して相手の陣形を突き崩すなどの役割をしなければならない…ということもあるだろう。
掲示板
382 ななしのよっしん
2021/12/25(土) 15:36:20 ID: 49lPHUIyR7
しかし
「昭弘と一緒に唐突に異世界転移しちゃってどうすりゃいいかわからんので
とりあえずガンダム使って野良機械獣狩りでもやって町を守ることで報酬を貰う」
という生活方法を確立した結果
機械獣の襲撃をメシの種としてある意味では歓迎している様子は
こいつらホントこういう生き方しかできないんだな……という悲哀も感じさせる
383 ななしのよっしん
2023/07/16(日) 23:37:52 ID: 4eQS7lnnLQ
ここにきて改修機が新しく設定されるとは
現地改修感が強く鉄華団らしくてこれはなかなか
384 ななしのよっしん
2023/11/05(日) 16:19:54 ID: YiWVgyHTGL
最終決戦彰宏じゃなく技量上のシノがいてくれてたら早期決着ついてミカと共に生き残ってた可能性あったかも。
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最終更新:2024/04/24(水) 16:00
最終更新:2024/04/24(水) 16:00
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