バッカニア 単語

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バッカニア

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曖昧さ回避

バッカニアとは・・・

  1. をいぶすという意味のフランス語 「boucanier
  2. カリブにてスペイン関連のや土地を襲っていた海賊。由来は(1)のフランス語
  3. イギリス軍の攻撃機。由来は(2)の海賊。 (この記事にて記述)
  4. アメリカ軍爆撃機SB2A」の

バッカニアとは、イギリス海軍空軍で使用された攻撃機である。現在はすべて退役している。

概要

イギリス海軍の艦上攻撃機としてブラックバーン社が開発を行った。初飛行は1958年。バッカニア(海賊)という名前をつけられたこの機体は、遷音速度域(M0.8~M1.2)を飛行する機体特有のデザイン、「エリアルール」に基づく胴体部中央がくびれデザインが成されている。

もっともバッカニア自体は音速をえることはなかったし、初期の頃はエンジンが足らずフル兵装で空母から飛び立つのに燃料を半減(つまり重量を軽減)しないと飛び立てないという、一つ間違えれば英国面に…も、もとい、駄っ作機扱いになりそうなシロモノだったが、エンジンロールスロイス製にしたことで問題は解決すると、低でも運動性もよい使い勝手のいい攻撃機となった。この時期あたりから攻撃機は敵レーダーから察知されないよう低侵入で攻撃するというスタイルをとるようになったため、その点でも使い勝手はよかったようだ。

当初はイギリス海軍の艦上攻撃機だったものの、イギリス海軍CTOL航空母艦を全したことで、すべて空軍所管の攻撃機となる。その後の長い運用期間のラスト湾岸戦争(1991)における実戦参加だった。湾岸戦争終了後1994年にはイギリス空軍の運用も終了、退役した。

輸出が行われたのは南アフリカのみだが、わずか16機のみであり、こちらも1991年にすべて退役。事故で大多数が失われ僅かに残った機体のうち一機が民間会社サンダーティ社に売却。民間人向けのジェット戦闘機搭乗サービスで使われているという。

ちなみに開発元のブラックバーン社は航空業界特有の再編の波にされホーカーシドレー社に吸収。ホーカーシドレーも企業BAe(ブリティッシュエアロスペース)に、そして現在民間企業BAEシステムズと変化している。そのため、出版物の時代によっては「ホーカーシドレー・バッカニア」「BAeバッカニア」とも書かれる一因になっている。

内では「エリア88」におけるサキのよき副官、ラウンデル少佐の乗機だったので意外と知られている機体であるといえるだろう。

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"グラマラス"な機体デザインを堪してほしい。

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最終更新:2024/04/25(木) 17:00

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