パトるとは (パトルとは) [単語記事]

概要

高難易度で知られる女神転生シリーズの中でも屈指の難易度を誇る真・女神転生III。
ゲームオーバーの描写が、アニメ『フランダースの犬』最終回でパトラッシュとネロが連れていかれるシーンに似ていたことから付けられた俗称。
本作をプレイした人間ならば必ず一度は目にするであろう光景である。
ゲームで似た言葉として「hageる」などがある。

パトる原因としては以下のものがある。

本作の胆となるプレスターンバトルシステムの仕様により、対策を取れていないと一方的に攻撃される。
奇襲、状態異常時におけるクリティカル発生率が非常に高い。
特にバックアタック時は物理攻撃の初段が100％クリティカル。
宝箱より出現する敵がそこらのボスよりも強い。
溢れる即死魔法、しかも今作主人公はムドだけではなくハマも食らってしまう。
主人公が倒されると即ゲームオーバー。全員が石化してもゲームオーバー。

また真・女神転生III-NOCTURNE マニアクスにおけるHARD モードにおいては下記も加わる。

アイテム価格＆施設利用料金3倍
被ダメージ2倍、即死＆状態異常確率増加
敵が1体でも動ける状態であれば、戦闘回避（逃走）不可（アイテム、能力、魔法などは除く）
上記仕様により、OP-最初のセーブポイントまでのいわゆるイベント戦の雑魚が強敵に。

近年の一般ゲームにおけるHARD モードは更なるモードへの調整にしか過ぎないが、本作ではデバッカーの気分を味わえる屈指の難易度となる。
実況プレイなどにおいてもよっぽどの知識、運、カットがなければパトる場面が必ず登場することとなる。

本作は万人受けとは言いがたい難易度であるがその分、乗り越えた際の感動も大きく、またやり込めばやり込むほどに味を出す作品のためクリアできるか否かで評価が真っ二つに割れる。
こんな難易度にも関わらず縛りプレイなどが出るあたりが変態企業の調教の賜物と言える。