パンチ佐藤とは (パンチサトウとは) [単語記事]

パンチ佐藤（ぱんち　さとう、1964年 12月3日-）とは、神奈川県出身の元プロ野球選手（外野手、一塁手）である。現在はタレント。本名は佐藤和弘（さとう　かずひろ）。

概要

OB
パンチ佐藤（佐藤和弘）
基本情報
国籍	日本
出身地	神奈川県川崎市
生年月日	1964年 12月3日
身長体重	177cm 78kg
選手情報
投球･打撃	右左投右左両打
守備位置	外野手、一塁手
プロ入り	1989年ドラフト 1位
引退	1994年
経歴
武相高等学校亜細亜大学熊谷組オリックス・ブレーブスオリックス・ブルーウェーブ(1990年-1994年) 茨城ゴールデンゴールズ熊球クラブ
プロ野球選手テンプレート

本名および1993年までの登録名は佐藤和弘。1994年の登録名はパンチ。

武相高等学校では甲子園大会出場はなかった。

亜細亜大学に進学し、最終学年では主将を務めた。

大学の監督に勧められ熊谷組に就職し、野球を続ける。グリーンスタジアム神戸のこけら落とし試合でホームランを記録した。

ドラフト会議の前日にサッカーをして骨折し、松葉杖姿で会見に臨むという異例の事態に。またこの時の会見での発言を皮切りに、明るくそして男気あふれるキャラクターで人気を博した。パンチパーマが特徴的で、安直ではあるが風貌から「パンチ」の愛称で呼ばれていた。

1994年に仰木彬監督と新井宏昌コーチが共同で提案したことで登録名を愛称の「パンチ」へ変更したが、同じタイミングでイチローも鈴木から登録名を変更している。これは期待の若手としてイチローを売り出す際に、既に人気の高かったパンチに注目を集めさせ、イチローへのプレッシャーを軽くする目的があった。
レギュラー定着を果たせず、1994年は23試合の出場に留まり、戦力外通告を受ける。現役続行するつもりだったが、パンチのキャラクター性を見込んだ仰木監督が芸能界入りを勧めたこともあり、プロ生活に見切りをつけ現役を引退した。

タレントとして活動している。引退してすぐは「ショウアップナイター」「プロ野球ニュース」「めざましどようび」など、主にプロ野球関係の番組に出演した。近年は「土曜スペシャル」などの旅番組への出演が多い。

タレントの出川哲朗は高校の1学年先輩に当たり、テレビ番組で共演する際には出川から上下関係をネタにされることもある。

2005年は茨城ゴールデンゴールズに入団しようとしていたが、プロ選手が来たことで熊球クラブに入団し、2008年に退団した。

2014年には武蔵ヒートベアーズの宣伝部長に就任し、2015年で退任した。

髪型をパンチパーマにしたのは相手チームのボールを拾った時に「サンキュー」とため口で言われ、今後舐められないようにとのこと。

上田利治と仰木彬のことは尊敬し、引退して芸能人になったきっかけも仰木によるところが大きいが、一方で土井正三を快く思わず、自署でもDと書いている。