ビレリ・ラグレーン

ビレリ・ラグレーン（Bireli Lagrene）とは、１９６６年９月４日フランスのアルザス生まれのギタリストである。

「ジャンゴ・ラインハルトの再来」との言葉通り、ジャンゴのスタイルを踏襲した、いわゆるマヌーシュ・ジャズに属するギタリストであるが、マヌーシュ・ジャズだけでなく、ロック等に精通したフュージョン・ギタリストとしても名を馳せるなど、単にジャンゴのフォロワーに留まらない活躍をしている。

興味を持った音楽を確実に吸収し、自らのスタイルを変化させていくため、今後も目を離すことができない存在である。

略歴

１９６６年９月４日　ジプシー一家の下に生まれ、４歳の頃、ギターを手にする。

１９８０年１３歳にして『Routes To Django』をリリースし、プロ・デビューを果たす。
この時、単なるコピーではない、ジャンゴのスタイルを消化・吸収したプレイを披露し、神童と謳われる。

１８歳の頃、渡米。そこで、ラリー・コリエルの紹介でジャコ・パストリアスと出会う。
そして、１９８６年ジャコとの共作『Stuttgart Aria』をリリース。
この作品からロック色が強くなり、コンテンポラリーなギタリストとして認知されるようになる。

９０年代にはいるとビ・バップへと傾倒したりしていたが、最近はジプシー路線にスタイルを戻しているようだ。

 

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