ブレイヴフェンサー武蔵伝 単語

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武蔵伝タイトルロゴ

ブレイヴフェンサー武蔵伝とは、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)のゲームブレイヴフェンサーシリーズシリーズの第一弾である。通称「武蔵伝」。
決してサトシ伝ではない。

概要

スクウェア(現・スクウェア・エニックス)製アクションRPG

でっかいシリーズはじめます」のフレーズのもと、「ブレイヴフェンサーシリーズ」第一弾として1998年7月16日プレイステーションにて発売された。2008年よりゲームアーカイブスで配信中である(PSP / PS3 / PSV)。

タイトルの通り、本作のモデルになっているのは日本剣豪として知られる宮本武蔵であり、武器の一つレイガンドは、武蔵が兵法書「五輪の書」を書きあげた場所である霊洞に由来する。五輪の書はレイガンドパワーアップに使われる重要アイテムであるが、武蔵伝世界の曜日にも反映されており、この世界の曜日は、日月火土となっている。作中でコジローも登場する。

2005年7月7日には続編「武蔵伝II ブレイドマスター」がプレイステーション2にて発売されているが、独特すぎるシステムを盛り込んだ結果、1作程の評価を得られず、ブレイヴフェンサーシリーズは2で止まってしまった。余談だが2のコンポーザーは作品に恵まれないことで有名な浜渦正志氏である。

を操る二刀流3DアクションRPGで、敵の特殊を奪う「ゲットイン」というシステムが特徴的である。
ゲームの内容はもちろん、声優が、松本梨香山寺宏一大塚明夫三石琴乃などと非常に。恐らくコンシューマ市場全体を見渡してもオリジナル作品でここまでキャストを集めた作品はそうないだろう。
メイン以外のキャラクターの設定も凝っており、彼らの詳細が乗っている攻略本(解体新書)はファンなら要チェックである。

下の当時のCMを見ていただければ分かるが本作には「ファイナルファンタジーVIII」の体験版が付いていたため、発売前はバーター扱いされ、そちらがメインなどという輩もいたが「武蔵伝」も十分名作である。

プレイヤーハラハラさせる展開が多く、初見殺しなども多い。
スチームウッドみんなのトラウマ

ちなみによく賛否両論となっているアクション難易度の評価だが、これが十字キーアナログスティックのどちらを使ったかで別れることが多い。このゲームは十字とアナログでの操作の仕様が違い、十字キーの移動は歩きから徐々に走りに切り替わり、最高速になるまでに時間がかかるが、アナログスティックでの移動はスティックの倒し方で速度が変わる仕様のため、普通に倒せば一最高速となる。多くのゲームと同じようにこの作品も、ジャンプの飛距離ジャンプ時の移動速度依存しており、また3Dアクションという性質上ジャンプによる障害越えが非常に多いため、初心者十字キーを使うと、助走がかなり必要な歩き動作で助走をほとんどせずジャンプしてなかなか届かないというのを繰り返し、HPがどんどん減っていく事になる。なおPS3アーカイブスの場合にも、メニューコントローラー設定でアナログモードにすればアナログスティックは使えるので問題ない。なお走っている状態で動きを止めると急ブレーキ扱いで滑りが発生するが、これも溜め動作を入れることでキャンセルできるので、困っている人がいたら試してみるといい。

BGM関戸剛氏が担当。「でっかいシリーズはじめます」のキャッチに恥じない壮大な楽曲群は評価が高く、サウンドトラック中古市場で高値で取引されている。メインテーマの「武蔵伝説」を始め良曲ぞろい。世界一かっこいい坑のテーマとして知られる「坑の闇に」、最終章中盤の盛り上がりを演出する「中大庭園バトル」などが有名どころとして挙げられる。

本作には時間と曜日の概念があり、一部のイベントを除いてゲーム内では常に時間が流れている。ムサシ体力や眠気、イベント進行にするのはもちろん、各ショップ定休日や特売日、パンミルクの消費期限などゲームに密接に関わってくる。時間制限式のイベントは先述のスチームウッドや雑貨屋テムくんの救助イベントと強に印に残るものが多い。

の使用人や兵士は1章の襲撃時にどが誘拐されてしまっており、フィールドのあちこちにばらまかれているビンチョフィールドという檻に囚われている。レイガンドで破壊することで救出が可で、助け出すとイベントの人員や必殺技の伝授、の雑貨屋に新商品が入荷するなど、色々な方法でムサシサポートしてくれる。楽団員を救出するとBGMにその楽団員が担当するパートが追加されていくなど演出が細かく、全員ってから流れるBGMは感慨深いものがある。

ヤクニックの関係者の名前は全て焼肉関係の単をもじって命名されており、敵国であるル・コアール帝国の関係者はお酒関係の名前で統一されている。中には理やり感が否めない名前もある。
例)ヤキカーゲン楽士(焼き加減)、布係ビセット(Bセット)、見りのナミロス(並ロース

本作のコレクション要素として「フィギュア収集」がある。ストーリーが進むごとにおもちゃ屋に新作のフィギュアが入荷され、全種類コンプリートした上でクリアするとエンディングが少しだけ変化する。一定期間ごとにフィギュアの値段が変動したり、一度でも自室で開封して遊んでしまうと売却不可能になるなど妙にリアル。なおスペシャルシリーズはそれぞれ特定条件を満たさないと入荷しない隠し要素であり、コンプリートの壁となる。全ての宝箱を開ける、一度クリアした上でレベルを一定値に上げる、中には入荷されずとある人から直接入手するといったものもある。

登場人物

ムサシ CV松本梨香
本作の主人公。フィーレの「英雄召喚」によってヤクニックに召喚された凄腕の剣士
…なのだが、フィーレが未熟であったため、10歳程度の少年剣士の姿で召喚されてしまう。
年齢も見た相応になってしまっているが、元は成人男性であるため時折大人びた発言をする。
元の世界に戻るために王危機を救わねばならず、おまけに召喚時に体内に吸収した「ビンチョパワー」が切れると尽きてしまう体質になってしまった、なかなかの苦労人。
ゲットインを有した丸」と、ヤクニック伝説レイガンド」を手に、を救いル・コアール帝国からヤクニックを守るために奔走する。
丁度本作発売時期はアニメポケモンが軌に乗り出した頃であり、ムサシ演技がほぼサトシと変わらなかったため、サトシ伝だと揶揄される羽に。
フィーレ CV小桜エツ子
ヤクニック君。やんちゃでお転婆かつ自画自賛がしい。
国王王妃を出ている隙を狙ったル・コアール帝国の襲撃の際、急遽未熟な彼女が「英雄召喚」を行うことになったが、案の定不全な召喚となり、ムサシ子どもの姿で召喚されることになった。
ムサシ召喚後、ル・コアール帝国に囚われてしまう。囚われている間にル・コアールに促されて「英雄召喚」を行い、今度はコジローを召喚してしまう(こちらも子どもの姿)。世界を越えて決闘を実現させた本人である。
最終章、投げ飛ばされたり吹っ飛ばされたり色々ひどいに遭うのだが本人は至って問題なし。
1章で襲撃された修理が進まずあちこちに大穴いている状態でエンディングとなり国王夫妻が戻ってくるが、留守中に外交問題が起こっていたなどと報告できるわけもなく、夫妻には「が暴れてが滅になってしまい修復中」ということにした。それに納得してしまうのも色々問題だが。
執事ユッケル CV北村弘一
国王夫妻不在の間、を取り仕切る執事。ル・コアールの襲撃時に誘拐されずに済んだ5人のうちの1人。時は面会場におり、助けたの人員との面会を取り次いでくれる。24時間どのタイミングに行っても起きているため、ムサシに「いつ寝てんだ?」と思われている。通称「ヒゲじい」。
サメ長 CV緒方賢一
アミヤク長。長と言っても実質的には雑用係のようなものらしく、で起こったトラブルを解決する役回り。基本的には自分で解決しようとするが、手に余ると判断するとムサシを頼って様々な相談を持ち掛けてくる。作中で一度風邪をひいてしまい、夫人の提案でムサシが一時期長を代行することになる。
テム CV大谷育江
の雑貨屋の息子で、いわゆる生意気なお子様。ガールフレンドミントと2人だけで地に出かけるなどパワフルな一面も見せるが帰りが遅くなって締め出しをくらい、そのときにヴァンビに襲われてしまう。3章前半は彼を助ける万能薬を作るために鉱山とふたご山を駆け回って材料を集めることになる。イベントに失敗するとヴァンビになり以後登場しなくなる。
アイおばさん CV安達忍
雑貨屋を切り盛りする肝っ玉母さん事故で夫を亡くしてからは女手一つでテムを育ててきた。3章ではテムがヴァンビに襲われ自身を理やり奮い立たせて商売を続けていたが、イベントに失敗するとテムの呪いの元を断ち切るため3章の間店を閉めてしまう(回復アイテムの補給がほとんどできなくなるためゲーム的には非常に厳しいことになる)。雑貨屋はと提携しており、が新しい商品を開発すると入荷する。一特売日を設定しており、毎週曜日は全品割引となる。
レントルーム CV江原正士
宿屋を経営する兄弟。専ら働いているのはレントの方。3章でテムがヴァンビに襲われると解剤の材料を取りにレントが単身ふたご山の頂上へ向かうが、途中で自身の限界を訴えムサシ材料の収集を頼む。彼に話しかけてからゲーム内の12時間以内に材料を頂上から取ってきて渡さないといけない。失敗すると責任を感じてを出てしまう。レント材料取りに行ってからはルームが一時的に単身で宿屋を運営するが、イベントに失敗するとそのまま正式に宿屋の人となる。
レッド
パン屋の店パンを焼いて店に並べた後はジャムに任せ、浸りの日々を送っている。奥さんが亡くなってからこのような生活になってしまったらしく、それまでは王でも随一のパン職人コンクール入賞の経験もある。このときのはなぜかとう品として手に入る。酔っぱらっていることが多いが、第3章でムサシと会話したときは酔いながらもムサシにわかりやすいよう話し方を合わせるなど、根はしっかりしているようだ。
ジャム CV大谷育江
レッドを支えるパン屋の看板娘が亡くなってから浸りになってしまったを心配しており、2~3章で場が閉まっていることを機にお酒をやめてくれるのではと期待していた。基本的に並んでいるパンの焼いたものだが、ストーリー後半になるとそこから手を加えた手作りサンドも販売するようになる(パンの中でも回復量は最も高い)。余談だがジャム少年役や動物役の多い大谷育江普通女の子を演じているしいパターンである。
ボリー CV西川幾雄
鑑定屋の店で、冒険で見つけた董品を鑑定・買い取ってくれる。後半になるとムサシが自分で鑑定できるようになるため、専ら買取業者となる。名前の由来は「ぼったくり」なのだが、ムサシからぼったくることは一度もないどころか、お金を払うことも一切ない。むしろ董品というカテゴリであればどんながらくたでも買い取ってくれる。ジャンも常連だが、まともなものを持ってこないらしい。
ルーズ CV植木
フィギュア好きが高じておもちゃ屋を開いてしまった変わり者。コンプリート要素であるフィギュアを扱っているのだが、初回入荷分は店である彼が店に並べる前に買い占めてしまうため、村人が買えるのは二次出荷以降の商品となる。
フォレス CV千葉繁
スチームウッド管理人だが仕事に対して不であり、管理を「たまに見回りをするだけの簡単なお仕事」と考えている。が文句を言ってもまともに仕事をしないらしく、1回暴走も対応をムサシ丸投げしている。収まってからはある程度まともにはなったものの、不意を突かれて2度暴走を引き起こさせてしまう。おそらく言い訳させたら王一。
ランド
を結ぶゴンドラ管理人仕事に対して強い責任感を持っており、ゴンドラが壊れてしまってから仕事が実質くなり浸りになってしまう。中盤にゴンドラ修理了してからは元の生活に戻るが、から直接に行った方がいためイベント以外でゴンドラを使うことはあまりない(設定上村から直接に行くには崖をえる必要がある)。夫人は井戸会議に加わっている。
ホワイト牧師 CV亀山助清
教会で牧師をしている穏やかな人物。第3章では教会がル・コアールに占拠されてしまい、ムサシ教会解放するまで屋外で立ったまま寝ている。井戸井戸の中に降りるかぎロープを管理している。には信仰心の強い住民があまりいないためか人に役立つ教会しており、毒状態教会に行くと解してくれる。死者蘇生研究もしているとかいないとか。
ダクレイ
場のマスター場(当時は古びたカジノ)の地下に遺跡が広がっていることをどこかから聞きつけ、強引に店を入手し遺跡への入り口を開く。その結果にはヴァンビがするようになってしまい、テムはそれで襲われた。ムサシを言いくるめ、財宝が眠る部屋へのを開けさせるが、中に入っていたのが汚いベルト1本だけという事実に愕然し、自身が犯した罪を自覚する(実はベルト伝説の武具の1つだった)。以降は心しでの場経営をに行っている。4章以降はヴァンビが出現することはなくなり、彼に店で話しかけると地下に出入りできる。
タンブラー CV三石琴乃
場のママ。ダクレイとは別のルートだが彼女も流れ者であり、に客の話相手が仕事マスターに代わって飲み物を出すこともあり、ムサシ彼女を通して注文することができるが未成年のためジュースしか注文できない。他のお酒もしっかり説明文があるのだが。を持っておらず、宿屋に滞在している。
マッチョ
タンブラーの連れでボディーガード。場で彼に話しかけるとハイアンドローで遊ぶことができる。ナミロスを救出するまでは長からの依頼でふたご山入口の見りをしており、自由に出入りができない。と言ってもナミロスのすぐ近くに囚われているため、マッチョが見りをする期間は短い。タンブラー同様彼も宿屋に滞在している。
ジャン CV大塚明夫
世界を股にかけるトレジャーハンター自称)。初対面時ははずれのし台に囚われている。救出すると度々冒険をサポートしてくれる。武蔵伝説に詳しく伝説の武具を所有していたり、最終章のヒントを与えてくれる。レノ相棒で、常に一緒に行動している。
コジロー CV安達忍
ムサシと同じ世界出身の剣士。向こうの世界では日々ムサシを追いかけまわし決闘を申し込んでいた。による2度英雄召喚で登場するが、こちらも量不足のため子どもの姿だった。その際偶然部屋の前を通りかかったトポに騙され対ムサシ要員としてガンリューに連れていかれる。そこに五輪の書の解放のためムサシが現れ、(に化けたトポ)を巡って決闘を行う。最終版に再登場した後行方が分からなかったが、事に元の世界に戻っている模様。
ボルドー CV千葉繁
ル・コアール軍少尉で、第1章でヤクニックを襲撃した際の指揮官蒸気機関兵の開発も行っており、第1章のボススチームナイトは彼の渾身の一作。やたら筋々のため、ムサシからは「筋肉バカ」と呼ばれている。兵器開発を行えるため頭は悪くないはずなのだが、そう感じさせない残念な言動。第2章終盤で五輪の書争奪戦を行うことになるが、その後最終章まで姿を見せない。
リキュール CV宮村優子
ル・コアール軍中尉、第3章ヴァンビ兵計画の実行者。帝国内のミスコンで準優勝する美人だが、負けたのがであるブランディのため対抗心を燃やしている。頭に血が上りやすく、ムサシとの初対面時も売り言葉に買い言葉ですぐ戦うことになった。撃った相手をビンチョフィールドに閉じ込めるを持っており、ムサシも一度囚われるが自で脱出した。
ブランディ CV三石琴乃
ル・コアール軍大尉帝国ミスコンではを抑え優勝している。情報収集やスパイ活動がな任務のため、作中で彼女作戦を立案をしたり前線に出てくることはなく、扱いとしてはちょい役。リキュールやらかした失敗の拭いは大抵彼女がやることになるため、ヴァンビ兵計画を持ち出されたときは彼女を煽っていた。
リーダーズフォー
エドCV山寺宏一)、ベーンCV茶風林)、トポCV大谷育江)の3人組で、中盤から登場。全員が自分をリーダーと思っており、最終章で一人ずつ戦うことになる。その際毎回リーダーだと自己紹介するためムサシに突っ込まれる。実はヤクニック英雄召喚を模倣した実験で召喚された異世界の元犯罪者で、失敗扱いで捨てられかけたところをウォッカに拾われた過去があり強い恩義を感じている(割には捨てられた時のことも考えていたりする)。エドとベーンは最終章で文字通りの戦闘となるが、トポはリズムゲームでの対決となる。普段はそれぞれ独自に動いており、トポは一時期に化けてに潜入していた。
ウォッカ CV大塚明夫
ル・コアール大佐テキーラ総統心。常に沈着冷静で部下の行動に日々頭を痛めている。底の知れない人物だがその実態は…?
テキーラ CV緒方賢一
ル・コアール総統で、皇帝死亡しているため帝国の実権を握っている。ヤクニックからレイガンドを奪い、その世界を支配しようとしている。体臭がとんでもなく臭いらしい。なおボルドーは彼の息子である。
ミンク
世界でも13匹しかいない希少な生物チョウジュベリーという重な果実を持っており、これを食べるとムサシHP上限が上がっていく。そのためにはミンクーを持ち上げる必要があるがすばしっこいため難しい。チョウジュベリーを回収したミンクーは屋番に保護されている。13匹全てからチョウジュベリーを回収すると、彼らのであるマザーミンクーがとあるところに出現する。

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ピコカキコ

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たった一人のともだち(ブレイヴフェンサー武蔵伝について語るスレ#100)

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