ボルテッカとは
ボルテッカァァァ!!
である。「ボルテッカー」ではない。
アニメ「宇宙の騎士テッカマン」に登場するヒーロー・テッカマン(CV:森功至)の必殺技。
関連作品によって大きく中身が変わっているが、基本「テッカマンの必殺技」という認識で構わない。
ヒーローの必殺技らしく、技名の叫びが入るが、関連作「宇宙の騎士テッカマンブレード」でこの技を叫んだ森川智之が収録時のシャウトでマイクを2本破壊したという伝説があるため、叫びが注目されている。
額に装着されたボルテッカ発射口から、蓄積されているエネルギーを発射し敵を破壊する。
エネルギー弾は一撃必殺の威力を持ちながら、追尾・貫通性能も有しており、極めて強力。
だがエネルギーを一気に消費するためか、発射前後は無防備となる諸刃の剣。この欠点は後の作品にも引き継がれている。
当然連発などもってのほか……の、はずだが。
格闘ゲーム「タツノコファイト」でもボルテッカはエネルギー弾だが、格闘ゲーム「タツノコvsカプコン」ではボルテッカがビーム形式に変更されている。後述の「ブレード」が「タツカプUAS」で参戦しているので、その影響もあってか。
テックランサーにボルテッカを当て、その刀身からエネルギーを射出する。
広範囲にエネルギーを照射するために用いられる。
主力武器のテックランサーを敵の上に投げる「大回転テックランサー」から繋げ、テックランサーにボルテッカを放つことで、周囲にエネルギーを拡散させることができる。
格闘ゲーム「タツノコvsカプコン」のテッカマンEDアニメパートにおいては、テックランサーをロールちゃんに投げてもらい、必殺技のお手伝いをしてもらった。この時に「超回転テックランサー!」と叫んでいるが、これが技の正式名称なのか、或いはロールちゃんにお手伝いしてもらったが故の特殊仕様なのかは不明。
続編ではこのアニメパートが削除されているが、代わりに通常パートに「ブレード」らが追加され、さらに豪華に。
ボルテッカの消耗は先述の通りであり、基本的に連射するようなものではないが、この技は一点にボルテッカを三発連続で放ち、敵を粉砕する。
一発でさえ死ぬほど消耗するボルテッカを三発放つなど、無理無茶無謀極まりない技であり、作中でも禁じ手とされていた。
ボルテッカでさえ通じない敵に対しやむなく解禁したが、ただでさえ命に関わるこの技を、しかも発射中に敵の攻撃を受けたこともあり、敵の破壊にこそ成功したが、変身者の南城二自体も仮死状態にまで陥ってしまった。
「テッカマンブレード」と共演した格闘ゲーム「タツノコvsカプコン」の続編「タツカプUAS」において実装された、「テッカマン」と「テッカマンブレード」による合体攻撃であり、ボルテッカ夢のコンビネーション。
「ブレードⅡ」においては複数のテッカマンが共に戦うのが基本であるため、ボルテッカを合わせることも多く、ブレード側の場合はそこまで珍しいことではない。
しかし、初代テッカマンが後年の新たな「テッカマン」と共闘するのはレアケースであり、初代の使うダブルボルテッカは「タツカプUAS」だけである。
テッカマン=南城二が参戦するメディアミックス企画「Infini-T Force」でも、テッカマン(CV:櫻井孝宏)の必殺技として運用されており、そのデメリット描写も散見される。
なお、アニメにおけるボルテッカの演出は「タツノコvsカプコン」同様、「ブレード」版に近いものになり、必殺ビームのような演出に変更されている。
フッ…いくら進化したといえどこの至近距離からのボルテッカではひとたまりも…
何っ!?
アニメ「宇宙の騎士テッカマンブレード」シリーズでは、敵味方ともに登場するテッカマンに装備されている反物質砲として存在する。
多くのテッカマンが使用できる基本装備だが、「ブレード」では唯一テッカマンダガーにだけは装備されていない。
後に「ブレードⅡ」とその小説版にて、ほぼ素体同然となるテッカマンアキと、戦闘目的ではないテッカマンジュエルが登場し、ボルテッカ非搭載テッカマンは三体となったが、それでも装備されていないテッカマンは少ない。
基本的に一回の戦闘で一発が限度。体内のフェルミオンを加速させて撃ち尽くす技であり、反動も大きい。
ただしこれを再現した場合、使い勝手が非常に悪くなるためか、ゲームへの外部参戦時は再現されず、リソースの許す限りボルテッカを使うことができる。所謂格ゲー補正やらのことである。
装備しているテッカマンごとにボルテッカの発射機構は異なっている。例として通常のテッカマンブレードは肩、テッカマンエビルは胸部、テッカマンランスは首近辺に装備。
さらなる例外としてテッカマンレイピアは反物質自体は生成できても発射機構が存在しないため、ボルテッカを使用することは自爆、すなわち死を意味する。
主人公「Dボゥイ(CV:森川智之)」の変身する「テッカマンブレード」がサポートロボット「ぺガス」に乗り、後述の「フェルミオン砲」の補助を受けて放つ、強化型のボルテッカ。
サポートロボットが必要なせいか、或いはブレード単体の進化形態が存在するためか、外部出演だとやたら不遇であり、SRPG「スーパーロボット大戦J」では登場後すぐに進化形態が登場するため僅かな間しか使用できず、格闘ゲーム「タツノコvsカプコン」ではそもそも登場すらしない。
逃がすかっ!
ボルテッカァァァーッ!!
その「進化したテッカマン」である「ブラスターテッカマンブレード」が放つボルテッカ。
台詞では「ボルテッカ」とだけ表現され、「スーパーロボット大戦シリーズ」では「ブラスターボルテッカ」、「タツノコvsカプコン」では「超ボルテッカ」とされる。
初使用時はチャージだけでラダム獣を粉砕、大地を揺るがし地形を歪ませ、いざ発射すると、核爆発にすら耐えられるラダムテッカマンのテッカマンランスを真正面から消滅させた。
そして森川智之氏のシャウトで収録に使用したマイクが死んだ。
腕と大腿部に発射機関が追加されており、計16基を用いて放つボルテッカは、周囲に拡散させる通称「全方位超ボルテッカ」や、ランスを消滅させた一点集中型など撃ち分けが可能である。
本編終了後、「ブレードⅡ」までの間に起こった事件により結果的にブレードが再フォーマットされたことがきっかけとなり、ブラスター化自体が使用されなくなる。
ちなみに「タツノコvsカプコンUAS」の超ボルテッカは、初代がブレードに寄った演出が成されたように、ブレード側も原作やスパロボにはない螺旋模様があり、初代のボルテッカを意識していると思われる。
また、「ブラスターテッカマンブレード」は、武器であるテックランサーからもボルテッカのフェルミオンを放つことが可能。ボルテッカの発射機構を展開する必要もなく、対象に向けるだけで発動できる。
おそらく「テッカマン」の「ビームブレイク」に相当する攻撃だと思われる。
ボルテッカの反物質を凝縮、そのエネルギーごと敵に突進する。
「ブレードⅡ」でブレードが特訓の末に編み出したちょっと何やってんだかよくわからない必殺技。
本編中でこれが命名されたことはなく、この名称はSRPGゲーム「スーパーロボット大戦W」にて命名された。
テッカマンブレードには突進技「クラッシュイントルード」があり、これとボルテッカを合成した技と判断されたのだろうと推測される。
しかし、「J」におけるハイコートボルテッカのように、習得後すぐブラスターテッカマンに進化できるようになるため、使用価値がほぼなくなってしまう死に技と化す。
一応ブラスター化しても技自体は残り、スパロボオリジナル仕様としてブラスター化状態で撃つことができるが、設定ミスか或いはブラスターボルテッカを尊重しての意図的な仕様なのか、通常ボルテッカ→ブラスターボルテッカと違い威力・燃費ともに一切強化されないため、このようなことが起こってしまった。
ハイコートボルテッカに次いでこの事態の発生により、同様の技が「ハイコートボルテッカ枠」と言われるようになってしまった。
ブレードのライバルポジションである「テッカマンエビル」が用いるボルテッカ。
精神コントロールにより、ボルテッカのエネルギーであるフェルミオンの発射量を調節することが可能なばかりか、ボルテッカの軌道を捻じ曲げたり、相手のフェルミオンを吸収して威力を上乗せすることまで可能。
ただし操作には限界があり、PSYボルテッカで吸収できる限界を超えた火力を叩き出す先述の「ハイコートボルテッカ」は、このPSYボルテッカに打ち勝つ為に用意された。
後にエビルも「ブラスターテッカマンエビル」に変化し、限界を超えた進化によりボルテッカも強化。
ボルテッカの応用でフェルミオンでバリアを張ることも可能になったが、流石に超ボルテッカは吸収できない。
「ブレードⅡ」ではこのPSYボルテッカから分岐したような以下の二つのボルテッカが登場する。
「ブレードⅡ」の主人公「ユミ・フランソワ(CV:國府田マリ子)」が変身する「テッカマンイーベル」に誤って装備されてしまった、地球製のボルテッカ。
ボルテッカの質は通常のボルテッカ程度だが、命中した標的をフィールドで覆うことで破壊力を保ち続け、広域を殲滅し続ける凶悪な技。PSYボルテッカを広域破壊に特化させたような性能だが、精神コントロールが必要なのも同様であり、使用するユミ・フランソワが未熟なため、この技に失敗することも非常に多い。
敵を追尾し、敵を貫いても止まらないため、初代ボルテッカにある意味近い性質を持つ技である。
外部出演「スーパーロボット大戦W」では、設定を汲んで異常な広域殲滅能力で実装されており、スパロボ史上に残る凶悪なマップ兵器のひとつとして語り継がれている。
また、原作ではブレード登場回に、ブレードのボルテッカをガイドラインに「リアクター」を放ったことがあり、これが合体技「ダブルリアクターボルテッカ」として実装されている。これも凶悪な破壊力を備えており、ブレードとイーベルの性能の暴力をさらに底上げする事態になっている。
「ブレードⅡ」のボスであるテッカマンデッドの重装形態が、肩の追加装甲部分に持つ機関。
PSYボルテッカの吸収能力に特化したような装備であり、敵のボルテッカを吸収したり、吸収したボルテッカをそのまま撃ち返すことが可能。
なお、デッドはこれの他にも外付けのボルテッカ発射機関を所持しており、軽装形態でも武器であるテックランサーと合体させてボルテッカを放つことができる。
地球側の連合軍の開発した兵器であり、一言で言うなら「地球の技術で再現された量産型ボルテッカ」。
パワードスーツ「ソルテッカマン」を始めとした連合の戦力に装備されているが、テッカマンに対してはよくてひるませる程度しか期待できない。
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最終更新:2024/03/28(木) 18:00
最終更新:2024/03/28(木) 18:00
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