ポンとは、日本の4コマ漫画家。元々はニコニコ動画において、東方Projectの手書き4コマ漫画を投稿していた動画投稿者である。pixivでは『艦隊これくしょん〜艦これ〜』の漫画でも知られている。
タグとしてはポン(東方手書き作者)が使われている。
2009年6月3日に投稿したデビュー作「元々シュールな 東方手描き4コマ」を皮切りに、現在(2011年7月22日)までに合計16の動画を投稿している。
タイトルは1作目から9作目までは「元々シュールな東方手描き4コマ○○」(○○は作品ナンバーにちなんだサブタイ)で統一していたが、10作目からは「スクランブル東方4コマ」「無茶振り東方4コマ」など作品内容に合わせたタイトルを採用するようになった。
当初は動画投稿のみだったが、2010年4月7日からユーザー生放送の配信を開始。同21日からはpixivでも投稿を始め、さらにTwitterでネタを募ってみるなど、活動の場を積極的に広げている。
シュールかつテンポのよい作風に上手く合わせたBGMのチョイス、シンプルだが可愛らしいキャラ絵などで人気を集め、回を追うごとに視聴者も増加。現時点(2010年10月4日)で合計9作品が10万再生を達成しており、また11作目にあたる「無茶振り東方4コマ!【Twitter発企画】」で初めて東方カテゴリのデイリーランキング1位を達成するなど、界隈での知名度も高まりつつある。
2013年頃からpixivで『艦隊これくしょん』など他作品の2次創作も発表するようになり、2017年現在では艦これを中心にオリジナル作品も含めて発表の場をTwitterへ軸足を移している。そして、2015年には初の商業単行本『ノヒマンガ』(下記に詳細)が発売され、目出度く職業漫画家となった。
なお、他ジャンルに活動を移行したのは決して流行ありきのものではなく、現在も変わらず東方ジャンルでの活動を続けており、2017年と2018年の例大祭にはチルノが主役の新作も頒布している(2017年は紅魔郷〜風神録、2018年は緋想天〜憑依華と秘封倶楽部のキャラクター(ただしあとがきの挿絵として。目は描かれていない)を2年かけて綿月姉妹を除いてほぼ全て登場させた。)。なにしろ、艦これサークルとして初めてのコミケで自らの需要をいい意味で読み誤り、速攻で薄い本が完売する事態に戸惑っていた程なのだ。間違っても歪んだ見方をせず、ファンの方々はほんわかと見守ろう。
艦これに並行する形でガールズ&パンツァーの2次創作も手がけており、2017冬コミでは艦これ本の他に初めてガルパン本も頒布している。
2018年5月には初のコミティアに参戦。そこで頒布された同人初のオリジナル・下ネタ系[1]作品「えっちゃんはいちいちやらしい。」は開始からわずか1時間で完売し、委託の通販販売分も完売する人気ぶりを見せた。その後2018夏コミでは第2弾が、2018年11月のコミティアでは第3弾が頒布された。
日本酒派でもあり、作内でも度々日本酒が登場している。ツイッターで日本酒にハマり始めた女性をテーマにした漫画を描いたときは反響が大きく、ネットニュースにも取り上げられた。
現在は教えて!gooで「ポンコツな日々」を連載中。
投稿動画やpixivなどで公開されたプロフィールは以下の通り。
内容は大橋ツヨシ・和田ラヂヲ両氏の4コマ漫画に東方キャラを当てはめ、アレンジしたもの。なにわ小吉氏の作品や、その他諸々の漫画から元ネタを取ったり、作風を真似たりすることもある。最近はポン氏のオリジナル4コマが多い。
シュールな作風ではあるが、いわゆる超級者向け・上級者向けほど不条理ではない。1コマ目で既にオチていたとか、全コマでオチていたとかその程度である。
その他、作風の特徴として以下のようなものが挙げられる。
東方のキャラが満遍なく登場するのも特徴の一つで、12作目までに村紗とぬえの2人を除いた紅魔郷~妖精大戦争の全キャラと、書籍の香霖・阿求がそれぞれ登場している。幽香や秋姉妹は特に出番が多い。作品に関するキャラ紹介がpixivに投稿されているので、そちらも参考に。
また趣味の車ネタやラジオ番組ネタがところどころに見られる。知らなくても楽しめるが、知っているとなお楽しめる。
特に、70年代ものの軽トラやピックアップトラックなどのやたらシブい車種が多数登場するのは特筆すべきである。自動車整備士の経験から工具やメンテナンス用具もさり気なく登場し、下記の艦これ作品世界でも良いアクセントとなっている。
複数の作品で登場する定番コーナーがある。
見ての通りレパートリーは非常に広く、一人で東方アンソロジー同人誌が作れそうな勢いである。
ちなみにこれらのコピー元漫画家の中には、投稿二週間前まで一度も作品を読んだことのない人も含まれていたという衝撃の事実が明らかになっている(参考)。カービィも真っ青のコピー能力と言えよう。
またへんたい東方シリーズで有名なmakotoji氏を始め、様々な東方手書き作者の画風・作風をコピーしたこともある。
動画以外の作品では
ジャズを中心に選曲されている。基本的に東方とは無関係だが、11作目で一曲だけ東方の二次創作楽曲が使われた。各回のアーティスト名と曲名は以下の通り。
当初はPixivでプレイレポート漫画を挙げており、やがてショートネタ漫画やバラエティ番組のパロディネタなどが、好評を博すようになる。そして、2017年現在はTwitterでの4コマと単発ネタイラストの発表が主になっている。それらの4コマやショートネタ漫画をまとめた同人誌『カンムス・ア・ゴーゴー』シリーズをコミケなどで頒布。公式アンソロの横須賀鎮守府編でもショートネタ漫画やイラストを掲載している。
作風としては、オールキャラギャグではあるが、主に第七駆逐隊が目立っており、同人誌『カンムス・ア・ゴーゴー』などでは常に表紙に出演している。
世界観の特徴として、「正式に着任していない艦娘は、何らかの雑用をして鎮守府内を歩きまわっている」(例えば、北上は「窓ふき娘」、敷波は「トイレ掃除娘」という具合)というものがある。これは、大淀が「任務娘」、明石が「アイテム屋」として最初は現れる仕様をもじったギャグでもある。[2]なお、当初は改ニが実装された艦娘も描き分けが面倒だったのか衣笠改二を例外として反映されていなかったが、最近は改ニの姿になった娘も増えているが、しばらくたった後には改に戻っていることもたまにある。こまけえこたあいいんだよ!!
正月にはお年玉が12000円ずつ艦娘に配られるが、給料から毎月艦娘積立金として1000円分差っ引いたのを還元したのは内緒だ。
自動車ネタもまた多く、艦娘たちが実際に車を運転する場面もある。登場する車種はやはり1970年代の物を中心にやたらマニアック。
その他の作風も、上記の東方ジャンル作品と共通点が多い。
東方同様こちらにも「∵」顔のキャラが複数存在する。代表的なのが吹雪や夕張・赤城・伊勢など。
しかしこちらは「∵」以外の顔が多く、最近登場しているキャラクターにはほとんど適用されていない(2017年以降に登場している瑞鳳、天津風は「∵」顔だが、それ以前に「出ないキャラ」欄で「∵」顔として描かれている)。また、しばらく出ていなかったキャラを中心に、目の形が変わっているキャラも出ている[3]。これは東方とは違い、艦これでは同じ服装・似た服装のキャラが複数出ている関係で「∵」での判別が難しくなり、目の描き方をキャラによって変えるようになったため。[4]
同人誌には最初のページにお詫びとして登場人物紹介の逆バージョン「(この本に)出ないキャラ」が掲載されており、文字通り作内に登場しないキャラについてのちょっとしたコメントと、刊行直前でのポン氏の鎮守府内におけるレベルが書かれている。艦娘や深海棲艦だけでなく漁師やレーサーなどの無関係の人物も最低1名は紛れ込んでいるのが特徴。
(2019夏には阿武隈が出ないキャラ欄に描かれているにも関わらず本編で登場しているが、出ないキャラ欄には「サブ隈」と記述されており、あくまでもサブ艦の阿武隈が出ないという意味である)
必ず巻末には「はだしのゲン」のコラージュのレポ漫画が挿入される。
何やっても言動がいちいちやらしい女子学生「えっちゃん」とそれに突っ込む「みっちゃん」の日常を描いた作者オリジナルの下ネタギャグ4コマ漫画。
当初Twitterで発表した当初は「いちいちいやらしい女子4コマ」だったが、コミティアでの頒布の際にそのタイトルになった。コンセプトは「エロ漫画に出てきそうなスケベっぽい女子を普通のギャグ4コマに連れてきたらどうなるか」であり、内容自体は下ネタが多いが、一線を越えた表現がほとんどないため(それを匂わせる表現も多いが)ギリギリ全年齢が閲覧できるような内容になっている。
現在4作がコミティア・コミックマーケットで頒布され、いずれも好評を得た。そのうち最初の3作が総集編にまとめられ、Amazonなどで電子書籍が販売中。
また、LINEのスタンプも販売されている(実は申請の際、みっちゃんは全て通ったが、えっちゃんは性的な表現が引っかかったため、内容をソフトにして作り直し、3回目でようやく通った)。
主な登場人物は
2015年2月9日にはTwitterに連載中の4コマ漫画を単行本化した「ノヒマンガ」が星海社COMICSより発売。
毎日何かしらある「○○の日」についてコミカルに描かれた、ポン氏にとって初となる商業誌単行本である。
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最終更新:2024/04/25(木) 13:00
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