新潮社から2013年1月に単行本が発行された。同年12月には、「このミステリーがすごい! 2014年版」の国内編7位、「2014本格ミステリ・ベスト10」の国内編10位にランクインしている。
ジャンルは青春ミステリ。ただし同作者の青春ミステリシリーズである『〈古典部〉シリーズ』や『〈小市民〉シリーズ』の爽やかな作風とは趣が違い、どちらかといえば『ボトルネック』のような重い雰囲気を持った作品である。出版元である新潮社も、内容紹介文にて「青春の痛ましさを描いた名作『ボトルネック』の感動ふたたび!」と記している。しかし、『ボトルネック』の内容的な続編や後日談というわけではない。
父親の失踪により今まで住んでいた街にいられなくなった主人公越野ハルカは、家族とともに母親の生まれ故郷の地方都市「坂牧市」に引っ越した。社宅に住んでいた時に比べ古いながらも広い家で、自分の部屋を持てたことに感慨深く感じるハルカ。
だが中学に入学ししばらくたつと、いつしかハルカの弟サトルが予言のような事を語り始め、さらに街ではそのサトルの言葉に関連性があるような出来事が次々起こる……。そんな中、三浦先生との雑談をきっかけに坂牧市の民話に興味を持ち始めるハルカだったが……。
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最終更新:2024/04/25(木) 16:00
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