ワールドヨーヨーコンテスト(World Yo-Yo Contest)とは、国際ヨーヨー連盟(IYYF)主催のヨーヨー大会である。
本記事では、その前身となった諸大会に着いても併記する。
ヨーヨーの国際大会は他にもあるが、公式に世界チャンピオンを名乗ることができるのは、本大会フリースタイル部門の優勝者だけである。3位までは世界タイトルとして認められる。
原則として、スピントップ(アメリカ式コマ)の大会であるワールドスピントップコンテストも併催される。
2007-2012までは、ディアボロ(中国ゴマ)の大会であるワールドディアボロコンテストも併催されていた。
競技ヨーヨーが誕生した1930年代から「世界大会」は行われていたようだが、詳しい記録は残っていない。
その後、ラッセルがコカコーラヨーヨーを展開するにあたり、日本各地に「チャンピオン」を派遣し、パフォーマンスを行った。しかし、これはラッセルが独自に認定したもので、いち企業のプロモーションの都合を離れた、客観的な実力を保証するものではなかった。
現在につながる「世界大会」が行われたのは、1992年以降とされる。
当初は、世界大会とは名ばかりの細々とした大会だったが、1990年代後半に世界的なヨーヨーブームが起き、日本を始めとする世界各国からプレイヤーが続々と参加したことによって、名実ともに「世界大会」となった。
2000年には、主催をヨーヨー通販サイト・Infinite Illusionsが担当することになり、同社の所在地であるフロリダ州に開催地が固定となった。2001年以降は、会場もローゼンプラザホテルに固定された。
ここまでの世界大会は、「世界」の名を冠していながら、ヨーヨーでない団体やいち法人による主催であった。
より「世界大会」にふさわしい大会にすべく、2013年に国際ヨーヨー連盟が発足。主催が移管された。
翌2014年より、開催地が世界各国の持ち回りとなる。
年 | 開催地 | 主催 | 備考 |
---|---|---|---|
1992 | カナダ・モントリオール | 国際ジャグラー協会 | 名称:World Yo-Yo Championship 国際ジャグリングコンテストの一部門として |
1993 | アメリカ・ノースダコタ州・ファーゴ | ||
1994 | アメリカ・バーモント州・バーリントン | ||
1995 | アメリカ・ネバダ州・ラスベガス | ||
1996 | アメリカ・サウスダコタ州・ラピッドシティ | ||
1997 | アメリカ・サウスダコタ州・ピッツバーグ | ||
1998 | アメリカ・ネバダ州・ラスベガス | HPK | 名称:World Yo-Yo Competition |
1999 | アメリカ・ハワイ州・ホノルル | ||
2000 -2012 |
アメリカ・フロリダ州・オーランド | Infinite Illusions | 名称:World Yo-Yo Contest 開催地が固定 2001年以降は会場も固定 |
2013 | アメリカ・フロリダ州・オーランド | 国際ヨーヨー連盟 | |
2014 | チェコ・プラハ | 開催地が再び持ち回りに | |
2015 | 日本・東京都・千代田区秋葉原 | ||
2016 | アメリカ・オハイオ州・クリーブランド | ||
2017 | アイスランド・レイキャヴィーク | ||
2018 | 中国・上海 | ||
2019 | アメリカ・オハイオ州・クリーブランド | ||
2020 | (延期) | COVID-19の影響で以降の大会順延 | |
2021 | ハンガリー・ブダペスト | 2020年から延期 | |
2022 | 日本・東京 | 前大会延期の影響で2021年から延期 |
「世界○位」を名乗ることができるのは、太字の部門のみである。
▲は現在行われていない部門。
部門 | 設立年 | 説明 |
---|---|---|
1A部門 | 1992- | →1A(ヨーヨー) |
2A部門 | 1998- | →2A(ヨーヨー) |
3A部門 | 2003- | →3A(ヨーヨー) |
4A部門 | 2003- | →4A(ヨーヨー) |
5A部門 | 2003- | →5A(ヨーヨー) |
▲エクストリーム(X)部門 | 2000-2002 | 1A/2A以外のスタイル それ以前は使用ヨーヨー数に準じた部門 2003年以降3A-5A部門に分離 |
アート&パフォーマンス(AP)部門 | 2002- | →AP(ヨーヨー) |
▲コンバインド(CB)部門 | 2006-2009 | 異なるスタイルのフリーを3回行う。 以下のスタイルから片方/両方を選択。 エアリアル(4A/5A) ダブル(2A/3A) シングルA(1A) |
▲チーム部門 | 1999-2001 | |
女性部門 | 2014- | 女性限定。 A部門との重複参加禁止 |
オーバー40部門 | 2015- | 40歳以上限定。 A部門との重複参加禁止 |
マスター部門(1992-1997) ラダー部門(2000-2014) マスター・オブ・トリックス(2015-) |
1992- | トリックリストに沿ってトリックをこなす。 |
▲マウンテンデューカップ | 2017 | 「マウンテンデュー」バージョンのスピンスター限定ミニコンテスト |
▲TRICK X-IBITION | 2015 | 1A-5Aに含まれないトリックを披露する。 |
Modsコンテスト | 改造部門。 ヨーヨーはあらかじめ作ってくる。 |
|
アイアンモッズバトル | 改造部門。 テーマに沿ってその場で作る。 |
|
ロングスリーパーコンテスト | 不定期開催。スリープ時間を競う。 | |
▲ループ・ザ・ループ100m走 | シングル部門とダブル部門があった |
以下は、2016年のものを基準に記述する。
以前の大会ではルールや審査基準が異なっていることがある。
全部で4つのラウンドが存在する。
世界大会とはいうが、登録すれば全員に参加資格がある。
但し、各国のナショナルコンテストまたはマルチナショナルコンテストの上位入賞者には、シード権が与えられる。
各ラウンドにおける採点基準は、以下の通り。
ラウンド | 得点要素 | A.D. | 時間 | 曲指定 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
ワイルドカード | T.Ex 100% | なし | 30秒 | あり | ||
予選 | T.Ex 60% | T.Ev 20% (CLN EXE) |
P.Ev 20% (MSC BDY) |
あり | 60秒 | なし |
準決勝 | T.EX 60% | T.Ev 20% (CLN EXE) |
P.Ev 20% (MSC BDY) |
あり | 90秒 | なし |
決勝 | T.EX 60% | T.Ev 20% (4項目) |
P.Ev 20% (4項目) |
あり | 180秒 | なし |
各要素について詳しくは、ヨーヨー大会動画リンクの記事を参照。
以下の大会上位者は、シード権が得られる。
シード権 | 大会・順位 |
---|---|
予選 | |
準決勝 | |
決勝 |
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最終更新:2024/04/20(土) 00:00
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