井上麻里奈 単語

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井上麻里奈いのうえ まりな)とは、日本女性声優である。青二プロダクション所属。

概要

1985年1月20日生まれ。AB型身長162東京都出身。

学習院初等科、学習院女子中・高等科、学習院大学法学部政治学科卒業

家族構成は(ちくたん)。は現役時代に学校社会科教師をしていた。井上過去ブログでツーショット開されており、同様に美人である。井上より二歳年上で誕生日が同じため、ファンから一緒に祝ってもらえるなど、美味しい思いをしている。

なお、小学校から大学まで学習院出身であることから、「お金持ちのお嬢様なのでは?」と思われがち・言われがちであるが、本人が公式で否定しているので誤解なきよう。(声優マンガバラエティちゃわちゃんねる第32回より)

声優までの道のり

小学生時代から芝居が大好きで、演劇部では役をすることもあった。女子中・高校時代に有志で行っていた芝居では、身長もあったためいつも男の子役をしていた。しかし、大学では共学になり男の子役を演じる機会がほぼなくなり、その頃から性別をえて自分以外のものになれる声優という職業に憧れるようになる。

とはいえ、当初は漠然としたを抱いており、予定では、「大学時代の1,2年でアルバイトをし、その貯で3,4年に養成所に通おう」と考えていた。と同時に、まずは自分のでどこまで行けるのか試したい気持ちもあり、大学1年生の時に大学パソコン検索し、偶然見つけた声優の一般オーディションに初めて応募する。

運命悪戯か、その初オーディションで応募総数2000名の中からまさかの最終審を受ける前にぶっちぎりでグランプリを獲得し、そのまま声優デビューを果たした。いわば、彗星の如く現れたオーディション荒らしであり、性のシンデレラガールなのである。

実際、初披露となった某声優雑誌でインタビュー記事が掲載され、「声優未経験でオーディションを突破したシンデレラガール」と評された。

マジ化け物…。

しかもデビュー作は、後の『魔法少女まどか☆マギカ』の原点とも謳われる新房昭之監督OVAコゼットの肖像』のヒロイン、コゼット・ドーヴェルニュ役である。そして、同作品の音楽を担当する梶浦由記プロデュースによる主題歌と挿入歌を担当した。

デビュー作にして最強とのタッグは、後にも先にも彼女しかいないであろう。

声優として

所属歴

2003年ソニーミュージックSDグループ声優オーディションにて上述の通りグランプリを獲得し、ボイスハートに所属。事務所が事業撤退したため、2008年1月1日付でシグマ・セブン所属。2022年1月1日付で青二プロダクション所属(井上のツイートexit)。

対人関係・評価

人柄について同業者からは、「出来る女」「気配り上手」「気さくかつ礼儀正しい」とよく評されている。

新人時代から先輩声優を見聞きして学んだ知識と経験から、「作品はみんなで作り上げるもの」というチームワークの大切さを心がけており、役級の作品では率先して座長を務め上げ、現場を盛り上げつつ共演者やスタッフへの気配りも心掛けている。

そのため共演者やスタッフからの信頼が非常に厚い漫画家である高橋留美子井上演技に魅了され、『境界のRINNE』のヒロイン真宮桜役に抜した。アフレコ現場に訪れていた高橋からは、井上自身の演技の高さと、共演者との調和を大切にした心配りも絶賛されている。また、デビュー作から井上を見初め、仕事を組んできたアニメ監督新房昭之は、『物語シリーズ』など自身が監督を務める作品に井上を度々オファーするなど高い信頼を置いている。

プライベートでは基本的に共演者や同年代の声優しくすることが多いが、男女問わず先輩後輩から慕われている。共演の多い朴璐美からは、「大好きな声優は井上麻里奈」と言するほど溺されており、自身が催する舞台に度々誘われては、多演技演技に対する摯な姿勢を高く評価されている。

また、たかはし智秋からは「人が嫌がったりお見合いしたりする仕事も積極的に引き受ける優しい子」と評されている。(声優マンガバラエティちゃわちゃんねる第31回より)
例1)色や寄せ書き等と書く際、最初に書くのを嫌がる共演の中、「私やりますよ!」と率先して題名を書く。
例2)あちこちにゴミが落ちていても片付けない際は「私片付けます」と自ら拾い回収する役を担う。

それに対して本人は、「優しいとか良い子とかじゃないんです。全部自分のためなんです」「モタモタするのが嫌いで効率厨なところがあって、自分がやって仕事く終わるなら、そのほうがいいかなって」と答えている。

このような積極性かつ常に周りのことを考えて動く姿勢が、上述に繋がっているのかもしれない。

また、演技の高さ、人柄や立ち振る舞い等から彼女に憧れる者も多く、石川由依堀江由衣諏訪彩花三上枝織らに慕われている。

演技・役柄

そんな多くの人から慕われ、讃えられる彼女ではあるが、決して順満帆であったわけではない。

デビュー作品からいきなり「作品の顔」とも言われるヒロインに抜されただけでなく、周りを固めるのは声優ファンなら知っているであろう有名声優ばかりである。おまけ声優未経験で同期と呼べるものもおらず、専門用すら知らない素人同然であったため、プレッシャーはとてつもなかったに相違ない。

しかし、相手役の斎賀みつきに優しく丁寧に一つ一つ教えてもらい、自らも分からないことを積極的に見たり聞いたりしながら学び、声優としての知識や技術を吸収することができたという。また、斎賀のみならず、ほかの共演制作にも支えられて非常に温かい現場であったため、井上は「自分は本当に運が良く、恵まれていた」とっており、感謝の気持ちを述べている。

その後も数々の仕事を経験し、アニメ吹き替え朗読ラジオパーソナリティーMCナレーションなどあらゆるジャンルで活躍。着実に実声優へと成長していった。

ゆえに、「役柄にあわせてさまざまな表情を見せつつも、まっすぐに、クリアに、人々の心に刺さる」という評価に違わず、様々な少年少女から大人女性悪役マスコットなど役幅が非常に広い。特にキャラクターの細やかな心情に寄り添った演技に秀でている。

現在でも絶えず熱血主人公正統派美少女ヒロインに抜されるほどの実者だが、一方で猟奇染みた役やどこか病んでおりのある役といった怪演にも非常に定評がある彼女の怪演は、デビュー作から彼女を見初めた新房昭之監督率いるシャフト作品で堪することができる(→シャフト声優)。

スペック

趣味ドライブ写真旅行も好きで、遠出の際は各地の名所や季節の風景を撮している。絵を描くことも好きで、出演作品のイラスト動画作成に挑戦したり、描いたイラストがあまりにも巧過ぎることでスタッフを本気でませたりしているレベル。ただし、本人は長い時間を懸けて描くことよりも、鉛筆サラサラっと短時間で描けるスケッチラフ画を好んでいる模様。

特技は意外にも裁縫だが、これは学生時代に芝居に携わり衣装作りもした経験による。また、書道を嗜んでいたに昔から字を習っていたらしく、非常に達筆である。

本人は大の機械音痴と謙遜しているが、声優仲間に乗せて運転の上手さを褒められたり、月夜の撮のコツを水樹奈々に伝授したりしていることから、彼女の「苦手」は苦手のレベルに入らないのかもしれない。

以上から、声優以外のスペックも色々と非常に高いまさに「は二物以上与える」状態を地で行く彼女であるが、決して完璧超人というわけではない。
例1)トイレ携帯電話を落っことす。
例2)仕事の時間を間違えて2時く現場に入ってしまう
…意外と常人離れしたおっちょこちょいな一面もあったりする。

また、自他ともに認めるほどのかなりの照れ屋であり、褒められるのを苦手としている。理由は、褒められると恥ずかしくなるかららしく、その際は必ずになっているので要注である。しっかり者かつハイスペックにもかかわらず、常に謙虚な姿勢が、多くの人に可がられる所以なのかもしれない。

主な出演作品

アニメ

ゲーム

特撮

ナレーション

※第64回NHK紅白歌合戦でもナレーションで出演。

木曜金曜日ナレーター担当

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主要作品

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