仕様 単語

103件

シヨウ

1.3千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

仕様とは、

  1. (客が企業に対し)自身の要を満たすために提示する、条件や要の集まり
  2. その製品やシステムやどのような動作・機・振る舞いを持つのかに対する定義
  3. 「(それは)々の要通りの動作を行っている」という、会社から客への常套句 → それは仕様です

のいずれかである。内輪ネタとして「仕様とは、営業がクライアント(客)の前で広げた呂敷の事を言う」とも。

概要

製品やシステム開発に際して、齬や瑕疵、欠陥などを防止するためにクライアントは規格や製造方法、「何が満たされるべきか」などの要案件即ち「仕様」を定義し、これをまとめた「要仕様書」を提出する必要がある。そして、企業はこの要仕様書に基づいて、要仕様を満たす製品を開発製作しなくてはならない。

仕様(仕様書)の要内容は様々だが、一般に仕様書テンプレートMILシート(軍規格仕様)に沿って書かれ、使用する資材などもJISなどの規格に沿うように示されることが多い。製造業などで「強い」仕様書が作られると、「~~社の製品を使用」など、特定会社の製品の使用なども要仕様に含める場合もある。
特にプログラミング業界においては、この仕様書をきちんと正しく書けるかどうかがSEの腕の見せどころであり、仕様を記述するための専用の手法まで存在する(Z記法や形式仕様記述など)。

しかし、仕様書に記された要仕様の変更を、仕様書の提出後に行ったり、時には変更した仕様が理由で大幅に作り直させられる場合もある。こうなると今まで作ってきた製品を変更、または棄却せねばならず、それまでに費やした期日やコストを破棄してでも変更しなければならない(変更後であっても納期は変わらないことが多い)。
これがかの悪名高い「仕様変更」である。

なお、一般にこの仕様書開されないが、一部の公共事業などでは仕様書開する場合がある。

プログラマー界における仕様(変更)

特に客の要があいまいになりやすいプログラム制作においてはちょくちょくクライアントが仕様を変更する場合が多い。「あっ、あれもしたいからこうしてね」「○○社に対抗できるように××を…」ひどいときには別会社の製品やソースコードを持ってきて説明した上で仕様変更を要する場合がある。

上述のように、仮仕様が変更され、今まで作ってきた物がかなぐり捨てられようと、予算納期は変化しない。
このため、仕様変更が通達されると予算と期日以外のありとあらゆる物が、立ち枯れになる寸前まで削られる。特に精を消耗しやすい上に完徹などの際には社屋詰めが一般的なプログラマー達への被害は甚大で、仕様変更がされると、時には細な変更でもデスマーチに突入し、精根尽き果てるまで行進する場合さえある。

仕様変更はSE(システムエンジニア)から通達されることが多く、このためPG(プログラマー)とSEはの仲であったり、いはSEが口を開くのを恐れるPGもいる。

関連商品

ニコニコ大百科の仕様に関連する項目

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
小春六花[単語]

提供: NoirAuslese

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/17(水) 08:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/17(水) 08:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP