伊藤真吾(いとう しんご)とは、将棋棋士である。1982年1月4日生まれ。東京都八王子市出身。桜井昇八段門下。棋士番号266。
5歳の頃に父に教えられて将棋を覚え、小学六年生の1993年9月に奨励会入会となった。
その後は緩やかに昇級、昇段を重ね、2002年4月から三段リーグに参加した。
三段リーグには10期在籍していたものの、前半の5期は負け越しが多く大苦戦を強いられた。
6期目に14勝4敗と高成績をあげるも、同じく14勝の長岡裕也に順位差で負けていたため、惜しくも昇段とならなかった。(もう一人は15勝で上がった広瀬章人)
9期目も14勝4敗の高成績だったが、今度は15勝が1名(戸辺誠)で14勝が3名(佐藤天彦、豊島将之)と14勝したのに順位差で次点にもなれないという、伊藤にとって悔しいリーグであった。
ちなみに戸辺が3位、佐藤が2位、豊島が4位、伊藤が8位というハイレベルな昇段争いであった。
10期目も13勝5敗と高成績だったが、今度は14勝が2名居たため次点に終わった。
しかし、この結果でフリークラス編入の権利を得ることになり、フリークラス編入による昇段を決めた。
当時25歳とプロ入りの年齢制限に近いこともあり、編入を決意したようだ。
プロ入り後は順調に勝ち星をあげ、2011年10月26日付けでフリークラスからC級2組に昇級となった。
奨励会時代は純粋な振飛車党であったが、プロ入り後は徐々に振飛車を指さなくなり、近年では居飛車の対局が多くなった。
2019年4月からyoutubeに「イトシンTV」を開設しており、将棋ウォーズの実況を中心に投稿している。
対局中に読み筋の説明をするほか、終了後の感想戦や、視聴者の質問への回答も行っている。
奇しくも女流棋士の香川愛生とほぼ同時期に開設しており、香川女流の動画にゲスト出演も行った。
チャンネル登録者数も1万人を突破している。
伊藤真吾はまた、将棋連盟書道部に10年以上籍を置く祐筆(書の達人)としても名高い。その腕前は門倉啓太書道部長から「書道部のエース」と呼ばれ、顧問をしている書道の先生からもその腕前に太鼓判を押されるほどである。しかも、ただ上手いだけでなく、いくつもの書体を使いこなす変幻自在な筆遣いは、まさに書家顔負けのレベルである。また、本人のTwitterでもその腕前を披露しているが、その揮毫っぷりが評判を呼び、連盟で単体の色紙としても販売されるほど。だが、本人曰く書道の段位は持っていないそうだが、その腕前は師範クラスとまで噂される。
また、2013年の加古川青流戦では、棋界随一の達筆である伊藤真吾と棋界随一の金釘流である永瀬拓矢がともに揮毫するという事態が起きた。
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最終更新:2024/04/25(木) 06:00
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