兵藤和尊(ひょうどうかずたか)とは、福本伸行の漫画『賭博黙示録カイジ』、TVアニメ「逆境無頼カイジ」に登場するキャラクターである。CVは津嘉山正種。
帝愛グループの会長を務める老人。TVアニメでは最終話で、漫画では13巻で初めて名前を明かしている。性格は残虐非道なサディストであり、人の苦しむ姿を見て愉悦に浸る悪魔。カイジを借金地獄やギャンブルに突き落とす大元の原因であり、シリーズ最大の敵とも呼べる存在。黒服からは「会長」と呼ばれている。借金を返さない者、ギャンブルに負けた者は例え身内であっても容赦せず、強制労働、焼き土下座、幽閉などの拷問を課す。
若い頃から金融業を営んでいたようだが、借金を踏み倒す不心得者たちによって何度も裏切られてきた過去を持つ。歪んだサディストになったのは過去に原因があると思われる。彼もまたギャンブル好きであり、老いた現在でも生死を賭したギャンブルになると脳が活性化する。本人曰く「これこそ長寿の秘訣」との事。
自らを「王」と自称し、愚民どもから金をかき集める金の亡者。本人曰く預金100億円を持ち、億単位のドルやユーロも持っているとの事。「金持ちは非常時であってもリッチに過ごさねばならん」という独自の考えから、王国と称する豪勢な核シェルターの建造を目論んでいる。労働力は身柄を確保された債務者で、日本の何処かも分からぬ地の底で強制労働させられている。王を自称するだけあって凄まじい強運と洞察力を持っており、カイジが編み出したイカサマトリックを見破り、罠にハメて勝利する圧倒的貫禄を見せ付けた。何故か一条聖也の顔を嫌っており、「反吐が出る」と侮蔑している。
子供が二人いる。
24億脱出編では眠ったままの息子を何とかしたいと慌てる様子が描写された他、この場を何とか乗り切ろうとした遠藤の心を見透かし、死にたいフリをして遠藤を言葉巧みに誘導し、窓を開けて「どうぞ」と飛び降りるように促した。
中間管理録トネガワでは彼に利根川達が振り回される様子が描写される。利根川と違いそこまで描写は変わらないので嫌悪感を抱く人も居るだろう。限定ジャンケンの発案を利根川に頼んでいる。不機嫌になると利根川の頭を杖で叩き「制裁!」と叫ぶのがお約束のパターンとなっている。ブラック企業のトップの癖に何故か部下の意見を聞いたりするが、福本描き下ろし漫画では、つまらない提案をした部下に焼き土下座の鉄板を指差し「乗るか?」と聞いたりしている。顔は似ているが性格が正反対のまさやんという人物も登場する。「金持ちは非常時であってもリッチに過ごさねばならん」という発想は本作でも健在で、飛行機から緊急脱出した際も「コーヒープリーズ」と黒服の山崎に頼み「会長!もう機内じゃないんです!我々は今遭難中!」とブチ切れられていた。「ブンブンだの… ハローユーチューブだの…!」と言った言葉からサブカル文化も十分知っているようだ。黒服の西口曰く「寂しがり屋の女の子」といった感じらしい。
24時間100万円生活では居酒屋の安い料理を見て「料理とも言えん代物だが・・・」と思いつつ手づかみで食べ「・・・!悪くない!」と感じるシーンもあった。22時になると即座に就寝したり、空気が乾燥する時期にはスキンケアが必要になるなど、本編以上に老人であることが強調されている。ナレーション曰く「おじいちゃん」。
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最終更新:2024/04/23(火) 15:00
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