内海成彰とは、特撮ドラマ『仮面ライダービルド』の登場人物である。
演:越智友己
氷室幻徳の秘書を務めていた男。元科学者の28歳。
眼鏡を着用しており、よくタブレット端末を所持している。
性格も基本冷静沈着で、あまり感情を表に出さないなど、徹底して理知的なキャラクターとして描かれている。
開幕のあらすじでは、その冷静なキャラクター像からサイボーグ扱いを受けていた。
しかし、新しい技術に対して血が騒ぐなど、根っからの技術屋だということが伺える。
一人称は、素では「俺」、公には「私」。
幻徳の秘書ということもあり、彼もファウストの一員。ファウストの人体実験の場には彼も居合わせていた。
自分の正体に関係のありそうなことを片っ端から調べていた桐生戦兎を、当初は敵視していた。
しかし、仮面ライダーとファウストのパンドラボックス争奪の際、難波重工に隠されていたパンドラボックスの場所のヒントを戦兎に与える。
それによりパンドラボックスが狙われたことの責任を取ってか、公にファウストが壊滅したと喧伝するための「ファウスト掃討作戦」にて、幻徳の身代りとして「ファウストの首領・ナイトローグ」という役割を演じることとなる。
最中、遭遇した戦兎に対し、「俺のようにはなるなよ」などと忠告のような言葉を投げかけるが……戦兎と十分な話すらできず、他ならぬ幻徳の狙撃に倒れる。
しかし、この時内海は明確に死が描かれず、川へと落下していた。
これが生存フラグだと推測する視聴者も少なからずいたが、実際に彼は生存。
ブラッドスターク・石動惣一に拾われ、難波重工の開発担当として新たに活動を開始する。
そして北都との戦争の最中に、難波を訪問した幻徳の前に現れたことで生存が発覚。所属が変わったからか、この時は幻徳のことを役職ではなく「幻徳さん」と呼んでいる。
その後(~ハザードレベルを上げる 7つのベストマッチ~にて)、スタークからの依頼を受け、東都と北都のライダー同士の「代表戦」を一週間に控えた戦兎のいるnascitaを訪れる。
……というか、勝手にエプロン姿でコーヒーを淹れており、ファウスト掃討作戦以来の顔合わせとなる戦兎を混乱させた。ちなみに石動惣一や万丈龍我とは比較にならないくらい美味いコーヒーが出せる。
この時の会話で、石動惣一が盗んだデータから完成した難波重工製スクラッシュドライバーは、彼が製作したという事実が確定する。その事実とスタークからの依頼ということで一度は拒絶する戦兎だったが、仮面ライダーグリスに勝つために、彼と二人で仮面ライダーグリスに対抗するための実験を始めることとなる。
この際、ハザードトリガーの改良に必要なデータを採取するために、ハザードフォームと比べて大きくスペックの劣るナイトローグを用いて、ハザードの暴走時のデータを取るという無謀な実験を提案。
宣言通り、暴走するビルドハザードスマホウルフフォームに対し、ハザードフォームの「目に映るもの全てを攻撃する」性質を逆手に取り、僅かな隙を突いてハザードトリガーを抜いて変身を解除させるという離れ業を披露した。
幻徳が失脚後にコンタクトをかけた際は、彼に土下座を要求し、その幻徳の手を踏み躙る(とはいえ、先述の通り内海は幻徳に撃たれ危うく命を失うところだったので、それと比べたら優しい方ではあるのだが)。
内海は彼をライダーにする気はなかったが、ライダーになってしまった幻徳に加え、内海が改良したカイザーシステムは同士である鷲尾風・鷲尾雷の兄弟に渡り、西都の戦力として東都に仇成す存在となる。
その後、石動に憑依していたエボルトが完全体となり難波重工に傀儡となるよう要求を突き付けてきた一方で、内海は科学者としての腕を買われ難波を裏切り仲間となるよう提案を持ちかけられる。それに応えるつもりはなく、幻徳に頭を下げ打倒エボルトのための協力を頼むが、鷲尾兄弟とライダー達は成す術もなく敗北し、更には難波会長もエボルトの手で消滅。形見の杖を渡された内海は復讐と服従の二択を迫られる事に。その時彼の中で何かがはじけ、不気味な笑みを浮かべながら杖を圧し折りこう宣言した。
「ならば、答えは一つ!! 貴方に、忠誠を、誓おぉぉぉ!!!」
エボルトの僕となる道を選んだ内海はエボルドライバーを受け取りマッドローグへと変身を遂げた。エボルトがこの選択肢に面白さを感じ地球破壊をやめたため、間接的に地球滅亡回避に繋がったのは何の皮肉であろうか…。
難波重工に拾われた人材。
作中では内海の他、「リモコンブロス」「エンジンブロス」に変身する西都の鷲尾風・鷲尾雷も該当。東都にも難波チルドレンがスパイとして潜伏している。
難波重工は身寄りのない子供を保護し育成している―――というのは名目であり、実際は難波に絶対の忠誠を誓うように教育され育った存在。
作中潜んでいたスパイは難波のために命を捨て尽くしていた。内海も東都から難波に戻ってからは、難波の開発部門で頭角を現している。
幻徳同様、彼もまたトランスチームガンを用いてナイトローグになることができる。
スペックなどの詳細は氷室幻徳の項目を参照。
コウモリ×発動機!
「変身!」
身長:196.0cm
体重:105.8kg
パンチ力:43.5t
キック力:50.8t
ジャンプ力:ひと飛び73.3m
走力:100mを1.3秒
エボルドライバーを装着した内海が変身した仮面ライダー。仮面ライダーローグとは名前こそ似ているが、使用ドライバーの違いもあって似ても似つかぬ姿であり、むしろその形状はナイトローグに近い。
狂気のままエボルトに縋り悪の道に走った様は正にマッドローグ(狂った悪党)と呼ぶにふさわしいと言えるだろう。
使用するフルボトルはバットフルボトルとエンジンフルボトル。エボルトがこの組み合わせを選んだのは難波会長が消えた途端自分に従うコウモリ気質と、強大な力に従い続け己を確立できなかった無機質な人生への皮肉が込められているのかもしれない。
エボルドライバーをつかっているだけあってその戦闘力は本物であり、ローグ、グリス、グレートクローズをいずれも一方的に捻じ伏せている。
彼の活躍するネットムービー『ハザードレベルを上げる ~7つのベストマッチ~』の公式動画はこちら。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/26(金) 01:00
最終更新:2024/04/26(金) 01:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。