卓球 単語

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卓球とは、室内スポーツの一つである。テーブルテニス(table tennis)、または商品名に由来するピンポンとも呼ばれる。

概要

直径40mmのセルロイド製の球を台上で打ち合う球技である。室内で気軽に行える娯楽、スポーツとして人気が高い。
によっては屋外にセメント等でできた卓球台を置いてプレイしているところもあるが、基本的に卓球台が太陽を反射するために室内でプレイするのが普通である。

スポーツとしての卓球

気軽にプレイできるイメージとは裏に、プロスポーツとしての卓球は非常にしい。至近距離ピンポン球を打ちあうため、時速100キロ以上の速度が出るスマッシュが2.7mのコートを抜けるのに0.1もかからず、体感速度は他の球技とべてもトップクラスである。

そのため非常に高い動体視力、敏捷性、、集中を必要とし、それを持続する持久力も必要となる。

世界で卓球が強い中国を筆頭に、韓国日本ドイツスウェーデンなどである。特に女子は昔から中国が圧倒的な強さを誇っている。

部活動としての卓球

気軽に行えるスポーツイメージと競技上を受けやすいため、明かりを落とした暗い個室でプレイすることから、「卓球部といえばネクラオタクの巣窟」という偏見を持たれやすい。しかし上記のとおり本気でプレイするとしいスポーツであり、部活動の内情は学校によってもまちまちである。スパルタ導で厳しい練習を繰り返して大会優勝している部活もあれば、動く文化部を地で行っている学校もあるだろう。

芸能人「卓球部ってネクラだよねー」と発言したことにより、翌年から全卓球部の新入部員が減、これが契機で、テーブル黒板色から明るい青色に変わった。更に「稲中卓球部」によるマイナスイメージもあるとかないとか。これについては卓球界の波田陽区メダリスト水谷隼が色々と実情を紹介している。

温泉卓球

娯楽としての卓球を突き詰めた日本独自の卓球の形。ユニフォーム浴衣ルールもかなりファジーで、むしろガチガチに勝ちに行くのではなく対戦相手との謙遜、遠慮などの駆け引きも含めてコミニケーションを楽しむのが温泉卓球である。

場合によっては賭け事ルールが追加されたり、山手線ゲームなどのパーティーゲームが並行して行われる場合もある。

さらに、温泉上がりの浴衣運動することによってはだける場合もあり、またそれを卓球台を挟んだ絶妙の距離感で眺めることができるので気になる異性とのコミニケーションに最適。『試合に負けてもなんか色んな意味での勝ちだ!』の心意気である。よしちょっと温泉行ってくるか。(※温泉には気になる異性は付属しません)

試合の基本的なルール

1試合は1ゲーム11点先取の7ゲーム制(4ゲーム先取)、5ゲーム制(3ゲーム先取)、または3ゲーム制(2ゲーム先取)があり、中学ではに5ゲーム制で行う。

10オール(10対10)の場合はデュースとなり、 先に2点リードした方がそのゲームを取る 。ゲームごとにコートチェンジを行い、最終ゲームになった際は一方の選手が5点取ったときにコートチェンジを行う。

サーブは球を16cm以上垂直に投げ上げ打球する。打球は自コートに一回バウンドさせ、相手のコートに2バウンドが落ちた時点でサーブ成功となる。サーブネットに掛かって相手コートに落ちた場合はノーカウントでやり直し。

以降レシーブは直接相手のコートに打ち込む。レシーブ側は自分のコートバウンドしたものをレシーブしなければならない(バウンド前や自での2バウンド以降はミスとなる)。レシーブでネットに掛かって相手コートに落ちた場合はネットインとなりそのままゲームが続行される。

打球が卓球台のに当たって変な方向に跳ねた場合はエッジボールと判定され、コートに入っていると判断される。卓球台の横から、台の側面に当たった場合はサイドボールと判定され、コートに入っていないと判断される。

シングルスではセンターラインは関係なくどこに返球してもいい。ダブルスの時のサーブのみ、対線に打たないといけない。また、ダブルスの場合はテニスバドミントンと違って、二人が必ず一打球ごとに交互に入れ替わりながら打たなければならない。

卓球用具

→ 用具(卓球)

戦型

な戦い方のタイプ。代表的な選手は漫画ピンポン』がわかりやすいのでここから紹介

ドライブ
ソフトバーを貼り、前および中からのドライブトップスピンの打球)を軸として攻めるタイプシェーハンドドライブオールラウンドにも近く、現代では最も流で選手数の多い戦い方である。ペンホルダーのドライブシェーハンドのそれよりも攻撃的で、フットワークを生かして回りこみ強なフォアハンドドライブを軸に攻めこむ戦になり、通称「ペンドラ」などと呼ばれる。「ピンポン」で言うとチャイナペンドラ
速攻
台から離れずに素く打球を打ち返すことでスピード勝負に持ち込む戦。台から離れなければ守備範囲も狭くて済むのだが、そのぶん高い動体視力・敏捷性をめられる。相手の回転を効化するために表ソフトバーを貼り、スマッシュで戦う。「ピンポン」で言うとペコ
オールラウンド
状況に応じて様々な技術を使いこなし、前・中・後すべてにおいて戦うことができる選手の戦シェーハンドでないと厳しい。「ピンポン」で言うとドラゴン
カット
台から離れ、中・後で相手の打球を拾い続けて相手のミスを待つ守備特化の戦内ではカットマンと呼ぶ場合も。返球する際、強カット回転(下回転)をかけることで相手のミスを誘う。難しい戦なので稀な存在である。相手のスマッシュドライブをひたすら拾い続ける姿は卓球に詳しくない人でも感銘を受けるだろう。「ピンポン」で言うとスマイル
内では松下浩二(2009年引退)がな使い手であった。
その他
片面に粒高ラバーを貼り、表裏を反転させて相手を翻弄する異質やひたすらロビング(山なりに返球する守備打球)を上げる変わった戦い方などもある。

卓球界の動向

1950~70年代日本は、今では想像もつかないぐらいの卓球王であり、世界卓球でもメダルの常連であった。しかし80年代以降は中国欧州に押されてやや影の薄い存在になっている。それでも2000年代後半頃から団体戦でメダル争いに加わることもしくなくなり、復調の兆しを見せている。

現状は男女とも中国が圧倒的な強さを見せており、際大会シングルスの表台を中国選手が独占するがしばしば見られる。そんな中、際試合に出場するに足る実を持ちながら、出場選手のために中国内で行き場を失う選手が続出しており、そのような選手がアジア欧州中堅帰化してそのの代表としてプレーするケースが増えている。代表メンバーが丸々中国系というのもザラである。(一時期日本にも結構な人数の帰化選手がいたが、近年は減少傾向にある)

主な卓球選手

男子
女子

ニコニコ大百科に記事がある卓球関係の記事

選手・元選手

その他

卓球を取り扱った漫画作品

経験者が描くことも多い卓球漫画と名乗る作品は非常に多く、今までに30作近くはあるといわれる。…が、どれも短命であるため、スポーツ漫画門の一つに数えられており、ギャグ漫画テイストの『稲中』を除けば、二桁巻数に到達した作品は青年誌の『球』(小学館)、『卓球DASH!!』(秋田書店)、少年漫画では『少年ラケット』(秋田書店)のみで、合わせて計3作しかない。また、メディアミックスで成功した作品として『ピンポン』(小学館)があり、これが一番卓球漫画として有名だろう。

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