去勢とは (キョセイとは) [単語記事]

去勢(きょせい)とは、雄の場合であれば睾丸、雌の場合であれば卵巣や子宮を切除し繁殖不能な状態にすることである。

概要

人間の場合

男性は睾丸を切除することによって男性ホルモンを抑えるというメリットがある。特に二次成長期前に去勢することによって限りなく男性化を抑えることができる。若いうちに睾丸を摘出するには海外で手術を受ける方法と、睾丸腫瘍などの理由をつくってブラック・ジャック先生のような医者に取り除いてもらう方法もある。
去勢後には男性ホルモンが少なくなるので、薬として男性ホルモンか女性ホルモンを補うのが良いとされる。
女性化を目的とする場合、二次成長期を過ぎてからの去勢では男性として骨格が成長しきってしまってる場合が多く絶望的である。タイのニューハーフは早期に去勢している人が多く日本人のニューハーフと比べて綺麗な人が多いとされている。

同じように、女性にも卵巣や子宮を切除することによって男性化や妊娠のリスクを防ぐ、生理を無くすといった事が期待できる。

人間以外の動物の場合

人間以外の動物でも去勢手術が行なわれることがあり、犬や猫のペットでは避妊・月経等の発情期特有の行動の抑制・病気の予防といった目的で行なわれることが多い。また家畜では、牛や羊の肉質を良くするために去勢するのが一般的である。

また、競馬や乗馬などで去勢した馬は「騸馬（せんば）」と呼ばれる。
主に気性の荒い牡馬の気性の軟化を期待して行われるが、日本の競走馬ではそこまで頻繁には行われず、あまりもの気性の荒さに競走に支障が出た場合の『最終手段』という意味合いが強い。そもそも暴れ馬でも乗りこなそうとする日本人がおかしいとも言えるが…
競馬を扱った漫画などでは、そこから暴走気味な馬キャラに冗談交じりで去勢の単語を持ち出すことが稀にある。