呂凱とは (リョガイとは) [単語記事]

「呂凱」（リョガイ？～？）とは、秦の始皇帝の父とも噂される呂不韋の子孫とされる後漢から三国時代にかけてに実在した南蛮マニアにして地図マニア。

字は「季平」

愛称は「ロリ平」「呂リ平」

※名のる際に「呂季平」となる事から「季」を「李」と読み違えると「ろりへい」と読める為。

正史での呂凱

蜀漢に仕えた能吏で、劉備が死去した後、益州南部の豪族雍闓が反乱を起こして呉に降り、呉より永昌太守に任じられると、呂凱は王伉を補佐して国境を封鎖して雍闓の軍に対抗し、雍闓が檄文を送って国境封鎖の解除と降伏を求めると、

雍闓殿の先祖雍歯様は高祖劉邦に恨まれていたにも関わらず厚遇されて侯に封じられました。
それなのに雍闓殿はなぜ漢王室の御恩と御先祖の忠義を裏切ろうとなさるのか。

との手紙を送り返して雍闓の行動に厳しいツッコミを入れた。

諸葛亮が雍闓討伐の為に軍を発すると、雍闓は高定の部下に殺され、

永昌郡吏の呂凱と府丞王伉は絶縁の地で忠節を貫くこと十年余りに及び、彼らは道義を守って雍闓・高定の軍事的圧力にも屈しませんでした。
私は永昌郡の人々がこれほど誠実かつ正直だとは思いませんでした。

と諸葛亮は劉禅に上表して呂凱と王伉を称えた。

その後、呂凱は雲南太守に、王伉も永昌太守となったのだが、呂凱は蛮族の叛乱によって殺害されたと言う。

三国志演義では、南征に向かう諸葛亮が高定を操って雍闓を討った後、忠義を尽くして雍闓の反乱に加わらなかった王伉を訪問した際に、南蛮行の手助けにと南蛮マニアで地図マニアな呂凱を推薦し、呂凱が編纂した「平蛮指掌図」と呼ばれる軍略図に感心した諸葛亮より、呂凱は行軍教授に取り立てられて南蛮行に同行することになった。

※その他「呂凱」の詳細についてはＷｉｋｉｐｅｄｉａの該当記事参照の事。