土屋正忠(つちや まさただ、1942年1月13日 - )とは、日本の政治家である。衆議院議員(東京18区選出、当選3回)。自民党所属。元副総務大臣。
1942年武蔵野市生まれ。同市職員を経て同市議を2期、同市長を6期務めた。2005年の総選挙に自民党公認で出馬、民主党の菅直人に約1万票差で敗れるも比例復活を果たす。当時既に63歳で地方政治に30年携わったキャリアもあったが、一応いわゆる「小泉チルドレン」の一人であり、彼らが結成した「83会」では会長を務めた。
続く2009年の総選挙では菅に大差で敗れ、比例復活も出来なかった。雪辱を期して臨んだ2012年の総選挙では、民主党への逆風に加え元民主系候補の乱立で票割れが起きたこともあり[1]、2005年とは逆に菅を約1万票差で破り、返り咲きを果たした(菅も比例東京ブロックで復活当選)。2014年の総選挙は菅との事実上の一騎打ちとなったが、集票力の衰えを隠せない菅を尻目に前回よりも差を広げて当選した(菅も以下略)。
第48回衆議院議員選挙では、比例区からは出ず、東京18区から出馬していたが、落選[2] 。
立ち位置的には自民党内でも右派に属する人物であり、靖国参拝議連のメンバーとして度々靖国神社を参拝しているほか、2013年に非嫡出子の法定相続分差別を違憲とする最高裁判決が出た際にはこれに猛然と反発、赤池誠章衆議院議員らと共に「家族の絆特命委員会」を結成して伝統的家制度の維持を訴えた。
また児童ポルノ規制にとりわけ熱心な議員の一人であり、漫画・アニメ等のいわゆる二次元ポルノについても積極的に法的規制をかけるべきと主張している(後述)。
武蔵野市長時代に海外の児童ポルノに関するニュースを見たことがきっかけで「児童ポルノは犯罪に結びつく」との考えを持つようになり、国政進出後は児童ポルノ規制を熱心に主張するようになった。いわゆる二次元ポルノの規制にも積極的であり、2014年の児童ポルノ法改正時に刑事罰の対象として追加されたのが実在児童のポルノの単純所持のみに留まり、二次元ポルノが対象外とされたことに強い不満を表明している。
ちなみに同法改正時に開かれた法務委員会での審議では児童ポルノを「国家秩序の根本に関係すること」と表現して規制の必要性を説き、「(購入時期は)たまったホコリの量で判断するんだよ[3]」「(児童ポルノで)事件は起こってるんだよ!」「萎縮したってしょうがねえんだよ」と野次を連発する姿が話題を集めた[4]。
また後日イラン国営テレビのインタビューに応じ、「日本でも非実在児童ポルノを規制すべきとの認識は着実に広まっており、今後も自民党内で規制に向けた検討を進めたい」との意気込みを語っている[5]。
更に同年9月1日にはビートたけしのTVタックルに出演、アニメ規制の是非を巡り規制賛成派の急先鋒として弁舌を振るった。そこでは「過激な描写のアニメと性犯罪に相関関係はない」という統計に対して「現場の実感としてはあるんだ」と強弁し、「感覚や偏見に基づいて規制を訴える賛成派の象徴的反応」として批判を浴びた。
なお土屋は「人々に勇気を与えたり、希望を与えたり、失意のそこに陥っている人を励ましたり」する創作物として、手塚治虫の漫画のほか、「サザエさん」「ドラえもん」「ゴルゴ13」「まことちゃん」「漂流教室」「明日のジョー」「課長・島耕作」「沈黙の艦隊」「ワンピース」「テルマエ・ロマエ」を挙げている。いずれも権威ある著名な漫画家の作品や映画化・ドラマ化等で一般に有名になった作品である点は特徴的である。
ちなみに二次元ポルノ規制による創作活動萎縮問題が取り沙汰されるようになった原因は、「児童ポルノ」のうちいわゆる3号ポルノの定義が曖昧で、規制範囲が必ずしも明確とは言い難い点にある。
二次元3号ポルノの規制範囲を検討すると、2014年改正前は「児童に見えなくもないキャラが衣服の一部を着けていない状態で描写されたコマ・シーンがあり、それによって性欲が刺激されるかもしれない」場合は摘発可能性を否定できず、改正後も「尻・胸が強調されている」という点を加えて満たせばやはり規制対象に含まれ得る構造になっている。土屋が好ましい創作物として挙げた作品の中にもこのような描写は数多く存在する(特に手塚治虫)。
そのため萎縮効果は土屋が考えるところの「表現の保護に値する創作」の一部にも及ばざるを得ないのだが、この点を土屋が理解しているかどうかは不明である。そもそも憲法が保障する表現の自由の創作物における適用範囲として「勇気や希望を与える」「失意の人を励ます」といった主観的かつ抽象的な要件を挙げていることに鑑みると、表現規制立法に求められる明確性の原則などの法理論に理解が及んでいない可能性も否定できない。
ネット右翼からの好評ぶりを反映してか、Wikipediaの記事「土屋正忠」は一時期まで土屋の業績や発言を褒め称える記述で埋め尽くされていた。ピーク時には約18,000字が同種の記述に費やされていたが[6]、中立性や検証可能性を欠いているとの問題点が指摘され、2014年6月18日時点ではほぼ全て削除されている。
なおこれらの編集は少数のIPアドレスおよびアカウント(そのいくつかは土屋の記事しか編集していない)によって行われていたことが明らかになっている[7]。
掲示板
68 ななしのよっしん
2017/10/25(水) 01:13:17 ID: AH7Q5GHltf
>>62
清濁併せ飲んでこそ、だぞ
この表現はいいがこれは表現ではない
ってやっぱ土屋は規制派です!って自分でも認めてるってことじゃん
69 ななしのよっしん
2018/01/09(火) 20:57:04 ID: aR60mjg8X1
>>67
菅直人を選んだな・・
まぁクソとゴミとどっちを選ぶかって話だからな
70 ななしのよっしん
2018/05/15(火) 14:46:22 ID: Hhpvx/9sPB
共産党が候補下げて菅支援に回ったのが響いたな。
代わりに希望の党が出ていたので菅と共倒れするという予想もあったが、結局希望の党は土屋の票を食ったということなのかな。
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最終更新:2024/04/24(水) 15:00
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