大神田グロリアとは、アニメ『プリパラ』の登場人物である。
CV:高乃麗
らぁら達の通う「私立パプリカ学園」の小学部校長(後に中等部校長・高等部学生寮寮長も兼任)。地面に届くほど長い縦巻きロールの髪が特徴。
大神田プロリア(CV:デヴィ・スカルノ)という姉がいるが、彼女はドリルが左側に2本となっている。
プリパラの存在を忌み嫌っており、小学部児童のプリパラへの出入りを禁止している。
その強力な嗅覚と「リナちゃん」と名付けた改造クリーナーを頼りに、小学部児童の隠し持つプリチケを刈るのが日課。
プリパラに出入りしている事がばれた児童には「顔に『バカ』と書いた紙を貼られる」「給食が毎日焼き茄子」「夏休み没収」等の厳しい罰が下されるらしい。小学生に生まれた甲斐がないっ!
そのプリパラ嫌いぶりは凄まじく、プリパラの出入り口であるプリズムストーンの半径100m以内に近づけないほど。
このようにプリパラを忌み嫌う理由が、物語の第24・25話で明らかにされる。
※以下ネタバレ注意
大神田校長も最初からプリパラを嫌っていたわけではなかった。彼女自身もまた、かつてはプリパラの煌きに魅せられたひとりの少女だったのである。
大神田グロリアがプリパラデビューしたのは本編の20年前、彼女の10歳の夏休みのことであった。
大神田グロリアはプリパラ内ではシュガーと名乗り活動していた。シュガーがプリパラワールド内のクレーンゲームで遊んでたところ、1人の少女と出会うことになる。この少女が、後にチーム「ラブリーツイスター」を組み、数少ないソウルフレンドとなるひめかであった。彼女は現在の大神田グロリアの人間性、そして職業をも決定する重要人物となる。
1年半を掛けて交友関係を深めたシュガーとひめかは、ある時プリパラワールドの外──プリパラのゲートで待ち合わせをする約束をする。しかしお互いに実際の姿を知らず、その姿もプリパラ内の印象とは大きく異なっていたため、彼女たちは外の世界でお互いを認識出来ずにいた。
それでも健気な大神田グロリアは、雨の日も風の日も、季節がめぐり1年もの間、ひめかを待ち続けた。プリパラ内に入って探すこともあったがそれでもひめかには会えなかった。
当時のプリチケは本人のリアルの顔写真がプリントされていなかった。このこともお互いを認識出来なかった理由の1つといえる。ちなみにパキる機能もなく、『プリ券を(ハサミで)チョキる』必要があった。プリチケの固体識別も二次元コードではなくバーコードが用いられていた。
親友の裏切り(※勘違い)と1年間という長い時間は大神田グロリアの心を歪ませ、いつしかかつての親友を、プリパラを、ひいては友達という概念をも憎むようになってしまった。
復讐に囚われた大神田グロリアはプリパラや友達の恐ろしさを全国のみんなに教えようと教師になることを誓う。
ひめかの正体は、プリパラの主人公、真中らぁらの母親である。彼女にはもうひとつシュガーと待ち合わせ出来ない理由があった。
大神田グロリアがひめかを待ち続けた1年間のあいだに、ひめかが当時通っていた学校はプリパラを禁止にしてしまった。ひめかは途中からプリパラに来てすらいなかったのである。
卒業式を迎え校則から開放されると彼女はすぐにプリパラへと向かうが大神田グロリアはその頃は既にプリパラを去っていた。
ひめか自身もシュガーのことを探していた時期があったが、お互いが動き回っていたことが逆に仇となった。
前述のとおり、ひめかの正体はらぁらの母親なため、らぁらの家であるイタリアンレストランを頻繁に訪れていた大神田グロリアは物語の序盤で既にひめかと再会を果たしていたことになる。しかし時間の経過と、そもそもプリパラ内とリアルの印象がかけ離れていることもあり、やはりお互いを認識することは出来なかった。
彼女たちが本当の意味で再会を果たすのは物語の中盤である。
ある事件をきっかけに、近づくことすら出来なかったプリズムストーンショップに大神田グロリアは辿り着く。そこにいたのはシュガーのトモチケを持つらぁらの母親だった。お互いのトモチケを見せあった彼女たちは、そこで初めてお互いの正体を知る。
当時のことを話し合い真実を知った大神田グロリアはようやくらぁらの母親と仲直りし、友情を再認識し、プリパラへの憎悪の念から開放されることになる。
ひめかとの再会後は大神田グロリアも改心し、没収していたプリチケを返却、プリパラ禁止の校則も撤回した。さらに自身も再びプリパラを訪れるようになり、ひめかとの交友も再開する。
その後も教育者として、勉強を疎かにしてプリパラに熱中する子供に対してはプリチケを一時的に預かるなどの活動を行っているようである。実に教育熱心である。
プリパラ内でのイベントにも20年分の鬱憤を晴らすかのように積極的に参加しており、各種大会にもひめかやプリパラジムで共に講師を務めていた栃乙女ラブらと組んで出場している。
シーズン2では紫京院ひびきによりプリンセス候補として送られてきた緑風ふわりの教育係も務めており、厳しくも優しく、愛情深くふわりを鍛えている。ふわりがプリンセス候補を辞退した後にも親子のような関係が続いている。
グロリア校長の相棒というべきハンドクリーナーがリナちゃんである。
強烈な吸引力でプリチケ等、プリパラ関連の物を吸い込むだけでなく、掃除機としての本来の機能である掃除も可能。
さらに匂いセンサーでプリパラ関係の物を自動追尾、校長を乗せて空を飛ぶ、チャンバラをする、CDを再生する、グロリア校長のドリルを強制装着させる、拡声器になるなど、多種多様な機能を備えている。
これだけならまだ「便利アイテム」止まりだったのだが、第23話以来鳴き声を発するようになり、「コショウを振りかけられて中身を嘔吐してふとんで寝込む」という明らかに生物めいた反応をして視聴者を驚愕させた。
その後はもうやりたい放題で、26話ではプリパラでアイドルデビューする(プリパラチェンジのバンク付き)、赤井めが兄ぃに口説かれる、再結成したラブリーツイスターの3人目としてライブするなど、掃除機離れした活躍を見せている。
あまりの多機能ぶりに一時は校長のマスコットだったのではないかという説もあったが、めが兄ぃの反応を見るにプリパラ由来のものではないようだ。
ちなみに、ゲーム版では2014年10月の時点でアゲアゲアイテムとして登場している。
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最終更新:2024/03/19(火) 19:00
最終更新:2024/03/19(火) 19:00
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