2009年放送のNHK大河ドラマ第48作。2009年1月4日から同年11月22日まで放送された。全47話。
上杉景勝に仕えた戦国時代の武将・直江兼続の生涯を描く(兼続自身に関しては、大百科の該当項目を参照することをおすすめする)。
前作篤姫の大ヒットもあって、全体的に高視聴率を記録したが(実は同じ戦国を題材にして登場人物も被るおととしの風林火山より、最高平均視聴率共に上回っている)、その評価は大河ドラマの中でも歴代最低最悪の部類に入る。その原因は、大河ドラマらしからぬ軽薄で中身の無い所謂スイーツ(笑)であったことに尽きる。
有名な兼続の兜の「愛」は「LOVE」だという間違った解釈に始まり、優柔不断できれい事しか言わない無能で軟弱者のくせに、なぜか周りから褒めそやされるメアリー・スー的な兼続は「加熱具」と揶揄され、そんな兼続と敵対する人物は信長・家康のような英雄であってもステレオタイプの悪役に貶められるなど、本作の悪いところを挙げるときりが無い。もっとも、脚本が同じ小松江里子が本作の2年前に描いた連続テレビ小説「どんど晴れ」も酷い内容だったため、本作の放送前から駄作になることを危惧する声もあり、それが最悪の形になってしまったと言える。
なお、本来ならば兼続を語る上で描かせない戦国武将の多くが登場しなかったが、あまりに酷い出来故に、出なくて良かったという声すら上がった。地元の評判も最悪であり、この年の謙信公祭には本作で謙信を演じた阿部寛が謙信役を務めたが、阿部が参加したのはこの年だけに終わり、翌年からは風林火山のGACKTに戻った。兼続ファンの間でも、イメージダウンに繋がった本作の妻夫木兼続は黒歴史となり、こうしたマイナスイメージが払拭されるのは、村上新悟が兼続を好演した7年後の真田丸を待たなければならない。
大河ファンの中には、本作を大河ドラマとを認めず、2009年の大河ドラマは本作終了後に11月末から同時間帯に放送された「坂の上の雲」であるという声も大きく挙がった。そして、翌々年の「江〜姫たちの戦国〜」でも同様のことが起こることとなる。
本作の非常に数少ない功績として、最序盤で兼続の子役を演じた加藤清史郎が人気を博した。第1話のラストで謙信に向って叫んだ「わしはこんなとこ来とうはなかった!」は、新語・流行語大賞を受賞したのみならず、ネットでも大受けしてAAまで作られた。が、同時に「わしはこんな大河見とうはなかった!」という声もネットでよく見られたとか見られないとか。
また、御館の乱で景勝に敗れて非業の最期を遂げた上杉景虎の知名度が玉山鉄二の人気と共に上がり、信長の野望シリーズでも、後に能力・顔グラが改善された。信長の野望・創造以降の彼の顔グラは、間違いなく玉山鉄二の景虎を意識したものになっている。
直江兼続が登場するゲーム(ex.戦国無双シリーズ、信長の野望)を扱った動画や、歴史替え歌、史跡巡りなど、彼に関連する内容の動画にこのタグがついているのがほとんどである。
上述の通り、大河ドラマ自体があまりの不人気ゆえ、OP曲を使った動画以外ほぼ皆無である。
掲示板
179 ななしのよっしん
2023/02/16(木) 19:33:50 ID: hqRnS5nFwM
>>178
多分コレと江のことなんだろうけど江は2011年で、2010年の龍馬伝はちゃんとしたドラマだったゼヨ
フィクションが結構多いドラマではあったけど…
180 ななしのよっしん
2023/02/17(金) 17:46:13 ID: oqPEErSOVh
ああそうか。年数まちがえてたわすまん
181 ななしのよっしん
2023/02/18(土) 19:13:49 ID: oYKHN5+WSt
幕末の篤姫とはともかく、武田が題材の風林火山とはだいぶ比べられてたなこれ、もちろん天地人が扱き下ろされてたw。
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最終更新:2024/04/20(土) 06:00
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