明治17年(1884年)7月1日、奈良県にて誕生。京都法政学校(現立命館大学)、神宮皇學館(現皇學館大学)を卒業。
内務省嘱託を経て昭和16年(1941年)、立命館大学教授となる。1945年、「日本上代ニ於ケル社会組織ノ研究」で法学博士号を取得。戦後は近畿大学、専修大学の教授を歴任した。
「姓氏家系大辞典」「家系系図の合理的研究法」を著したことで著名。
太田の父は史書を好み、特に系図調べに熱中していた。太田もその父に影響を受け、氏族制度の研究に没頭することとなる。親子ともども著名な氏族の系図は暗唱できたといい、太田の研究は幼い頃より父から受けた薫陶によるところが大きいだろう。
囘顧するさへ身顫ひを禁ずるを得ない、
とあり、凄まじい精神力を持って2年ほどで1500ページ以上もの「姓氏家系辞書」を書き上げたことが書かれている。
また、主著の一つ「姓氏家系大辞典」は全3巻で日本各地の氏族の出自、系譜についてまとめられている書物であるが、7000ページ近くあり、1冊1冊がものすごく分厚く重たい。これを戦前、コンピューターのない時代に全て一人で書き上げたのである。上梓するのに7年かかったとされる。苗字研究家の丹羽基二によれば「3巻目は原稿用紙にも事欠き、藁半紙に鼻水を垂らしながら書き続けた」といい、物凄い情熱と労力によって書き上げられたことがわかる。「姓氏家系大辞典」は現在でもその掲載量から姓氏研究の上では欠かすことの出来ない金字塔となっている。
それまであまり省みられることのなかった姓氏研究のパイオニアが太田亮なのである。
掲示板
1 ななしのよっしん
2013/06/10(月) 00:42:33 ID: ZoNa4u80nd
まさかこの人の記事があるとは思わなかったw
苗字関係で作られたのかな。
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最終更新:2024/04/24(水) 08:00
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