女川町

女川町とは、宮城県にある牡鹿郡に属する町である。

概要

統計など

• 人口：6,334人（平成27年国勢調査）
• 面積：65.80ｋ㎡
• 世帯数：3,154戸（平成27年国勢調査）
• 町の花：サクラ
• 町の木：杉
• 町長：須田善明
• 町役場所在地：宮城県牡鹿郡女川町女川1丁目1番1号

町について

• 太平洋沿岸に位置する漁業の町である。また女川原子力発電所が立地する原発の町としても知られている。
• 町域は南三陸金華山国定公園に指定されている。
• 銀鮭とサンマの水揚げ量が全国で有数と言われるほど多い。

女川軍港（女川防備隊）

終戦前は水深があり大型船が寄港できることを利用して大日本帝国海軍の軍港として整備されていたようで、横須賀鎮守府女川防備隊が配置された。目的は横須賀と北海道方面を中継。1945年8月9日から10日にイギリス部隊による空襲を受けている。この際イギリス部隊と一緒にF4Uコルセアに搭乗し戦っていたカナダ軍のロバート·ハンプトン·グレイ大尉が亡くなっており、第二次世界大戦最後のカナダ軍人戦没者となっている。他にスーパーマリン·シーファイア1機が撃墜（搭乗者は捕虜となる）された。日本側は150人が犠牲になり下記の艦船が沈没した。

• 標的艦　大浜
• 択捉型海防艦　天草
• 第42号駆潜挺　3隻

現地には女川湾戦没者慰霊塔がある。

年表

• 1889年　女川組20浜が合併し女川村成立
• 1926年　町制施行で女川町
• 1939年　国鉄石巻線女川駅開業
• 1945年8月9日-10日　女川空襲
• 1984年　東北電力女川原子力発電所運転開始
• 2011年　東日本大震災被災
• 2015年　JR女川駅復旧

東北地方太平洋沖地震の被害

• 2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生し、女川町では震度6弱を記録した。その後地震が引き起こした津波が襲来し、女川町沿岸部に壊滅的被害をもたらした。ちなみに津波は高台にある町立病院の一階に到達するほど高かったと言われている。
  • 被害状況：死者572名・行方不明者382名・建物被害（全壊・半壊）3257戸
  • 復興費用は3350億円になると言われている。
  • 平地が少ないため、町内に3・2階建ての仮設住宅（町による独自発注）が建てられた。

交通

• 鉄道：東日本旅客鉄道　石巻線
  • 石巻線：浦宿駅～女川駅　
  • 東日本大震災による津波の影響で全線で不通となっていたが、2015年（平成27年）復旧。
  • 2016年（平成28年）には仙石東北ラインの一部列車が直通運転を開始している
• 国道：国道398号線

関連動画

町の様子

東日本大震災関連

関連商品

関連コミュニティ

関連項目

• 宮城県
• 東日本大震災
• 女川原子力発電所
• 日本の市町村の一覧

リンク

• 宮城県女川町　東日本大震災に関する女川町情報配信サイト
• 女川町観光協会
• 女川町商工会