小銃 単語

50件

ショウジュウ

3.6千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

小銃とは、銃器の一種である。

英語ではライフルRifle)。

広義

ただし注意として、かなり広義の呼び方である。例え同じ弾を使用する場合でもスポーツ射撃狩猟用(猟銃)、軍用であったり、手動、単発、連射可なものまで幅広くどれも一長一短。

銃の一覧 の項も参照。

使用者民間警察・軍隊・テロリストまで幅広い。

軍用など時代によっても流の作動方式は異なる。旧式のものは身や機関部以外が木製のものも。

脈絡のない会話や場所で単純に「ライフル」と言った場合、相手が店員マニアであっても一では出てこないため注意。(基本的に用途などいくつかの質問され、特定してくれるが)

身内部の螺旋の溝(→ライフリング)がっぽいが、現在拳銃短機関銃にも同様の溝が彫られているためライフリングのあるライフルではない。あしからず。

概要

広義には 距離用の銃器 として扱われる場合が多い。

見たサイズは大きいものが多い。軍用の歩兵武器としても一般的。

基本としては、の中でも小銃弾(ライフル弾)と分類される細長く高速で強な弾を使用し床(ストック)や長い身を持つ大の物で、個人で取り扱える範囲の物をす。

※細かいの用に関しては 銃器用語 を参照。

現代における歩兵装備としてはアサルトライフル流。

射程

前提として距離があるほど射手の腕前やなどの自然環境にも大きく左右されるが…

  • 眼でも200~300m以上先を狙える精度がある。
  • 狙撃銃などは5001000m以上先を正確に狙撃なものもある。
  • スコープや二脚・三脚、負い紐、物品やに依託するなど射撃精度を高める装備や工夫も多い。

シモ・ヘイヘさんは300m先をヘッドショットしていた。スコープしで。

利点

拳銃弾や散弾銃較し、発射時の初速と発射エネルギーが大きいため
距離/長射程においても安定した破壊・命中精度が期待できる。

狭い場所での取り扱いや挺降下(パラシュート降下)が容易となるよう
軽量化されたカービン(騎兵)や、元々短いもの、構造的に射程を犠牲にすることなく短くなるブルパップ方式のなどもある。

小口径弾など、ライフル弾自体を少し小化したものある。
射撃時・連射時の反動抑制が容易となり、装填数や携行弾数を増やせるといったメリットがある。

拳銃弾より破壊・貫通があり多少の壁やボディーアーマーといった遮蔽物も貫通・化しやすい。

特に長距離の精密射撃狙撃)に用いられるものは狙撃銃と呼ばれ、凄腕のスナイパーが使用すればひとりで大勢を足止めすることも可。(→狙撃手

射撃精度向上のため長距離狙撃用の高倍率スコープを装備する場合もあるが、近年は視野の広い3~4倍程度の低倍率スコープを装備する例も多い。可変倍率のものもある。

欠点

小銃・ライフル自体が拳銃短機関銃より長く重い

フルサイズのものはジャングルや狭い室内などではを引っかけたりぶつける可性がある。[1]狭い内や機内への持ち込みや外・機外への射撃に苦労したり、長すぎて持ち込めない場合もある。

単純に身を短縮化されたものはカービンと呼ばれる場合もある。取り回しは良くなるが初速(破壊)と有効射程が低下したり前後の照準間の距離が短くなるといった欠点もある。

ブルパップ方式においては全長を短縮しても射程が犠牲にならないが操作性などその他の問題も多い。
(→ブルパップ

反動・破壊力

拳銃弾より火量が多いため、単純に較しても反動が大きくなりがち。さらに強弾薬を使用するものほど、反動が大きく特に連射時はが暴れまわる。小口径化したものは反動制御も容易になるが、射程・破壊は小さくなる。(それでも拳銃弾よりは強

また破壊が大きく貫通も高くなりがちで、人間をぶち抜いても破壊が衰えず、流れ弾で余計な破壊や殺傷をするリスクもある。また弾やマガジン(弾倉)自体も重く大きくなりがち。

その他特性

特に狙撃に特化したライフル距離的には万だが、連射が不可能であったり装填数が少ない、反動でかい、取り回しが悪い、照準が遠距離用のスコープしかないなど、近距離や大勢の敵に囲まれると圧倒的不利になりがち。

これを言ってはおしまいだが…
いくら射程が長いライフルとはいえ

  • 射手の腕前によっては性を生かしきれない。
  • 射手の腕前が良くても遮蔽物の多いジャングル・室内・交戦距離の短い地などは自慢の射程が生かしきれない。煙幕を展開されるなど視界が大きく阻される場合もある。
悪用

距離から一方的狙撃する事も可であることから、戦場はもちろん暗殺・テロ差別殺傷事件などに用いられると非常に厄介となる。要人警護などはに見える場所からの狙撃リスクも考慮しなくてはいけない。

用途

個人が取り扱える武器兵器としては今の所最も殺傷・射程のある物であり、銃器としての歴史も最も長く、その動作形式や使用弾薬と共に進化しつつ、軍・治安狩猟スポーツ等、様々な用途で用いられている。

軍用ライフル

時代によって微妙に変遷はあるものの、現代においては

射程・威・命中精度・弾数・重量・サイズなどのバランスが良く、射手の技量によっては狙撃銃でなくともそれなりの距離まで対応できることから一般的にアサルトライフル突撃銃)が用いられる。

新兵教育の時点での操作・分解整備・射撃などを習得させられる。

もちろん良好な成績がなければ狙撃銃は持たせて貰えないしスコープさえ付ければでもゲームのように当たりまくる訳ではない。引き金の引き方ひとつでも着弾は変わってしまう。

射撃 、 狙撃手 の項を参照

警察特殊部隊においても、軍用ライフルを流用して使用している場合も多い。

第二次世界大戦頃までは長射程だが連射の利かないライフルと、射程は短いが連射可(近距離制圧用)な短機関銃を持った兵士、持ち運びに不便だが長射程で連射できる機関銃…といった組み合わせで用いられる場合も多かった。

連射に特化したもの

ライフル弾を連射することに特化したものが狭義のマシンガンである。(→機関銃

二脚が標準装備されていたり、自体に重量があるため連射時も暴れまわりにくい。精度のある安定した射撃にはせ撃ちなどが必要となる。三脚に乗せたり車両航空機船舶等に据え付け制圧に用いられる場合もある。

単純なものではアサルトライフル身や弾倉を延長して二脚を取り付けたものもある。

一時期は対戦車兵器としても

戦時中は大で強弾薬を使用し、対戦車兵器として使用されていた時期もあった。
(→対戦車ライフル)ただし途中で戦車側の装甲が強化され全に効化されてしまう。

その後は優れた破壊弾道特性から距離狙撃に用いられるようになった。
(→対物ライフル

ただし、どちらにおいても、非常に長く重く、射撃や運搬時の負担はある。

古い銃?

現在でも狙撃銃など、一発撃つごとにカチャカチャ前後させて弾を装填しているもある。
不思議に思うかもしれないが時代遅れではなく非常に精度の高い作動方式である。

詳しくは → ボルトアクション

呼称

なお、上述の通り、個人が用いる銃器としては最も大な分類であるが、「小」である。
このの発生には諸説あるが、複数人で運用する「大」等の「大」火器に対して「小」を充てたという説が有である。

ニコニコ大百科に記事のある小銃の分類

なお、動作形式や使用弾等により細分化されキリがない為、ここでの分類についての記述は避ける。
ニコニコ大百科に個別の記事がある銃器銃の一覧の該当綱を参照。

関連動画

関連項目

その他

脚注

  1. *をぶつけることで、照準が狂ったり故障したり、ぶつけた音で敵に存在を察知されるといったリスクや、
この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
結月ゆかり[単語]

提供: まるこお(male)

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/23(火) 23:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/23(火) 23:00

スマホで作られた新規記事

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP