恵とは、東アジアの人名である。日本では多く女性の名前に用いられ、めぐみ、めぐむ、けい、などと読む。男性の名にも用いられる。
人名
名
実在の人物
架空の人物
姓
実在の人物
架空の人物
諡号
- 恵王(魏罃、前400年 - 前319年) - 中国戦国時代魏の第3代の王
- 恵王(? - 599年) - 百済の第28代の王
- 恵宗(王武、914年 - 945年) - 高麗の第2代君主
漢字として
- 意味
- 旧字体は惠。
- めぐむ、ほどこす、情けをかける、いつくしむ、思いやりのある、つつしむ、従順、(慧と通じて)賢い、さとい、(鏸と通じて)刃が三角錐条の矛、という意味がある。また、発語の助字として用いられる。
- 〔説文解字・巻四〕には「仁なり」とある。
- 字形
- 叀+心の会意説、叀声の形声説がある。叀は甲骨文、金文でつつしむという意味で使われ、その後めぐむ意味でも使われ、惠の字が使われるようにあった。
- 音訓
- 音読みは、ケイ(漢音)、エ(呉音)、訓読みは、めぐむ。名のりに、さとし、よし、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 恵(惠)を声符とする漢字には潓、橞、繐、蟪、韢、鏸などがある。
- 語彙
- 恵愛・恵雨・恵音・恵化・恵顧・恵然・恵贈・恵投・恵与・恵和
異体字
他漢字からの書き換え例
関連項目