斯波詮真とは (シバアキザネとは) [単語記事]

「斯波詮真」（しば・あきざね 1524 ～ 1573）とは、戦国時代の陸奥国の名門斯波家当主であり、南部家の前に祖父と父が築いた斯波家の栄光を傾けさせた人物。

概要

足利家の一門として同格の扱いを受けてきた為か足利将軍家と共に御所と称されてその尊称の使用を許された奥州の名門で、本姓は源氏の斯波家当主・斯波経詮の子に生まれる。

父の死に伴い家督を継いで当主となるも、隣国の南部晴政との戦いに敗れて祖父や父が築いた全盛期の領土をガンガン削られて勢力を失っていき、九戸信仲の子・高田康実を婿養子に迎える屈辱的な和睦を行った。九戸氏も、源義家の弟の源義光を祖先とする南部氏の庶流で一応斯波氏とも繋がってはいたものの、御所である斯波氏からすればどこの馬の骨とも言える養子縁組であり、斯波詮真一代でどこまでボコらてんだかって感じですねまったく。