星座カースト制度

星座カースト制度(せいざカーストせいど)とは、週刊少年ジャンプ黄金時代～現在に至るまで存在する、個人の実力、人望、才能等、仁智勇全ての能力を考慮せず、ただただ生まれた星座のみによって身分が決定される制度の事である。

なお、聖闘士星矢以外にも星座をモチーフとしている作品は存在するがそれらについては、星座カースト制度（その他）を干支については干支カースト制度を参照の事。

概要

かつてアテナの聖闘士も恐れる地獄の身分制度が存在した━━━

どれほど優秀であろうとも、その出自により区別、差別され、非凡の素質を持っていようとも、奴隷の家系に生まれし者は生涯奴隷であり、愚者であろうとも王の家系に生まれし者は生涯王者となれた。これをカースト制度と呼ぶ。（概ねこんな感じだったと思う）

このカースト制度に、星座と言う新たな風を吹き込んで完成されたのが『星座カースト制度』である。

暗黒時代

聖闘士星矢が連載中、主役の聖闘士達より遥かに強くカッコイイ、黄金聖闘士と呼ばれる12名の聖闘士が登場した。

美しい聖衣、光速拳と呼ばれる言葉の響きのカッコ良さ等、黄道十二宮を模した聖闘士の頂点に立つ彼等12人の活躍は、自分の星座が活躍する場面として歓迎された…ハズなのだが、一部活躍しなかった黄金聖闘士が居た為、
後の学校生活での力関係に大いに影響を与えた。

子供は残酷である━━━

• 一番技を出して欲しい時期に技を出さず強さを証明できなかった牡羊座
• 最初は黄金聖闘士の強さを見せ付けたが、その後、他の黄金聖闘士に存在感を喰われた牡牛座
• 物語の中核を占め圧倒的な存在感と強烈なカリスマ性を見せた双子座
• 見るも無残、語るも無残、一体何故こんな事になってしまったのか蟹座
• イメージ通りの活躍と圧倒的な強さとカッコイイ技を持つ獅子座
• 反則的な強さと獅子座と互角と言う事実で、この星座に生まれた男子を救った乙女座
• 牡羊座同様の上、聖衣まで装着出来ない妖怪じいさんの天秤座
• 童虎ショックの天秤座に比べカッコイイ聖衣と顔と戦いで一安心だった蠍座
• せめて死ぬ前に、連載中に1回位技を出せ！と罵詈雑言を叩きつけられた射手座
• イマイチパッとしなかったが紫龍との激闘と最後の時が美しかった山羊座
• 氷河との戦いが最高との呼び声と共に、ハズレ黄金から憎しみを浴びた水瓶座
• 満を持して登場し、期待に胸を膨らませた子供を地獄に叩き込んだ魚座

順位付けをするならばこんな感じであった。

1. 双子座
2. 水瓶座
3. 獅子座
4. 乙女座
5. 蠍座
6. 山羊座
7. 牡牛座
8. 射手座
9. 牡羊座
10. 天秤座
11. 魚座
12. 蟹座

地域によって扱いに諸説あるが、筆者の学校ではこんな評価であった。
その結果、王者の星（双子座）の元に生まれし者は例えアホの子であろうとも、奴隷の星（蟹座、魚座）に生まれし者を虐げる大義名分が成り立ってしまったのである。

もう一度言う。子供は残酷である━━━
いくら「この物語はフィクションです」と言われても関係ない。

牡羊座に生まれただけで、割れた花瓶の修復を行わされ、牡牛座に生まれただけで荷物持ちをさせられ、天秤座に生まれただけで執拗にジジィ呼ばわりされ、射手座に生まれただけで「技が無ぇｗ」と罵倒され、魚座に生まれたが故に給食のプリンを搾取され、蟹座に生まれたが故にトイレ掃除を強制させられるのである。

ハズレ星座に生まれし者は・・・
ひっそりと教室の隅っこで生きる事を余儀なくされたのである━━━

この世に存在する負の表現すべてを詰め込んだ暗黒時代

時は進み物語り終盤の冥王ハーデス編。
この物語で2度目の黄金聖闘士活躍場面が訪れた。
ある者は捲土重来を期し、ある者は余裕の表情で迎え、ある者は諦めていた━━━

• とうとう技を披露し元黄金聖闘士2人を討ち取り、青銅聖闘士を師弟で導いた牡羊座
• なんと戦闘シーンすらカットされ、気付いた時には死んでいた牡牛座
• これまた反則的な強さでカースト制度頂点に君臨するに相応しい戦いを繰り広げた双子座
• ･･････。蟹座（笑）
• 押し寄せる冥王軍をバッタバッタとなぎ倒し改めて黄金聖闘士の魅力を引き出した獅子座
• 最強クラスの元黄金聖闘士3人を相手にあわや完封か！？と思わせる圧倒的な強さを見せた乙女座
• 驚愕の若返りを果たし、必殺技も披露し、前教皇との戦い他、今までの鬱憤を晴らした天秤座
• オイシイ場面は幾度もあったが、どれもイマイチ生かせず見せ場に恵まれなかった蠍座
• 何でシオン達と一緒に十二宮に来ないんだ！？と最後の活躍の機会をスルーした射手座
• 十二宮編に比べ格段に扱いが良くなり、死して尚、忠義の士となった山羊座
• カースト制度勝ち組に相応しい優遇処置と涙を誘う美しい散り様を見せた水瓶座
• 蟹座も含め、最後に嘆きの壁に現れたのがせめてもの救いか？有る意味涙を誘った魚座

ここで順位をつけるのであれば、この様な感じであろうか？

1. 双子座
2. 乙女座
3. 水瓶座
4. 天秤座
5. 獅子座
6. 牡羊座
7. 山羊座
8. 蠍座
9. 牡牛座
10. 射手座
11. 魚座
12. 蟹座

ちなみに3位～7位はそれ程差がある訳ではなく、また、10位と11位の間には分厚い嘆きの壁がある。

十二宮編で不遇であった牡羊座、天秤座、山羊座が見事勝ち組に躍り出て、
元々王者の星であった双子座、獅子座、乙女座、水瓶座は大活躍をした。
逆に、立場の悪くなってしまった蠍座、悪い立場が現状維持の牡牛座は泣いていた。
また、物語上重要人物なのに活躍の機会が全くない射手座は空気と化した。

そして・・・。
蟹座と魚座はジャンプを叩きつけ悟りを開いた。

こうして、聖闘士星矢が人々の記憶に残り続ける限り、弱者を侮蔑し、虐げ、罵倒する、地獄の身分制度、『星座カースト制度』が完成された。

黄金聖闘士の功罪

牡羊座：ムウ、シオン

功績	罪悪
聖衣修復という稀有の技能と主人公達のサポート。 元黄金聖闘士2人を瞬殺する強さ。 元教皇が牡羊座。 （一応）続編のΩにて弟子である貴鬼が正式に牡羊座を引き継ぐ。	物語終盤でないと活躍しない。 麿。 ラダマンティスに敗れてからは空気。

 

牡牛座：アルデバラン

功績	罪悪
十二宮で最初に闘う黄金聖闘士として十分過ぎる位の存在感と強さを見せてくれた。 理解力もあり、竹を割った様な性格も相まってかなりの好漢。	老師を除く黄金聖闘士でひとりだけ美形ではない。 登場のたびに扱いが悪くなる。 対ソレント、対ニオベと黄金聖闘士なのに五感への攻撃に弱い。 上記に加え対星矢も含めると3敗（2敗1分？）は黄金ワースト記録。 劇場版では十二宮で一番目の白羊宮の主ムウが不在のため、二番目の金牛宮の主である彼が必ず真っ先に瞬殺される。 冥王ハーデス編での扱いの悪さは悲惨の一言。

 

双子座：サガ、カノン

功績	罪悪
黄金聖闘士をも操る幻朧魔皇拳の効果。 ギャラクシアンエクスプロージョンの破壊力。 兄弟揃って反則的に強い。 善サガの自決する潔さ。 冥王ハーデス編でのサガとカノンのカッコよさは異常。 どのエピソードにも関係してくる重要性。	蜥蜴星座ミスティ同様に、悪サガが自身の裸体を褒める暴挙にでる。 悪サガの最後の狼狽ぶり。 全裸で聖衣って・・・。 海龍海闘士の時のカノンはちょっと情けない。 兄弟揃ってやった悪事が人間の中ではワースト２に入るほど酷い

 

蟹座：デスマスク

功績	罪悪
牡羊座、双子座、乙女座と並び即死技を持つ（こう表現すると凄そう）。 五老峰での圧倒的な強さは、蟹座の一番輝く瞬間であった。 良くも悪くもインパクトは絶大。 アカデミー賞を狙える演技力。 実はかなりオイシイポジションである事に気付く事が出来れば、話のネタに困らない話題性。 シャカすら気付かぬ教皇の悪事を知っていた洞察力。	黄金聖闘士なのに実力で青銅に圧倒された上、最初の戦死者に。 悪を貫くのは構わないのだが、言動と相まって小者臭が･･･。 聖衣にまで見捨てられた。 あじゃぱー！ 冥王ハーデス編にてアフロディーテと二人掛かりで挑んだムウに瞬殺される。 のりピー語は黒歴史なのか文庫本で修正されたそうな。 ハーデス城にて命乞いが涙を誘う。 「デスマスク」は異名なのだが、墓石にしっかりと「デスマスク」と彫られた。

 

獅子座：アイオリア

功績	罪悪
主人公達と初めて対峙する黄金聖闘士として存分に強さを見せた。 ライトニングボルト・プラズマの演出のカッコよさ。 獅子の名に恥じない圧倒的な強さと頼もしさ。 失点と成りそうな幻朧魔皇拳の影響下でさえ、恐ろしいまでの獅子の本気を見せた。 冥王ハーデス編での冥闘士を纏めて薙倒した様は流石であった。 聖闘士星矢 -黄金魂 soul of gold-にて堂々の主役に抜擢。	洗脳されたせいで改心したカシオスを死なせてしまったのは残念。 ラダマンティスに敗れてからは空気。

 

乙女座：シャカ

功績	罪悪
この星の下に生まれた男子を救った事。 人気の獅子座と互角の実力者。 曲りなりにも第6宮まできた星矢達を瞬殺。 青銅最強の一輝をして子供扱い。 何かもう良く解らない凄い技の数々。 冥王ハーデス編での対サガ、カミュ、シュラ戦は素晴らしかった。	最も神に近い男の割りには性格が悪い。 サガの本質「善」は見抜いたが、デスマスク、シュラ、アフロディーテの見抜いた現在進行形の「悪」をスルー。

 

天秤座：童虎

功績	罪悪
若返りに加え元教皇との戦い。 ヨーダから脱却した雄々しく勇ましい姿。 海王ポセイドン編での天秤聖衣によるサポート。 廬山百龍覇の初披露のインパクト。	ヨーダ。 聖衣を纏えぬ黄金聖闘士。 実はデスマスクと同じく冥王ハーデス編の初期にのりピー語を使っていた。

 

蠍座：ミロ

功績	罪悪
厄介な人格者が多い黄金聖闘士だが、ミロは良い部類で人格者。 氷河を終始圧倒し、また、その行動を理解し進むべき道を譲った。 サソリと言うグロテスクなモチーフとは裏腹なカッコイイ聖衣。 本人曰く最強のサガと良ければ互角に戦える程の強さらしい（カノンにSN撃ちこんでたときの本人の台詞より）。	絶命までに15発をも必要とする遅効性の必殺技（実際は15発を同時に撃ち込むことも可能らしい）。 クセの強い黄金聖闘士が多く、埋もれてしまった感が・・・。 足元を凍らされても気付かない、盲目の紫龍でも気付いた冥衣サガのGEに気付かないという注意力の無さ。 ラダマンティスに敗れてからは空気。

 

射手座：アイオロス

功績	罪悪
絶体絶命の赤子の女神を身命を賭して救い出す。 死んで尚、常に主人公達を助け導いてきた。 要所で星矢が聖衣を装着し、勝利に貢献した。 ダントツでカッコイイ聖衣。	連載中に遂に1回も技を披露しなかった。 アニメ版で「アトミックサンダーボルト」と、取って付けた様な必殺技を披露し、余計に不憫さが際立った。 当時10歳のシュラに討ち取られて戦死。享年14歳。 なお、女神を救出し聖域を脱出する一刻を争う最中、人馬宮の壁面に遺書を書き、それを綺麗に隠蔽すると言う悠長な行動が戦死の一因か。 冥王ハーデス編にて最後の見せ場を華麗にスルー。 もし参戦していればアイオリア対アイオロスという夢の対決が実現したかと思うと悔やんでも悔やみきれない。

 

山羊座：シュラ

功績	罪悪
聖剣の破壊力とその剣技を紫龍に託した泣けるエピソード。 後に紫龍は聖剣で何度も難局をしのいでおり、その貢献度は計り知れない。 冥王ハーデス編にて死して尚忠義を尽すその姿に涙した人は多いだろう。 シャカすら気付かぬ教皇の悪事を知っていた洞察力。	教皇の悪事を知っているとカミングアウト。蟹座、魚座と同じ立場であると自ら証明。 地味。

 

水瓶座：カミュ

功績	罪悪
弟子を思いやる人格者。 オーロラエクスキューションの威力と美しさ。 誰に聞いても「良かった」「泣けた」と返事がくる、ベストバウトの呼び声が高い対氷河戦。	「クールであれ」という割りには感情に流されすぎ。 アニメ版では氷河に別の師匠がいるため、氷河にとって「師の師なら師匠も同然」というよく分からない存在に。

 

魚座：アフロディーテ

功績	罪悪
牡羊座、双子座、乙女座と並び即死技を（ry 密かに上位に来るであろう聖衣の美しさ。 誤解しがちであるが、己の美を驕る事の無い男らしさ。 十二宮で散々鍛えられた青銅を相打ちに持ち込む。 涙を誘う迫真の演技。 蜥蜴星座ミスティの様に素っ裸にならなかったのはファインプレー。 シャカすら気付かぬ教皇の悪事を知っていた洞察力。	「天と地のはざまに輝きを誇る美の戦士！」と瞬に訳の解らぬ評価をされてしまった。 最後の最後に登場する黄金聖闘士として期待を集めたのだが、落差が激しすぎた。 拳や小宇宙を派手にぶつけ合う事を望んでいた少年少女達に、薔薇攻撃は受け入れ難かった。 対瞬戦にて奥の手を使わせた、と言うとカッコイイが、遙かに格下の青銅に手加減をされてしまった。 冥王ハーデス編でデスマスクと2人掛りでムウに挑み瞬殺された。 アニメや映画にて執拗なまでにナルシストにされてしまった。 作画崩壊の憂き目にあう美の戦士。

 

星座カースト制度の功罪

功績	罪悪
この頃、丁度社会の授業で習う「カースト制度」が骨身に染みて理解出来た。 この世は不平等である事が良く解った。 諦めが肝心である事が良く解った。 この世に神は居ない事が良く解った。	自分の生まれを呪う子供が全国多数。 教室に薔薇が飾られるのを恐れる子供が全国多数。 「ごっこ遊び」で必殺技を叫べない子供が全国多数。 「ごっこ遊び」で指を骨折する子供が全国多数。 「ごっこ遊び」で強制的に「やられ役」をやらされる子供が全国多数。 「ごっこ遊び」すら参加できない子供が全国多数。

 

そして現在

悪しき星座カースト制度は解消されつつある。
カースト制度全盛期を生き抜いた者達からすれば、我が目を疑う程の活躍を見せているのだ。
その活躍の場は聖闘士星矢のスピンオフ作品の「聖闘士星矢 EPISODE.G」及び「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」、黄金聖闘士を中心にした「聖闘士星矢 -黄金魂 soul of gold-」の3作品である。

「聖闘士星矢 EPISODE.G」にて

蠍座ミロは地味だの「絶命に15発かよｗ」だの散々な言われ様だったが、14発同時撃ちを披露し過去の英雄を粉砕した。

射手座アイオロスは「アトミックサンダーボルト」などと言う子供騙しの技以来の公式技「インフィニティブレイク」を放った。
また本編で余り語られなかったエピソードも多く語られ、如何にアイオロスが仁智勇を備えた聖闘士かを知る事ができた(そして意外とお茶目さんな一面も見せ、人間味もある姿も見られた)

牡牛座アルデバランは友であるアイオリア・シュラの窮地に颯爽と現れ、(傷ついていたとはいえ)黄金聖闘士二人がかりでも魔獣に押しつぶされそうだった所を片手で支える豪腕振りを披露した上に魔獣を粉砕するこれまでの出落ちぶりを払拭する勇姿を披露した。

猛烈に扱いの悪かった魚座アフロディーテは己の小宇宙をアイオリアに与え薔薇で回復させる、他の聖闘士には無い器用な技術を披露し、また誤解されがちな美意識は信念を携え、懸命に生きる者を評価する一本芯の通った聖闘士として描かれた。
そして本編で格下の青銅聖闘士瞬に奥の手を出された途端劣勢になり、命の心配までされる失態を演じてしまった戦闘能力は、薔薇を縦横無尽に操り無双の如き一騎当千の力を発揮し、神との戦いにおいても、その力を圧倒する美しき戦いを繰り広げた。

滅茶苦茶扱いの悪かった蟹座のデスマスクはアイオリアとの小競り合いにて他の10名の黄金聖闘士にすら察知されぬ技術力の高い攻撃を披露し、神との戦いにおいても、とても同一人物が「あじゃぱー」などと叫んだとは思えない程に、神を圧倒し屠り去った。

「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」にて

あまり扱いの良くなかった牡牛座は巨星アルデバランに相応しき戦いにて輝火、バイオレート等強敵を退けた。
同様に扱いの悪かった射手座は存分に仁智勇を発揮し、女神を同胞を導き、戦いにおいてもアイアコス、ファラオとの激闘を制した。

凄く扱いの悪かった魚座は強く、格好良く、美しく、そして気高く、世の魚座の人間も納得の、誰に話しても後ろめたい思いをしなくても良い、誠に見事な戦いを行い、魚座の少年少女のトラウマ技『ロイヤルデモンローズ』他各種毒薔薇はアルバフィカの生き様として描かれ、『オカマ野郎』などと罵倒され辛く苦しい学生時代を送った魚座の溜飲を下げるに十分な活躍であった。

そして、超絶に扱いが悪く、「車田氏は何か蟹に恨みでもあるのか？」とまで噂された蟹座は、見る物の心を掴み、蟹座以外の星座の人間を驚愕させ、全蟹座の人間を号泣させる、後世に語り継がれるべき魂震える激闘を繰り広げた。
また教皇も元蟹座と言うサプライズも飛び出し、ここに蟹座の地位は回復したと言えるだろう。

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以上の様に星座カースト制度は廃れつつあるのだ。
今後も後に続く聖闘士星矢の世界を見守りつつ、星座カースト制度の根絶を願いたい。

我々の受けた苦しみを後世に残さぬ為にも━━━

新たな懸念

廃れつつある星座カースト制度である・・・ハズなのだが、新たな問題が鎌首をもたげてきた。

その問題とは、原作者である車田正美氏が描く「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」である。
この作品にて魚座カルディナーレなる黄金聖闘士が、死後の安寧を求めると言う理由から最初は女神を裏切っていたが後に和解し女神のために命を投げ打っている。

しかし、和解する前の不穏な一言「黄金聖闘士の裏切り者は自分だけではない」発言・・・。
それを裏付けるかのように双子座が善悪人格（？）を入れ替えながら冥王に接近しようと画策している。

また、裏切ってはいないが、牡牛座も水鏡との闘いで、貫禄の立往生を披露し読者を魅了した。

なお、現時点で未登場の星座は、蠍座、射手座、であるが、まだ誰か裏切り者がいるのだろうか？
既に登場している者達が「実は…」なんて展開もありそうなので牡羊座、乙女座、天秤座以外の星座も油断は禁物だ。

また女神暗殺を謀った教皇が誰なのか？何座の聖闘士なのか？と言う問題が浮上している。
THE LOST CANVAS 冥王神話では教皇は蟹座であったが・・・。

また、2012年4月から２年間、次世代の聖闘士を主人公とした『聖闘士星矢Ω(オメガ)』が放送され、前作の主人公である星矢が黄金聖闘士として登場することなどから新たなカーストの形成が懸念された。

何れにしろ、今後も予断を許さぬ状況である。 

余談 → 懸念2

言うまでもなく黄金聖闘士は黄道十二星座をモチーフとしている。

・・・だが近年、世間では十三星座説なる物も存在する。
（ゲームでは蛇使い星座（オピュクス）のシャイナが13人目の黄金聖闘士として登場する隠しルートが存在した）

詳しい説明はWikipediaに譲るとして（こちら）、簡単に言うと、蠍座と射手座の間に蛇遣座が存在するのである。
この事実が如何なる事態を引き起こすかと言うと・・・、

12星座誕生日	星座	13星座誕生日
3/21～4/19	牡羊座	4/19～5/13
4/20～5/20	牡牛座	5/14～6/20
5/21～6/21	双子座	6/21～7/19
6/22～7/22	蟹座	7/20～8/10
7/23～8/22	獅子座	8/11～9/15
8/23～9/22	乙女座	9/16～10/29
9/23～10/23	天秤座	10/30～11/22
10/24～11/21	蠍座	11/23～11/29
―	蛇遣座	11/30～12/17
11/22～12/21	射手座	12/18～1/18
12/22～1/19	山羊座	1/19～2/15
1/20～2/18	水瓶座	2/16～3/10
2/19～3/20	魚座	3/11～4/18

ご覧の様になる。
例えば獅子座の殆どは蟹座になり、蟹座の殆どは双子座になるのである。

もちろん原作は黄道十二星座を採用しているので上記表に何の意味も無い。
・・・意味は無いけど書いてみた。
他意はありません。

・・・ありませんでしたが、NDにて蛇遣座が正式採用されました。

だからと言って少年少女時代の思い出が覆る訳ではありませんが、これを機に自分の星座を見つめ直してみるのも一興かもしれません。

特に、蟹座や魚座に変更になる方は過去の思い出を振り返ってみて下さい。
非道な行いをしていませんでしたか？

11/30～12/17の蛇遣座の方。今後、シャイナあるいは蛇遣座の聖衣がどの様な活躍を見せるのか？まずは動向を見守って下さい。

また、7/20～7/22生まれの真なる蟹座、3/11～3/20生まれの魚座の中の魚座の方は、ある意味選ばれし者なので、誇りを持って生きて下さい。

余談　２

人気作品という事で派生作品や、リメイク作品も作られている。

続編として作成された、聖闘士星矢Ωにおいても黄金聖闘士が登場した……が、やはり扱いには色々と差があった。最終的には

前作主人公という立場を得られた射手座、原作から順当に引き継いだ牡羊座、一悶着あったがどうにか引き継いだ天秤座、文字通り死亡フラグを片っ端から圧し折り大出世した牡牛座、安定の強キャラぶりを見せつけた乙女座、途中で出た汚名を見事返上した双子座（妹）がおおよその勝ち組で、

メンヘラショタババアと化してた双子座（姉）、かつての不遇さを再現するかの如くの蟹座、武人枠だが貧乏くじ引いた獅子座、ロリコンオヤジと化した山羊座、青銅に引き継げる人物居たのにも関わらず奪われた水瓶座、お姉で強キャラだったが最終的に見捨てられた感がある魚座が負け組として扱われることが多い。

蠍座に関しては装着した人物の背景や悲劇性含めると勝ちとも負けとも云えないかもしれない。

リメイク作品の、Legend of Sanctuaryにおいては、１時間半の映画に収めるために活躍を大幅に削られた聖闘士が存在したりもした。

2015年、聖闘士星矢 -黄金魂 soul of gold-が放映されたが、その中でも色々と活躍の差異が発生している。そのため順位の変動が著しい。特に蟹座と魚座は株が上昇している為、順位が少し上がっていると見られている。

関連動画

関連商品

関連事例

• 聖闘士星矢とその身分制度（LOGIC&MATRIX）：魚座の慟哭について。
• Yahoo！による番付調査
• 人気最強聖闘士決定戦（上記とは別の人気投票）
• ピカチュウ（直接関係ないが、アニメのメインに抜擢された理由が御三家のカースト化を防ぐためだったりする）

派生事例

• 這いよれ！ニャル子さん
• メタルファイト ベイブレード
• 超星神グランセイザー
• 新機動戦記ガンダムW
• グラハム・エーカー(機動戦士ガンダム00)
• フェアリーテイル
• バトルスピリッツ ブレイヴ
• 仮面ライダーフォーゼ
• スフィア（スパロボ）

関連項目

• 聖闘士星矢
• 聖闘士星矢 冥王神話
• 聖闘士星矢 EPISODE.G
• 聖闘士星矢 -黄金魂 soul of gold-　
• 星座カースト制度（その他）
• 干支カースト制度
• 星座
• 星座の一覧