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牛乳

牛乳(ぎゅうにゅう)とは、の事である。から絞った生を飲料用として加工した製品。

曖昧さ回避

概要

牛乳は栄養価がきわめて高く、健康飲料品の一種として広く利用される。

また以外の動物牛乳とは呼ばれない。例えば、ヒツジと呼ばれる。しかし英語milk(ミルク)は、以外のも含む。

牛乳を取るの種類としては、ホルスタインジャージなど、「」と呼ばれる種類を使うことが多い。

を飼っている人は搾りたてをそのまま楽しむ事もできる。牛乳を使った料理もたくさん存在する(例:ヨーグルトチーズバタークリーム)。

属性としては動物性であるが、となる生物の殺傷を伴うことなく得ることが出来ることから、ベジタリアンでも牛乳(類)は喫食可とする流儀があり、「ラクト・ベジタリアン」と呼ばれる。

が、身長の伸びにはあまり大きな影はないことが分かっており、低身長ロリヒロインが頑って牛乳を沢山飲むのは、実はど効果がかったりする。

製品ができるまで

現代日本では、較的デパートコンビニで気軽に購入することができる。

日本国内で販売されている牛乳は、すべて100%である。
さらに生以外のもの(も含む)を入れると牛乳とは表示できなくなる(法律で決まっている)。

  1. 各牧場へタンクローリーが赴き、生タンクローリーのタンクへ入れる。このとき、生の量・異物確認をする。
  2. タンクローリー牛乳工場に着くと、工場内の1~3℃に冷却されたタンクへ清浄しながらタンクに入れて貯蔵していく。
  3. の検をし、脂肪固形分・細菌数・味などを検し、合格したものが牛乳などの製品の元として利用できる。
  4. 脂肪は大きさの違う粒(脂肪球)があるため、生ホモゲナイザーという機械に通し、脂肪球を細かくし、口当たりを滑らかにするため均質化する(ノンホモジナイズ牛乳の場合はここの機械は通さない)。
  5. 熱を加えて殺菌する。殺菌の時間と加熱温度の違いにより、「高温殺菌牛乳」と「低温殺菌牛乳」がある。
  6. 加熱殺菌したら、すぐに5℃以下の冷蔵タンクに移し冷やす。
  7. 冷やし牛乳機械で容器につめていく。現在は衛生面などの観点からパックが流だが、ビンにつめていくメーカーや牧場もある。途中、ちゃんと封がされているか機械を通してチェックし、合格したものは5℃以下の冷蔵庫などで保存される。
  8. 製品となった牛乳脂肪固形分・細菌数・味などを法律で決められている規格に合っているかどうか検する。そのあと、保冷トラックに積まれて出荷。スーパーコンビニなどの店頭に並ぶ。

殺菌方法

高温殺菌

一般的に販されている牛乳は高温殺菌したものが多い。生72℃以上の高温、15分以下の短時間で殺菌する方法。日本の大手メーカーでは、120150℃の高温で1~3秒間殺菌する「高温殺菌」という方法で作られている。

低温殺菌

65℃以下で30分ほど加熱して殺菌する方法。ミルク本来の味わいがあるものの、日持ちしないことが難点。

栄養成分

一般的な牛乳100gの場合。

種類

ノンホモジナイズ牛乳

脂肪球の大きさをえる工程を通さず(生ホモゲナイザーという均質化する機械に通していない)、そのまま殺菌した牛乳。飲むとややザラザラ感がある。

なお、一般的に販されている牛乳は、ホモゲナイザーという機械に通し、均質化されている。森永乳業牛乳製品には擬人化された太陽キャラクターが描かれており「ホモちゃん」と呼ばれるが、これは元々「森永ホモ牛乳」のイメージキャラクターであった。生物由来ゆえ品質にバラつきのあった牛乳を均質化(ホモゲナイズ)した商品として提供できるようになったことを記念して制定されたキャラクターである。

ロングライフ牛乳

文字をとってLL(Long Life牛乳とも呼ばれる。長期間保存できるように、高温で滅菌する。容器も空気・微生物が入らないように、何層も重ねた特殊な容器を使用する。封を切らなければ、2~3かは保存可

ローファット牛乳(部分脱脂乳・加工乳)

から脂肪分の一部を除いたものは部分脱脂のくくりに入る。見方を変えれば「脂肪分をバター等に使った残りの成分を利用している」ことになるため、加工のものより安い場合が多い。生に脱脂粉を加えて脂肪分を低くしたものは加工のくくりに入る。脂肪分の「まろやかさ」は若干失われるが、脂肪以外の栄養価は高い。加工は、生に脱脂粉クリームなどの製品を混ぜたものをす。

乳飲料

厳密に言うと牛乳ではない。生製品以外のものを入れて作られているものを飲料という。コーヒー牛乳フルーツ牛乳などが飲料のくくりに入る(入らない場合もある)。

体質不適となる場合について

高栄養価で有効である一方、類は多くの免疫物質等を含む機性飲料でもあり、またたんぱく質をきわめて多く含む飲料であることから、体質によっては飲用できない場合がある。これは個人の好き嫌いとは別次元の話であり、周囲、特に教師等は注意が必要である。

乳アレルギー

体質不適の中でも最も有名な例の一つ。その名のとおり、飲用によってアレルギー症状を発する例である。かつてはアレルギーと言えばのもののみがよく知られていたが、その後の研究により多種多様なアレルゲンによるアレルギー症状が確認され、現在ではアレルギーはよく知られた症状の一つとなっている。

料理の食材として使用した例でも発症することがあるため、現代では、小麦、ソバ落花生と並んでアレルゲンとしての表記が義務付けられている

なお、場合によっては食事療法によって軽減が可である場合がある。詳細は医師に相談されたし。アレルギーは症例によっては生命にかかわることがあるため、絶対に個人的な判断で食事療法を行ってはいけない

乳糖不耐症

牛乳の成分の一つである糖(ラクトース)の消化がうまく出来ない体質のために発生する症状。飲用によって嘔吐や下痢などの消化器症状を引き起こす。

かつては上記アレルギーの一種であると考えられていた。先性である場合はの摂取ができなくなるため致命的となるおそれがあるが、症状が軽度である場合等は多くの場合生命にかかわるような症状にはならない。糖不耐症を持っているものの、自覚症状のないままに成長する例も少なくない。

なお、哺乳類には成体となった後は糖不耐症になる生物は少なくなく、成体になっても汁を飲むことができるヒト生物的には稀有な例である。

牛乳は危険だとする主張

世の中には牛乳健康に悪い、とする人がいる。その人達によるは『牛乳悪説』と呼ばれる。元々は牛乳を多く摂取していた欧州で、動物蛋白質の摂取をタブーとするガチベジタリアンを中心に喧伝されていた理論であるが、日本にも流れ着いてごく一部のヤブ医者牛乳嫌いな人たちがこのを行っている。

この説には雑多な内容が含まれる。例えば『牛乳を飲むと逆にがもろくなる』とか。その他いろいろとあるが、一めにすると『牛乳を飲むと健康に悪い』という結論に尽きる。が、牛乳やその加工品が健康に悪影を及ぼすというまっとうな研究は存在していなかった

が、2014年に一つの論文が欧州でかなりの権威がある医学誌にて発表された。その内容は『牛乳を飲むと寿命が短くなる』というセンセーショナルなものだった。この論文が発表されるや否や、牛乳悪説を唱えていた論者はここぞとばかりにヒートアップした。

ただ、この論文、ちゃんと読むと牛乳悪説を必ずしも肯定する内容ではなかった。この論文では『1日コップ3杯以上の牛乳を飲むと悪影』としている上、『健康的でない人ほど、牛乳の効果を頼って沢山飲む』というバイアスがかかっていることも明らかにしている。そもそも飲用の硬度が非常に高く、ただでさえカルシウム摂取量が多い欧州での研究と、慢性的にカルシウムが不足しやすい日本人とでは、バックグラウンドが全く違うという事実摘しておかなくてはならない。

その他、一部研究では牛乳摂取量と1糖尿病発症の関連性の摘はあるが、かなり微々たる影である様子。その一方、2糖尿病発症予防に製品が有効とする研究もある。牛乳健康に良くないというにはやはり、裏付けはないというのが事実だろう。

どんな食品もほどほどであればいいのである。

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