紀藤真琴

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紀藤真琴（きとう　まこと、1965年5月12日-）とは、愛知県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

OB
紀藤真琴
基本情報
国籍	日本
出身地	愛知県名古屋市
生年月日	1965年5月12日
身長 体重	178cm 84kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	1983年ドラフト3位
引退	2005年
経歴
選手歴 中京高等学校 広島東洋カープ(1984年-2000年) 中日ドラゴンズ(2001年-2004年) 東北楽天ゴールデンイーグス(2005年) コーチ歴 東北楽天ゴールデンイーグルス(2006年-2008年) 興農ブルズ(2010年) 統一セブンイレブン･ライオンズ(2011年-2013年)
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名字こそ読みは『きとう』だが、漢字を絶対に間違えてはいけない。

愛知県の中京高等学校時代に、野中徹博投手（阪急ブレーブスから1位指名）の控え投手として甲子園に3度出場し、1983年のドラフト会議で広島東洋カープから3位指名され入団した。

一軍投手陣の層の厚さから二軍暮らしが続いていたが、4年めにようやく一軍デビューを果たし（3敗）、翌1988年には先発とリリーフを兼任して初勝利をあげ、4勝を記録した。

1989年はリーグ最多の61試合（リリーフのみ）に登板し、4勝1敗7セーブ、防御率2.68の好成績を残してチームの2位浮上に貢献した。翌1990年も防御率2.58の好成績を残すが、登板過多が祟ってか翌年以降徐々に成績が悪化する。1991年は日本シリーズ出場を果たすものの、満塁弾を2度も被弾してしまった。

1993年に最下位転落の責任をとって山本浩二監督が辞任し、三村敏之が監督に就任すると先発に配置転換されることになった。山本和行投手コーチの指導で才能が一気に開花し、防御率こそ3.97と平凡なものながら16勝（5敗）を記録、勝率.762を残して最高勝率で初タイトルに輝いた。ただし、被本塁打がリーグワーストの28本、四死球56と勝利数とは裏腹に制球には難があった。この年から3年連続で二桁勝利を挙げる。

1997年と1998年は防御率が5点台にまで悪化し、それぞれ1勝、3勝しか出来なかった。紀藤の不振と連動してチーム成績も悪化し、1997年は3位にこそ滑り込んだものの5割に届かず、翌1998年はついにBクラス（5位）に転落、ここから長期低迷に突入していく。

2000年のシーズン終了後に中日ドラゴンズとの交換トレード（相手は鶴田泰）が成立し、地元に戻ることになった。2001年、2002年と好投し、特に2002年は先発とリリーフを兼任して防御率2.85の好成績を残した。2003年はシーズン途中から先発ローテーション入りし、防御率こそ5点台近くに悪化したものの7勝を記録した。

2004年は登板機会にも恵まれず、成績も悪かったこともあって戦力外通告を受け、新興球団の東北楽天ゴールデンイーグルスに無償トレードされた。だが、2005年は8試合に先発登板するものの1勝もあげることが出来ず（5敗）、戦力外通告を受けそのまま現役を引退した。

引退後

2006年から2008年まで楽天の投手コーチ。

2010年から台湾の興農ブルズで指導。

2011年から2013年まで統一セブンイレブン・ライオンズの投手コーチ。

2014年からは、パーソナル電電株式会社の支援を受けて野球教室の紀藤塾を水戸市内に開塾している。それと並行して、2019年より水戸啓明高等学校（旧水戸短大付）の監督に就任した。

成績

通算投手成績

通算:19年	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
NPB	474	170	28	8	78	73	16	0	.517	1456.1	451	1146	700	659	4.07

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関連項目

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• 中日ドラゴンズ
• 東北楽天ゴールデンイーグルス