茅野市

茅野市 ちのし Chino City
自治体コード	20214-2
面積	266.41km2 （境界未定部分あり）
人口	56,415人 （2010年国勢調査）
人口密度	212人/km2
隣接自治体	長野県 　　諏訪市、伊那市、佐久市、 　　立科町、長和町、小海町、 　　佐久穂町、富士見町、 　　南牧村、原村 山梨県 　　北杜市
市の木	シラカバ
市の花	リンドウ
市役所所在地	〒391-8501 長野県茅野市塚原2丁目6番1号
市長	柳平千代一
特記事項	茅野市章 （ニコニコテレビ君） 茅野市公式ホームページ

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　茅野市とは、長野県諏訪地域の市である。日本の市の中で最も高い場所（標高801m）に市役所がある。

　八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山高原などの観光資源を多く抱える他、諏訪地域特有の精密工業も盛んである。

　なお、茅野市は「かやのし」と誤読されることが多くある。是非、「ちのし」と覚えてもらいたい。

地理

　八ヶ岳の裾野は富士山に次ぐ広さで、標高770m～1200mにわたる緩やかな斜面に市街地が広がる。宅地開発が進み、諏訪地域内の自治体で人口は最大である。

　太平洋側式の内陸性気候で、大部分が亜寒帯湿潤気候に属する。夏は冷涼、冬は放射冷却で-15℃以下にまで下がるほど寒冷であるが雪は少ない。

　前述の通り工業都市・観光都市のイメージが強めだが、パセリやセロリなどの高原野菜の産地としても名高い。また、冬の寒さと乾燥した気候を生かして、角寒天が生産されている。茅野市は寒天の生産量日本一である。

歴史・沿革

• 1905年（明治38年）　中央本線富士見駅―岡谷駅間開業。
• 1955年（昭和30年）　諏訪郡ちの町・宮川村・金沢村・玉川村・豊平村・泉野村・北山村・湖東村・米沢村が合併して茅野町が発足。
• 1958年（昭和33年）　市制施行、茅野市となる。
• 1981年（昭和56年）　中央道小淵沢IC―伊北IC間開通。茅野市内にICは設けられず。

ちの町

　1948年（昭和23年）から1955年（昭和30年）まで存在した「ちの町」は、日本初のひらがな市町村であった。これは茅野駅の所在地であった永明村が町制施行するにあたって、対岸の宮川村茅野との区別を図るための措置であった。

　今日ではひらがな市町村が全国各地に存在するが、当時としては斬新な発想だったかもしれない。

教育

小学校

茅野市立泉野小学校 茅野市立金沢小学校 茅野市立永明小学校 茅野市立宮川小学校 茅野市立北山小学校

茅野市立湖東小学校 茅野市立玉川小学校 茅野市立米沢小学校 茅野市立豊平小学校

中学校

茅野市立北部中学校 茅野市立永明中学校

茅野市立長峰中学校 茅野市立東部中学校

高等学校

長野県の県立高校の正式名称は、「立」が付かない「長野県○○高等学校」となっている。

長野県茅野高等学校

東海大学付属第三高等学校（私立）

大学

• 諏訪東京理科大学

交通

鉄道

• JR東日本
  • 中央本線
    • （←すずらんの里駅）―青柳駅―茅野駅―（上諏訪駅→）
    • 茅野駅にはすべての列車が停車する。

道路

• 高速自動車国道
  • 中央自動車道
    • ICは市内に存在しない。最寄りとなるのは諏訪IC。

一般国道 国道20号線 国道152号線 国道299号線

ビーナスライン 国道152号・299号線と上田市の美ヶ原高原美術館を連絡する観光道路（無料開放済）。メロディーロード舗装がある。

名所・史跡

八ヶ岳、蓼科山、霧ケ峰 車山高原 白樺湖 白樺リゾート ファミリーランド/池の平ホテル

諏訪大社上社前宮 尖石縄文考古館 日本最古の国宝「縄文のビーナス」は、茅野市で1986年（昭和61年）に発掘された。

イベント

諏訪大社式年造営御柱大祭（御柱祭） 数えで7年に一度の開催（寅年、申年の4月、5月）。茅野市には諏訪大社上社前宮がある。

茅野どんばん 茅野市5000年尖石縄文まつり

友好都市

旭市（千葉県） 1974年（昭和49年）12月、姉妹都市締結。 総社市（岡山県） 1984年（昭和59年）1月、姉妹都市締結。

伊勢原市（神奈川県） 1986年（昭和61年）1月、姉妹都市締結。 ロングモント市（アメリカ・コロラド州） 1990年（平成2年）5月、姉妹都市締結。

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関連項目

長野県 日本の市町村の一覧 長野県:市町村の一覧

主な出身有名人 菊池正美（声優） 小平奈緒（スケート選手、バンクーバー五輪銀） 山田孝太郎（漫画家）