野村貴仁 単語

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ノムラタカヒト

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野村貴仁1969年1月10日~)とは、日本の元プロ野球選手である。2000年から2001年までの登録名は野村生(のむら たかき)。

現役時代は左の中継ぎ投手として活躍し、海外も合わせ合計5球団に所属した。

現役時代

高知県高岡佐分校から三菱重工三原を経て1990年ドラフト3位でオリックス・ブルーウェーブに入団。

プロでは1年こそ登板機会がかったものの、2年から左の中継ぎとして頭を現し、3年1993年には36試合に登板して3勝3敗8セーブ防御率1.53と立な成績を残し、8月8日ロッテ戦では先発星野伸之の後を受けて6回1死から登板し、7回に島田茂、大村巌を連続三振、次打者の青柳進も1-2から空振りさせたが、この際に捕手ボールを後逸し、青柳振り逃げで一塁に。しかし続く堀幸一三振に仕留めて1イニング4奪三振を達成している。

95年は6月から一軍に上がったが、シーズンを通して抜群の安定感を見せ、37試合で自責点はわずか4点。防御率も0.98に止め、左打者に対しては打率.146と抑え込んでいる。この年はオフに球団から来期の年俸として3900万円を提示されるも、野村はそれよりも多い6500万円を希望し、両者合意に至らなかったため年俸調停を申請したが、最終的には球団側の提示が妥当とされた。

96年は場にやや調子を落としたものの、年間を通してセットアップーとしてチームに帯同して54試合に登板し、初めてオールスターゲームにも選ばれている。読売ジャイアンツとの日本シリーズではこの年38本塁打を放っている松井秀喜を4打数1安打に抑えてチーム日本一に貢献した。

97年も52試合に登板したが、98年に木田優夫とのトレードで読売ジャイアンツに移籍。

しかし巨人ではオリックス時代ほどの活躍は出来ず、2001年巨人を退団すると、憧れだったメジャーリーグに挑戦するためテストを受け、ミルウォーキー・ブルワーズマイナー契約を結ぶ。

2002年、開幕ロースターに入った野村は、4月3日アストロズ戦に5人として初登板すると、フリオルーゴ、代打ブライアンハンター三振殿堂入り打者クレイグ・ビジオを遊ゴロに仕留めた。しかし、2戦ダイアモンドバックス戦で投手ランディ・ジョンソン犠飛を打たれるなど3失点、5月に入ると7度の登板で13失点を喫してマイナー落ちし、一年で戦外になった。

その後2003年日本ハムファイターズに、2004年台湾コブラズに所属したが結果は残せず現役を引退した。

引退後

引退後は高知県に戻っていたが、2006年10月高知市内で覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕され、同年に執行猶予つきの有罪判決を受けている。野村は現役時代に外国人選手から「グリーニー」と呼ばれるアンフェタミン奮剤である覚醒剤に手を出し、96年頃から用を始め、同僚選手にも分け与えていた。

そして時が過ぎ2016年2月、通算525本塁打を放った大打者である清原和博覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されるというニュース日本中を駆け巡ると、野村清原巨人時代に覚醒剤を渡したとしてマスメディアの前にその姿を現す。
だがその姿はかつての現役時代とはかけ離れており、ごみが散乱する自宅に、うつろで浮浪者のようにボサボサに伸びた、そして長らく会話をしていないのか、それとも覚醒剤なのかぼそぼそと何を言っているのか聞き取りにくい話という姿に野球ファンだけでなく多くの人が「これが覚醒剤使用者の姿か」と衝撃を受けた。

他にも野村の野球教室?exitと思われるようなサイトも発掘されたが、どうみてもまともな日本人が書いたとは思えない、機械翻訳したかのような文章が並んでいる。

グリーニーとは

このグリーニーという物はカプセルの色がであることからグリーニーと呼ばれ、疲労を忘れさせ、集中を増す効果があると言われる。かつてはメジャーリーグでも頻繁に使用されていたが、2006年大リーグで禁止物に定されると、そのまま日本などの球界でも使用が禁止となった。(逆に言えばそれまでは使いたい放題だったとも言える)
ちなみに2008年巨人に所属していたルイスゴンザレスはこのグリーニーを使用していたとしてシーズン途中で解雇されている。

プレースタイル

最速151キロ直球に、140キロ台の速さで投げる高速スライダー武器とし、マウンドでも相手打者の内を容赦なくえぐる強気の投球を見せ、ほとんどのシーズンで投球回以上の三振を奪っている。

年度別成績

年度 球団 登板 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率 WHIP
1992年 オリックス 27 0 0 1 2 5 -- .333 46.1 15 35 15 13 2.53 1.42
1993年 36 0 0 3 3 8 -- .500 70.2 12 83 14 12 1.53 0.86
1994年 29 0 0 3 4 6 -- .429 47.2 25 58 29 23 4.34 1.55
1995年 37 0 0 3 1 2 -- .750 36.2 11 43 5 4 0.98 0.87
1996年 54 0 0 4 1 5 -- .800 69.1 28 84 28 22 2.86 1.20
1997年 52 0 0 4 5 8 -- .444 65.0 31 76 30 26 3.60 1.40
1998年 巨人 24 0 0 1 4 4 -- .200 19.2 18 23 11 11 5.03 1.88
1999年 15 0 0 2 0 0 -- 1.000 13.2 4 16 2 2 1.32 0.95
2000年 24 0 0 1 1 1 -- .500 20 8 21 18 15 6.75 1.30
2001年 40 0 0 2 1 0 -- .667 37 12 34 19 19 4.62 1.59
2002年 MIL 21 0 0 0 0 0 2 -- 13.2 18 9 14 13 8.56 2.12
2003年 日本ハム 6 0 0 0 0 0 -- -- 5.1 1 3 7 7 11.81 2.25
2004年 1 0 0 0 0 0 -- -- 4.0 1 5 2 2 4.50 2.00
NPB:11年 344 0 0 24 22 39 -- .522 431.1 165 476 178 154 3.21 1.28
MLB:1年 21 0 0 0 0 0 2 -- 13.2 18 9 14 13 8.56 2.12
CPBL:1年 1 0 0 0 0 0 -- -- 4.0 1 5 2 2 4.50 2.00

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