銀河帝国とは (ギンガテイコクとは) [単語記事]

銀河帝国とは

SFやスペースオペラ等のフィクションの作品に登場する銀河規模の国家・政体の形態の種類のひとつ、またはその名称。
かつて存在したアニメスタジオ。OVA「機神兵団」「ドミニオン」等を制作。

本項では1.について記載。

概要

ひとつの銀河系全体またはそれに準ずるような複数の恒星系を舞台とするフィクションの作品において、帝政の星間国家や政体を表して銀河帝国と称したり、あるいはそのものの固有の名称として用いられる。SFやスペースオペラといったジャンルの作品では、名称が直截的に物語やその舞台の規模の大きさを表すのに都合がよく使い勝手がよいためポピュラーな存在と言える。しかし、その反面、使い古された設定や安直にも見えてしまうこともある。

現実の地球上に存在した帝国をそのまま規模を大きくした恒星間国家や文字通りひとつの銀河系（天の川銀河とは限らない）全体を版図として支配する帝政国家など、作品によって種類は様々である。同程度の対抗勢力が別に存在していたり、複数の星系国家や恒星間国家の集合体としての帝国であったり、特に銀河帝国の定義が決められている訳ではないので、どのようなものかは各々の作品内の設定による。

概ね特徴としては、広大な領域を支配下に置くことから必然的に何らかの超光速の恒星間通信技術や航行技術を持っていることが多い。また帝政の中央集権的な国家である必要性の理由付けがなされていることが多い（規模の大きさや距離の問題で民主主義のシステムでは効率良く機能しないなど）。
架空の宇宙ではなく、天の川銀河を舞台にしている場合は、地球が帝都のような重要な位置付けやそうでない場合でも何らかの特別な位置付けであることが多い。
その他にも帝国を維持し支配下の領域に充分な影響力を及ぼすための強力な軍事力や技術の保有、生存や独立に不可欠な分野における何らかの独占的な立場の確立などが挙げられる。