間桐臓硯とは (マトウゾウケンとは) [単語記事]

その面、二度とワシの前に晒すでないと確かに申し付けたはずだがな…

間桐臓硯とは、ゲーム『Fate/Stay Night』及び、小説・TVアニメ『Fate/Zero』の登場人物である。
CV：津嘉山正種（青年期：立花慎之介）

身長体重：145 cm・43kg（しかし、ある程度可変だと思われる）
イメージカラー：群青
特技：株式投資、虫、鳥などの飼育（使役？）
好きな物：できの悪い孫たち、悪だくみ
苦手な物：太陽の陽射し
天敵：教会の代行者

概要を閲覧するとは、また殊勝な心がけじゃのう

『始まりの御三家』の一つである魔術師の家系、間桐家の実質的な当主と言える老人。
『Fate/Zero』の時点では間桐慎二の父親の間桐鶴野が表向きは当主となっているが、彼が実権を握っているため御飾りにすぎない。
戸籍上は間桐慎二と間桐桜の祖父、間桐鶴野と間桐雁夜の父親となっているがそれはあくまで戸籍上のことであり、実際は自身の魔術で500年以上生きている妖怪のような老人である。
平時は地主として生計を立てており、冬木市以外にも多数所有している土地を魔術師達に貸しつけて安定した収入を得ている。

元々はウクライナのキエフ出身の魔術師で日本に居を構える前はマキリ・ゾォルケンと名乗っていた。（間桐臓硯は当て字）
聖杯戦争を考案した一人であり、英霊を使い魔とするサーヴァントのシステム、二次から採用された令呪のシステムを創り上げた張本人である。
魔術属性は『水』、特性は『吸収』と『束縛』で、他者を律する技能と使い魔の使役に長けている。
取り分け使い魔として蟲を使役することが得意で、作中ではこの蟲の力で他者の肉体を作り替えたりするシーンも登場する。
とうに肉体的な寿命を過ぎているはずの彼が今まで生き長らえているのもこの蟲の力によるものであり、肉や霊体を他者から奪い取り自身の肉体を新しく構成している。
肉体と本体を分けているため肉体を潰されても殺せず高い不死性を持っているが、肉体の再構築こそ出来ても魂が経年劣化で腐っており、そのままの状態では苦痛に苛まれることになるため昔に比べると早期の交換が必要になっている。（日光も苦手）
この状態を改善し完全なる『不死』を獲得することが、彼の聖杯に託す望みである。
元々はある理想のために聖杯を求めていたが、数百年に渡り延命を続けたため、目的と手段が逆転してしまったのだった…。

長らく魔術師の家として代を重ねていた間桐家だったが、彼の代以後衰退が始まり、魔術回路が減少していく。
この状況を打破し、聖杯戦争に勝ち残るだけの力を持つ魔術師を得るために遠坂家と盟約を結び、桜を養子として引き取る。
桜は高い魔術師としての素養を持っているがあくまで遠坂家の魔術師だったため、『教育』と称して間桐家の魔術師とする身体を作るための拷問を行っていた。
桜が彼に引き取られたと聞き間桐家に出戻った間桐雁夜との再会から、この陣営の物語は始まることになる。

性格は陰湿かつ狡猾な外道。
間桐雁夜が間桐桜を解放するため家に戻った際、彼の英雄的な思想に気分を害し、魔力消費が大きい、つまり雁夜を痛みで苦しめることが出来るバーサーカーを召喚するように指示する様からもその性格の悪さを察することが出来る。
彼が家を出た後おとなしくしているようであれば咎めないつもりだったようだが、虫の居所が悪かったせいで雁夜はより苦しむことになるのだった…。