陀

陀とは、サンスクリットの音写でよく使われる漢字である。

漢字として

陀

Unicode

U+9640

JIS X 0213

1-34-43

部首

⻖部

画数

8画

岮

Unicode

U+5CAE

部首

山部

画数

8画

𨹕

Unicode

U+28E55

部首

⻖部

画数

9画

意味

険しい、曲がりくねった、斜め、くずれる、崖、という意味がある。〔玉篇〕には「陂陀、險阻なり」とある。〔博雅〕に「陂陀、衺（なな）めの貌なり」とある。

阤、陊と声義とも似たような字。

字形

形声で声符は它。它はヘビを表す字で、曲がりくねる意味がある。

音訓

音読みは、タ（漢音）、ダ（呉音）、訓読みは、ななめ、くずれる。

規格・区分

人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。2004年に人名用漢字に採用された。

声符

陀を声符とする漢字には、𦱆などがある。

語彙

陀陀・陀羅尼

異体字

• 岮は、〔集韻〕にある異体字。
• 𨹕は、〔龍龕〕にある異体字。
• 坨は、〔正字通〕に訛字とある字。地名に使う。