雪印メグミルク 単語

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ユキジルシメグミルク

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雪印メグミルク株式会社東京都新宿区町、東1部 2270・札 2270)とは、
2009年10月1日に「雪印乳業株式会社(雪印)」と「日本ミルクコミュニティ株式会社メグミルク)」が経営統合して発足した共同持株会社である。JA全農農林中央金庫となっている。

現在業業界3位。

設立経緯と事業再編

雪印乳業は長らく業界首位となっていたが、2000年の集団食中毒事件と2002年子会社、雪印食品による牛肉偽装事件で信用を失墜。

雪印食品は同年解散に追い込まれ、2005年には法人格も消滅。
牛乳発酵、飲料部門も2003年分社化、同じく不祥事を起こした全酪連系列のジャパンミルクネットなどと統合し日本ミルクコミュニティを設立。
2009年に再び雪印乳業と経営統合を行い、共同持株会社雪印メグミルクを設立。

2011年4月1日雪印メグミルクは、雪印乳業チーズバター等製造)と日本ミルクコミュニティ牛乳・飲料・ヨーグルト等製造)を吸収合併し、事業会社となった。

アイス事業はロッテとの合弁会社ロッテスノーを経たあとロッテに吸収された。また、冷凍食品事業もアクリフーズとなった後、後の農混入事件(これは当時の契約社員犯人)によってマルハニチロに吸収された。

一方で、チーズ事業は事件からわずか半年後で業界首位を奪還している。

開発力

開発の高い企業としても知られており、特にチーズ事業において、業界や世界に与えたは計り知れない。

とりわけ、革命的なヒット商品となったのが、熱で溶融するスライスチーズ「とろけるスライスである(なお、世界で初めてスライスチーズ開発したのはQBB)。これを開発した背景には1987年頃に勃発したイタ飯ブーム歴史を繙くと商社側の思惑があるのだが、それは自重する)に端を発するピザ人気上昇であり、庭でも手軽にピザトーストを楽しめないかという試みで開発されたものである。なお当時、ナチュラルチーズで溶けるものはあったが、プロセスチーズでは実現不可能であった。それを試行錯誤の末、開発に成功。上層部は「こんなもの売れるか」と懐疑的だったが、一人の社員が絶対的な自信を持ち、試験販売したところ、これが予想を覆す大ヒットとなり、現在に至る。また、これはちょうどバブル期にはパン食がオシャレ文化としても人気が出てきたこと、それに伴い、それまでの縦トースターから横トースターが普及していったことも人気を後押ししている。

また、さけるチーズ開発したのも同社である。これはイタ飯ブームが収束し、イタリア料理が一般的になってきた頃人気が出てきたモツレラチーズヒントを得ており、おつまみの「さきいか」のように裂けるチーズが作れたら面いんじゃないか、という社員の試みで始まり、当時は小淵沢工場(かつて存在した工場)だけの限定販売だったが、口コミで評判が広がり、全的な商品となった。また、この「さけるチーズ」はお酒おつまみ、オードブルはたまたしのぎおやつとして人気が出るなど、チーズ食の民化に新たにを与えている。そして内生産シェアは驚きの100%となっており、量産化が途轍もなく困難なため、産では雪印しかナショナルブランドは存在しなかった(今は明治海外から仕入れているほか、内では3社が販売している)。そして、その技法は関係者以外知らない企業秘密となっている。

また、チーズではカット包装でヒットした6Pチーズトッピング的で開発されたカッテージチーズのほか、ヨーグルト味を抑えた「ナチュレ」など他にも革新的な商品が多い。

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