電鈴式踏切とは、電鈴(鐘(ゴング))で警報を鳴らす踏切である。
現在、踏切には単にスピーカーで警報音を再生するだけの「電子音踏切」がほとんどであるが、電鈴式踏切は、「警報電鈴」を警報機に使用した踏切で、電子音ではなく、実際にゴングを鳴らして警報を鳴らす鐘踏切の一種である。この電鈴は旧国鉄が設計したもので、どのメーカーでも規格が統一されている。形は水滴型。音はチンチンチン♪と甲高い。構造から、「電鈴踏切」「ゴング踏切」などと呼ばれる。また、親しみをもってその音から「チンチン踏切」とも呼ばれる。
鐘踏切の中では最も多く残っているタイプで、現在は、熊本電鉄に非常に多く残っている(沿線の9割方が電鈴式踏切。日本でこれほどまでに鐘踏切が残っている鉄道は他に例を見ない)ほか、北陸鉄道(現在は一部路線廃止・ほとんどが電子音化されたため、数が減ってしまった)また、岳南鉄道・福井鉄道・三井三池専用線など(他多数)の鉄道に残っている。
電鈴式踏切のことを電鐘式踏切や、交流電鐘式踏切のことを電鈴式踏切と言う人も多いが、電鐘式踏切は鐘が釣り鐘形をしている。交流電鐘式踏切は鐘が四角い箱にゴングをくっつけたような形をしている。
現在、電鈴式踏切を含めた鐘踏切の多くは騒音問題などにより電子音タイプに交換が進んでいるため、だんだん減ってきている。
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2 ななしのよっしん
2016/06/12(日) 07:39:28 ID: DvPnX37PMd
電鍾→「カランカラン」
電鈴→「チリンチリン」
と言うことでおk?
電鍾の方は音とランプの点滅がシンクロしてるんだっけ?
3 ななしのよっしん
2017/05/28(日) 12:26:39 ID: hpq3Upj5iV
https://
2分27秒から
珍しい国鉄の電鈴式踏切。国鉄では1960年代ごろから既に電子音化が始まっていたようで、1970年代にはほぼ無くなっていた模様。1987年の民営化時にはおそらく消滅していた。
それと、台湾の台湾鉄路管理局でも電鈴式踏切は存在していた。これは、日本統治時代に台湾の鉄道にも本国と同じ警報機を導入したからとかで、戦後でも好まれて日本製の電鈴が使われていたのだとか。今でも日本製で日本型の警報機を使っていて、そのため日本と台湾の踏切は非常によく似ている。ちなみに台湾では踏切を「平交道」という。
https://
この映像は1988年廃止の台湾鉄路管理局淡水線のもの。つい最近まで台湾でも電鈴式踏切は残っていたらしいが、今は無いんだとか。
4 ななしのよっしん
2020/02/19(水) 00:01:15 ID: GE/Q0vVUK0
テレ朝CSの鉄道発見伝だと、岳南電車の踏切を電鐘式って紹介してたけど
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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