韃靼戦法

概要海峡

韃靼戦法とは、音MADを作成する際に用いられる手法の一つである。

音声MADWikiの概要ページによれば、以下の4点が特徴として挙げられる。

1. ピッチ変更を行わない
2. 素材を切る位置が自由（通常の音MADでは言葉になるように編集する）
3. タイムストレッチや逆再生を多用する
4. 16分音符～64分音符の細かい休符が入る

従来の音MADでは、曲に対して素材のリズムやピッチを合わせることで、歌っているような自然さを追及させてきた。

しかし、この戦法ではあえて素材をそのままのピッチで用い、コマ切れにすることで疾走感を演出している。素材の使い方も、従来のワンフレーズごとという使い方ではなく、自由な位置で切り刻むため、何を言っているのかわからなくなることも多い。

見た目に反してかなりの手間がかかる手法である。元曲のリズムに合わせるために細かい休符を入れる必要があったり、後から映像を付ける場合は音声に合わせるために細切れにしなければならなかったりと、技術と根気が必要となる。

韃靼戦法のルーツはドラムンベースなどのブレイクビーツを多用した音楽で使われている手法で、ピッチ変更の音MADしか作っておらず、尚且つ刻みの経験が全くない人にとっては至難の業である。適当に音を並べると曲として成り立たなくなってしまうので、何回も聞き直して一番自然になるようにする必要がある。

関連項目

• 韃靼海峡
• 鳥羽一郎
• 新ドナルドP
• ドラムンベース