傾とは、かたむく、かぶくという意味の字である。
漢字として
- 意味
- かたむく、かたむける、斜めにする、敗れる、衰える、沈む、敬服する、つぎ込む、危ない、という意味がある。また頃と通じて、ころ、という意味がある。
- 〔説文解字・巻八〕には「仄なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は頃。頃は傾の初文で、かたむける意味がある。
- 音訓
- 音読みはケイ(漢音)、キョウ(呉音)、訓読みは、かたむく、かしぐ、かたぶく、あやうい。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 傾倚・傾河・傾蓋・傾危・傾国・傾斜・傾城・傾仄・傾側・傾注・傾聴・傾倒・傾頭・傾慕
異体字
- 𨻺は、〔玉篇〕に「危ふきなり。亦た傾に作る」とある字。〔説文〕には別の字として載っている。
- 簡体字は倾。
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最終更新:2024/03/29(金) 08:00
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