武

武とは、武力や武芸、武勇のことをいう言葉である。また以下のことを表す。

人名

中国語圏、日本で姓名に用いられる。

武姓

• 武邦彦（1938年 - ） - 日本の騎手、調教師
• 武豊（1969年 - ） - 日本の騎手。武邦彦の子
• 武幸四郎（1978年 - ） - 日本の騎手。武豊の弟
• 武虎（1974年 - ） - 日本の声優
• 武三思（? - 707年） - 唐の政治家

名前

• 青野武（1936年 - 2012年） - 日本の俳優、声優
• 北野武（ビートたけし、1947年 - ） - 日本の映画監督、お笑いタレント
• 妹尾武（1969年 - ） - 日本のピアニスト、作曲家
• 金城武（1973年 - ） - 日本の俳優
• 趙武（前598年 - 前541年） - 晋に仕えた政治家
• 蒙武（? - ?） - 秦の武将
• 竇武（? - 168年） - 後漢末の人
• 陳武（? - 215年） - 後漢末の武将

架空のキャラクター

• 朱武 - 小説「水滸伝」の登場人物
• 桃城武 - 漫画「テニスの王子様」の登場人物

その他

• 武帝 - 中国語圏の諡号の一つ。
• 武公 - 中国語圏の諡号の一つ。
• 武王 - 中国語圏の諡号の一つ。
• 武 - 古代中国の長さの単位。歩の半分で三尺
• 武 - 武蔵国のこと。武州
• 武 - 古代中国の地名

漢字として

武

Unicode

U+6B66

JIS X 0213

1-41-80

部首

止部

画数

8画

𢎁

Unicode

U+22381

部首

弋部

画数

7画

意味

勇猛、強い、軍事、武力、戦士、兵法、兵器、足趾、足、跡を継ぐ、という意味がある。

また、舞と通じて舞うという意味がある。

字形

止＋戈による会意。武器を持って進む意味。〔詩経〕に「帝の武（あしあと）の敏（おやゆび）を履（ふ）みて、歆（う）く」とある。また〔礼記·曲礼〕に「堂上には武を接し、堂下には武を布く」とある。〔説文解字・巻十二〕は、〔春秋左氏伝・宣公十二年〕を引いて「楚莊王曰く、夫れ武は、功を定め兵を戢（おさ）む。故えに止戈を武と爲す」と、武器を収める意味と説明している。

音訓

音読みはブ（漢音）、ム（呉音）、訓読みは、たけし、もののふ、あしあと。名のりに、いさ・いさむ・たける・たつ、がある。

規格・区分

常用漢字で、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

声符

武を声符とする漢字には、陚、賦、䟼などがある。

語彙

武運・武器・武具・武勲・武功・武士・武者・武術・武将・武人・武装・武闘・武門・武力

参考

草書体が平仮名のむのもととなった。

異体字

• 𢎁は、〔字彙〕にある異体字。

関連項目

• 日本人の名前一覧
• 海外の姓名の一覧
• 日本の苗字（名字）の一覧