益

益とは、以下のことを表す。

• 益 - 役に立つこと
• 益 - 利益のこと
• 益 - 六十四卦の一つ。風雷益。䷩。
• 益州 - 中国にかつてあった行政区分

人名

• 益 - 中国神話の人物
• 李益（748年 - 827年?） - 唐の詩人
• 北村益（ます、1868年 - 1951年） - 日本の政治家
• 曾禰益（えき、1903年 - 1980年） - 日本の官僚
• 山口益（すすむ、1895年 - 1976年） - 日本の仏教学者

漢字として

益

Unicode

U+76CA

JIS X 0213

1-17-55

部首

皿部

画数

10画

𠍳

Unicode

U+20373

部首

人部

画数

14画

益

Unicode

U+FA17

部首

皿部

画数

10画

意味

旧字は益。

水があふれる（溢に通じる）、ふえる、ゆたか、多い、ます、ますます、もうけ、役に立つ、援助する、少しづつ、という意味がある。〔説文解字・巻五〕に「饒（おほ）きなり」とある。

字源

水＋皿の会意。容器から水が溢れる意。

音訓

音読みは、エキ（漢音）、ヤク（呉音）、訓読みは、あふれる、ます。

規格・区分

常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

声符

益を声符とする漢字には、嗌、搤、溢、隘、縊、謚、齸、𪕶、蠲などがある。

語彙

益者三楽・益獣・益智・益虫

異体字

• 𠍳は、〔康煕字典〕に古の益字なりとある異体字。また〔集韻〕に嗌の籀文とある。

互換文字

• 益は、Unicodeにおいて益と互換とされる文字。

関連項目

• 日本人の名前一覧
• 海外の姓名の一覧

六十四卦

坤	剝	比	観	豫	晋	萃	否
謙	艮	蹇	漸	小過	旅	咸	遯
師	蒙	坎	渙	解	未済	困	訟
升	蠱	井	巽	恒	鼎	大過	姤
復	頤	屯	益	震	噬嗑	随	無妄
明夷	賁	既済	家人	豊	離	革	同人
臨	損	節	中孚	帰妹	睽	兌	履
泰	大畜	需	小畜	大壮	大有	夬	乾