窮

窮とは、きわまるという意味の漢字である。

漢字として

窮

Unicode

U+7AAE

JIS X 0213

1-21-71

部首

穴部

画数

15画

意味

きわまる、終わる、きわめる、行きつく、行き詰まる、塞がる、不遇、志を遂げられない、貧しい、悪人、という意味がある。〔説文解字〕の本字は竆で〔説文・巻七〕に「極まるなり」とある。

字形

躳声の形声説、穴＋躳の会意説がある。躳は身体という意味の字。

音訓

音読みはキュウ（漢音）、グ、グウ（呉音）、訓読みは、きわまる、きわめる。

規格・区分

常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

声符

窮を声符とする漢字には、藭、𥨪などがある。

語彙

窮陰・窮鬼・窮極・窮苦・窮屈・窮困・窮策・窮死・窮状・窮鼠・窮措大・窮達・窮地・窮乏・窮余・窮理

異体字

竆

Unicode

U+7AC6

JIS X 0212

49-68

部首

穴部

画数

19画

𥧺

Unicode

U+259FA

部首

穴部

画数

16画

𨉺

Unicode

U+2827A

部首

身部

画数

18画

䠻

Unicode

U+483B

部首

身部

画数

15画

• 竆は、〔説文〕の本字。JIS X 0212補助漢字。
• 𥧺は、〔字彙補〕に窮と同じとある異体字。
• 𨉺は、〔字彙補〕に窮と同じとある異体字。
• 䠻は、〔漢語大辞典・異体字表〕やUnicodeにある窮の異体字。また使役する、体を曲げるという意味がある。
• 簡体字は穷。