訴

訴とは、訴えるという字である。

漢字として

常

訴

Unicode

U+8A34

JIS X 0213

1-33-42

部首

言部

画数

12画

音読み（常用）

ソ

訓読み（常用）

うったえる

意味

訴える、裁きを求める、告げる、そしる、懺悔する、という意味がある。

〔説文解字・巻三〕に「告ぐるなり」とある。また「論語に曰く、子路を季孫に訴ふ」と論語を引用する。〔広韻〕に「訟なり。毁なり」とある。

字形

形声で声符は斥（㡿）。

音訓

音読みはソ（漢音、呉音）、訓読みは、うったえる、つげる。

規格・区分

常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

語彙

訴因・訴怨・訴冤・訴願・訴訟・訴状・訴追・訴人

異体字

𧦡

Unicode

U+279A1

部首

言部

画数

11画

𧪜

Unicode

U+27A9C

部首

言部

画数

17画

𧩝

Unicode

U+27A5D

部首

言部

画数

15画

愬

Unicode

U+612C

JIS X 0213

1-56-39

部首

心部

画数

14画

𧦓

Unicode

U+27993

部首

言部

画数

11画

𧩯

Unicode

U+27A6F

部首

言部

画数

16画

𧫋

Unicode

U+27ACB

部首

言部

画数

17画

• 𧦡は、〔説文〕の本字。
• 𧪜は、〔説文〕に「訴、或ひは言、朔に從ふ」とある異体字。
• 𧩝は、〔字彙補〕にある𧪜の訛字。〔川篇〕には「向なり」とある。
• 愬は、〔説文〕に「訴、或ひは朔、心に從ふ」とある異体字。
• 𧦓は、〔金石文字弁異〕にある異体字。〔北魏孝文弔比干墓文〕にあるという。
• 𧩯は、〔字彙〕に訴と同じとある異体字。
• 𧫋は、〔字彙補〕に〔説文長箋〕を引いて𧪜と同じとある異体字。
• 簡体字は诉。